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Rinbjo/戒厳令

特別養護老人ホームにぶち込んでいたウチの親父が施設でトラブルを起こしまくり、アパートを借りるかサービス付き高齢者住宅に移るか各所相談に行っていたら休みが終了する・・2ヶ月ぐらいはバタバタしそうです。倫理的なことは置いておきにしろ介護に関わると本当に死んでくれないかなと思ったりします。

表題、所謂日本のシーンからはどういう評価をされているかさっぱりわかりませんが個人的には超傑作アルバムと思っています。女優の菊地凛子がジャズアーティストの菊地成孔プロデュースで作成された本作。菊地成孔は同じくサックス奏者の大谷能生とJAZZ DOMMUNISTERSとしてHIPHOP、ラップアプローチのアルバムを2枚作成し、ゲストにSIMI LABの各々や漢が参加しており、特に2枚目は自分的には日本語ラップ/HIPHOPで名作を10枚選べと言われたら確実に入る1枚だ。ビート、ラップ、フロー、リリックの世界観全てが官能的でオリジナルで何度聴いてもしびれる。JAZZファン、HIPHOPファンはクソだなと思うのがこの傑作2ndがセールス的に振るわなかったらしくソニーをクビになってしまった・・?との事。最近ニート東京とかで紹介されている若手ラッパーなんか総じてクソなのに目立つ格好と不良気取りの言動がかっこいい?と思われているらしく、ため息しか出ない。オーバードーズでゲロ吐いて呼吸困難になってどぶ川に落ちて死んでしまえ。

そんな菊地成孔プロデュースで女優として確固とした地位についていた菊地凛子のラップアルバム・・色物で終わるかと思ったら本当にすばらしい。内容としてはラップだけでなく歌、ポエトリーリーディングも含まれ総じて声がすごく良い。トラックは菊地成孔、QN、HI-SPEC、JAZZバンドinformel8の三輪裕也、そして驚いたのがDJ TECHNORCHが参加している。「蛇のmean」なんてDJ TECHNORCH楽曲の中でもトップクラスに好きだぞ。日本のヘッズの耳が残念なおかげで中古だとアンダー1,000円で買えます。が、こういう唯一無二な音源は絶対に新品で買うべきだし、アンテナにも限界があるのでフィジカル原理主義としてはCD屋に定期的に行って視聴機カニ歩きは必須です。コタツリスニングじゃ限界ありますよ。

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