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プレ村・留学@宇陀 2/15〜2/17

2/15〜2/17の3日間、奈良県宇陀市へのプレ村・留学に参加しました。そこで学んだこと、感じたことを備忘録として!残したいとおもいます☺︎

村・留学とはー

"「留学」は「海外」だけじゃない"

海外を訪れると価値観ががらっと変わる瞬間があるように、日本の中山間地域や離島を訪れることでも似た経験ができる。 "日常"を変えて、持続可能な形で現在まで残ってきた地域の在り方に触れて、そこで暮らす人の人生に触れて、自分の「生き方」を見つめ直す時間を与えてくれる、そんなプログラムです。

本当は、8泊9日とかで実施するプログラムやけど、今回は、その本番のプログラムを「ツクる」ための事前研修的な"プレ"村・留学でした。

私は、知り合いのFacebookで知って、この春から「街の潜在資源を活用して地域を変えて、盛り上げていくこと」を仕事にする自分にとってぴったりだなと思い、参加を決めました。


Zoomでの面接や顔合わせを経て、いざ当日!
3日間のスケジュールは、こんな感じでした。

◯1日目
10:30 京都御所前集合、シャトルバスで宇陀へ
13:30 ARUYO GUEST HOUSEに到着
14:00 ブレインストーミング、興味のあるテーマ毎にグループ作り
17:00 夜ご飯準備、順番にお風呂🛁
20:00 みんなでいただきます🙏🏾
25:00 就寝😪

◯2日目
5:00 起床
5:30 鳥見山登山開始、朝陽🌅を見に!
7:00 登頂⛰とっても綺麗でした。
7:30 朝食🍳
8:30 フィールドワークへ出発!
9:30 藤本さんにお話を伺う
11:30 菊本さんにお話を伺う
16:00 山口さん、林さんにお話を伺う
18:00 ARUYO GUEST HOUSEに帰宅🏠
18:30 みんなでいただきます🙏🏾
20:00 グループ毎に今日の成果まとめ
21:00 暖炉🪵のあったかい部屋で各グループ発表
22:30 お風呂🛁入ったりカードゲームしたり、、
27:00 就寝😪

◯3日目
6:30 起床
8:00 朝食🍳
9:00 村・留学本番に向けて、プログラム作成
12:00 昼食🍚
13:00 まだまだプログラム作成。。
16:00 まだ(仮)状態だけど、一応完成✨!
16:10 お世話になったお家の掃除🧼
17:00 みんなで記念撮影して、宇陀にお別れ🤝
19:30 京都御所前でさいごのハドル(T . T)


色んな感情があった3日間で、何にフォーカスして書いたらいいかがむずかしいやけど

・価値観の変化編
・人との接し方編
・まちづくりへの学び編

の3つに分けて書いてみたいなと思います。


・価値観の変化編

観光/旅行を・・

「その地域を訪れることじゃなくて、そこにいる人に会いに行くことを目的にするということ」

の言葉への出会いが、1番の学びでした。

会いたい、と思う人がただその土地にいるだけ。

そんな人が日本全国にいる、年を重ねるごとにそんな人が増えていく、とっても素敵なことだなと感じました。そんな温かい気持ちで観光経済が回って、地域が潤って、地域がもっと活性化される。

プラスのパワーがたくさん循環している気がします。

足を運んでまでわざわざ会いたいと思える関係性をたくさん作りたいなあ、そんな温かい想いで色んな土地を訪れたいなぁと思いました😌


あとは、初めて田舎暮らしを経験してみて、

「不便さの中にある豊かさ」

を肌でたくさん感じました。

田舎に暮らしている人たちは、物理的に離れていても、お互いの性格や普段どんなことをどんな想いでやっているかをちゃんと知っていて。

困った時はお互い様精神で、みんなで支え合いながら暮らしている様子に、羨ましさも覚えました。

庭で取れたお野菜をもらったお返しに、自分の得意なことでお返ししてあげたり。

少し様子がおかしいなと思って家に駆けつけたら奥さんが入院していて、旦那さんが家事や仕事に手一杯だったみたいで助けてあげたり。

周りの小さな変化に気がついて、良いこともわるいこともみんなで分け合って、手を取り合いながら毎日を楽しんでいる様子がとっても素敵だなと感じました。

チェーン店は全然ないけど、その街にしかない昔ながらのお店の味を楽しんだり、そのお店を守るためにみんなで売り上げに貢献したり。

ものが"無い"中で諦めるんじゃなくて、どうにか工夫して何かを作ったり。

一人ひとりの、一つひとつの「繋がり」がとっても濃くて、都会にはない温かさを感じました。


・人との接し方編

顔も名前も知らない初対面の20人での団体行動。

こんな遠足のような合宿のような感覚は、ほんまに久しぶりでした。

人に心を開くのが苦手やからたくさん緊張もしたけど、みんなの思いやりと優しさが温かくて、いつの間にかそんなことも忘れてました🐨


自分のことをまったく知らない人に自分をどう表現するかは、何回経験してもアタフタする、、けど

お互いに興味を持って話して、その人のルーツや価値観に触れて、だんだんと心を開いてくれる瞬間がとっても嬉しかったなあ◎

料理、フィールドワーク、カードゲームとか、何か1つのことに取り組む中で、徐々にリラックスできて、気を遣わずに自然と笑顔が溢れる空間が幸せでした。


でもでも、プレゼンの瞬間は、また違った緊張が走りました(p_-)

人と普通に話すだけでも緊張するのに、みんなの前に立って話すのは、これまたど緊張でした。

2日目の夜に、その日のフィールドワークで聞いたこと、学んだこと、感じたことをみんなで発表する機会があって。

どうすれば、今日お話を伺った4人の方の「まちづくり」に対する熱い想いをみんなに伝えられるのか、、

どうすれば、みんなに興味を持ってもらえる話し方ができるか、、

とか待ってる間もずっと緊張でした。

何回経験しても本当に慣れない、むずかしい瞬間やけど、感じたことが多かったからこそ、自分の想いをちゃんと伝えたいって思えた良い緊張感でした。

どのグループも濃い内容やったし
班メンバーの協力があってこそのことやけど

終わってから1人の子が

「ゆりんこのグループが1番わかりやすくて聞いてて面白かった!」って言ってくれたのもめちゃ嬉しかった。

そんな一言の会話やけど、1日の疲れが全部むくわれたし、わざわざその一言を伝えてくれる優しさに感謝がいっぱいでした◎


・まちづくりへの学び編

ここまでもだいぶ長くなってしまったけど、、
さいごはまちづくりへの学び編を記録したいと思います🙊

1日目のブレインストーミングで、各自が「宇陀になにを学びにきたか」を書いて、フィールドワークでの班を作るために6つのグループに分かれました。

・薬草チーム
・食チーム
・生活チーム
・移住チーム
・広告、発信チーム
・まちづくりチーム

薬草が有名な宇陀やから、薬草レストランを経営してる人や薬草の効果を研究してる人に会ってみたいな〜とか

宇陀の人にとって「当たり前」の生活に触れてみたいな〜とか

宇陀でしか見れない自然を感じにいきたいな〜とか

色んな想いはあったやけど、やっぱり1番多くのWANTは「まちづくり」関連ばっかりだったので、まちづくりチームに入ることにしました。


そして2日目のフィールドワークの中で、宇陀の「まちづくり」に熱い気持ちを持つ4名の方にお話を伺うことができました。

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1人目
お名前: 藤本 勝也(ふじもと まさや)さん
職業: 宇陀市観光ボランティアガイドの会会長

◎現在の活動 
宇陀市の魅力を案内する観光ボランティアガイドを15年務めている。

◎なぜその活動をしているのか?
パンフレットからは見えてきづらいDEEPな宇陀市を知ってもらって、宇陀市へのリピーターを作るため。
大都市にはない、田舎ならではの風情を感じたり、伝統を学んだりする楽しさを世界中へ伝えたいため。

◎藤本さんの魅力
国宝に認定されている神社やお寺、街並み。名産品である薬草、奥ゆかしい歴史など様々な魅力があるにも関わらず、外部へ上手く発信できていないことに危機感を覚えて、自ら宇陀市の活性に貢献されている。建物や風景の歴史に関する豊富な知識も一級品。


2人目
お名前: 菊岡 基益(きくおか もとよし)さん
職業: 宇多松山珈琲館 カフェにっこり マスター

◎現在の活動
小中学校の教師を引退し、現在はカフェを経営しながら、まちおこしのための活動(シェアハウスやコミュニティ形成など)をしている。
また、大学生の頃から45年間ミニバスケの監督を週に12ヶ所で今でも続けている。

◎なぜその活動をしているのか?
学校教師を引退し、自治会長を歴任するなかで地元の祭りに関わることがあり、そこでの人手不足の悩みを解消するために第二の人生として街おこしをしようと思うようになった。
街おこしをする拠点にしたいと思って退職金を全て投資して家を改装したり行政への働きかけを行ったりする中で、宇陀でまちおこしに成功している人が少なく、自分の教師の経験が活かせることに気がつく。
そこから本格的に、今年の4月の街おこし支援大学の創設に向けて活動している。

◎菊岡さんの魅力
教師や監督をしていた経験から語られる、人を育てるということについての深い哲学や熱い想いがある。
また、同じモノでも大きく人の見方を変えてしまうような価値創造が非常に得意で、人の感情を起点とした語り口調が非常にユーモアや示唆に富んでいて、聴いていて飽きることがない。



3人目・4人目
お名前: 山口 久夫(やまぐち ひさお)さん
             林 雅子(はやし まさこ)さん
職業: 山口さん
         →宇陀市企画財政部まちづくり支援課課長
         林さん
         →宇陀市企画財政部まちづくり支援課課長補佐

◎現在の活動
行政の立場から、宇陀市の「まちづくり」について精力的に取り組んでいる。
菊岡さんのプロジェクトに協力的な姿勢を見せたり、若者の声を集めて新しい企画を実行しようとしたり、住民の想いを反映させた政策づくりを心掛けている。
より良い宇陀市を作っていくためどうすれば良いのか、日々奮闘中。

◎なぜその活動をしているのか?
人事異動でまちづくり課に来られ、活動を開始。
取り組んでいるうちにその面白さに魅了された。

◎山口さん・林さんの魅力
お2人とも市役所役員でありながら、とっても気さくでフレンドリー。
宇陀市で何か面白いことをやってやろう!という、住民目線でのまちづくりへ向けた熱い想いも持ち合わせている。
宇陀市を盛り上げることはもちろん、宇陀市だけでなく奈良県、さらには関西地域と段々と範囲を広げて、最終的には日本全国を盛り上げていきたいという野望を持つ。


素敵な4名の方に出会えて、とても嬉しかったです。

自分としては「まちづくり」に関してここまで深く、住民や行政の方の想いに触れたことが初めてで、現場の"リアル"がたくさん感じられたことが大きな学びでした。

理想と現実の狭間でどうやって折り合いをつけるか、

どうやって想いを共有して目標に取り組んでいくか、

共通する「宇陀をもっと盛り上げたい」の気持ちだけでここまで熱くなれて、正解がない挑戦をし続けられる方々に、感服の一言でした。


春からは、そんな熱い想いが溢れる全国の都市を全力でサポートしたいと改めて思えたし、

「帰りたい」と思えるまち、
「また会いたい」と思える人、
が増えていくんだろうなぁと思うと

とってもパワーがみなぎりました🌅


めっちゃ長い文章になってしまったけど、、、

3日間を通して、たくさんの新しい経験ができて、
素敵な繋がりが芽生えて、
勇気を出して行ってみて良かったなあと

今、心から感じられていることが大きな財産だと思います。

自分がこれからやりたいことを拙い言葉ながらもたくさん話して、

ただ、うんうんって頷きながら笑顔で聞いてくれて、

素敵だね。次合う時が楽しみだねって
応援してくれる空間が、仲間が、
とっても温かくて愛おしかったです◎

この素敵な経験を今後の活力に!できるよう、
これからもがんばりたいいです🙂


おわり

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