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ディスではないアンサーソング

ご無沙汰になってしまいました。書こう書こうと思っていたら気づいたら1ヶ月経っているので恐ろしいものです。
特に面白いこともなく、先日風俗に行ったら嬢から「右手がバイブ」と言われました。嬉しいんだかなんだか・・

表題です。フリースタイルダンジョンから派生してバトルが大人気ですね。個人的にはそろそろ廃れるかなと思っていたのですが個性的なラッパー達の新陳代謝が高く、もう数年は流行が続きそうです。フリースタイルダンジョン第一世代参加者達のほとんどが名前を聞くことも無くなってきてしまっていますが・・。

で、バイオレンスなやり取りばかりが取りざたされ、YOUTUBEでもDISにまつわる動画が目立っていますが今回は個人的に思い入れのあるピースなアンサーソングを紹介。

ONE-LAW/提灯 feat. 三島 a.k.a. 潮フェッショナル

絶賛服役中のONE-LAWプロデュースによる名盤「MISTY」収録の1曲。ラップするは超絶下ネタラッパーの三島 a.k.a. 潮フェッショナル。MISTY収録曲の中でも一際哀愁漂うトラックの上にリリース当時服役していたKING104に向けたラップが光る。三島 a.k.a. 潮フェッショナル自身の1stソロアルバム内にもDJ GATTEM aka LORD 8ERZによる大ネタ使用のリミックスが収録されておりこちらも名曲。服役中の仲間に対する思いと自身および周辺の近況をつづっている。

そんなKING104からのアンサーソングである「行灯」

プロデュースを提灯と同じくONE-LAWが行っており、三島へのアンサーとなっている。リリックから察するに獄中にいた時に三島の曲(リリック)を聴き、書いたのでは無いかと思われる。二人の仲間としての想いが感じられる名曲だ。ところで、行灯を聴いていて思ったがトラックやラップの節からどこかで聴いたことあるなぁと思ったらケツメイシの「手紙~未来」とフローのコードが似ているような気がした。本人が意識しているか分からないが内容としても似たところがあるのでスタイルとしては全く違うがテーマ的には似た点が面白いなと感じた。


不可思議/wonderboy - Pellicule

ポエトリーリーディングスタイルの若手ラッパーとして注目されており、1stアルバムリリース直後に不慮の事故により他界。彼の代表曲で久しぶりにあった友人とのやり取りを歌っている。Pelliculeとはフランス語で「フィルム」という意味だが「写真」という意味もあり、過去につるんでいた友人たちと「あの頃」に撮った写真を見ながら思い出話やこれからについて語ったか、もしくは「薄っぺらい」という意味から仲のよかった友人たちも気づいたらいなくなり、久々にあっても他愛ない会話しか出来ず、昔とは違い文字通り「薄っぺらい」関係だったと気づかされたか。と考えさせられる名曲だ。
そんな彼と生前交流のあった神門からのアンサーソングで同名の曲。

出だしからオリジナル曲のリリックと同じ小説から始まり、彼への思いを吐き出す。各所に不可思議/wonderboyの他楽曲のパンチラインも入っており単純にアンサーソングの出来として素晴らしい。

狐火-Answer Pellicule 

不可思議/wonderboyが如何に同世代ラッパーからリスペクトされていたか。神門と狐火という二人からこれだけ深い思いをつづられることが証明だろう。

そんなわけで今回は以上になります。ラッパー同士のこうしたピースなアンサーもDIS曲以上に多く面白いので他にも思い出したら紹介していこうと思います。

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