タワーレコードで宇多田ヒカル過去アルバムのレコード発売記念で各DJが宇多田音源でMIXをしていましたがアナログ発売記念なのに全員PCでDJしていたことに果てしなく疑問を覚えた昨今。EP出てる音源もあるしLPでがんばってやることも出来るだろうに。てかWENODのメルマガ見たら最近は2LP作品がプレミアでもないのに6,000円とかするとビビる。誰が買ってるんだろう・・

表題、新宿UNIONで500円ぐらいで購入。北海道は釧路市出身の2MC＋DL＋MPCの4人組。MCのうちS-SENCEはULTIMETE MC BATTLEの北海道大会で優勝後にソロでアルバムをリリースしたりと2010年前まで精力的に活動していた模様。表題作は2005年にリリースされたミニアルバムでこの作品の前の2004年に自主制作で1枚リリースされているとのこと。「アングラの詩的な進化論」においても数曲収録されており、他収録楽曲の中でもクォリティが高い楽曲でその界隈では有名だったのか・・

トラック面は温かみのあるジャジー楽曲で統一されており、この時期のジャジートラックだとゴミみたいなドラムループの曲が多い中今でも通用すると思えるぐらいハズレ曲の無い構成。初期GAGLEにも通じる。J.RAWLS(!!)とSPCのリミックスが収録されていてこちらも良い！ラップスタイルはオーソドックスなライミングスタイルで強いていうなら2MC共に同じスタイルなのが残念・・ぐらいか。

2000年初頭に増えたジャジーHIPHOPの名盤群に比べれば時期的にちょっと遅かったと思うが、今でも充分かっこいいと感じるアルバム。1stアルバムもなんとかゲットしたいところです。