9月17日の日記

読書メーター。今日は、声の出し方も無理なく、自然な感じで、2時間続けた。今読んでいるのは、「カナダ・エスキモー」本多氏著。

今日、音読していて、よかったのは、エスキモー語の反復するのには、もってこいであった。なんせ、ルポルタージュであって、本の最終欄に、索引目次があり、見返したい用語をすぐ調べ出せるのであった。

エスキモーが、交易所で買い物するときは、やはり、重要な英語は、How much?  高い!! 安くしろ!!などは、ネパール逗留していたときの、交渉会話で最初に覚えたネパール語フレーズである。ネパール語なら、「カティ パイサ?」「マハンゴー!!」「サスト!!」と、感覚は全く同じなのであった。

言葉というものは、下手でも、間違っていても、使ってこそ、身に着くものであった。間違っていたら、教えてくれる。根気と、好奇心、自主練、自主学習の積み重ねのような気がした。または、他の外国人の方のネパール語フレーズを聞いて、これは便利な言い回しと、サルマネ。ネパール人も、そのうち、こういう時は、こういうんだよと、教えてくれたことを、思い出す。そうやって、言葉を覚えていった記憶だ。

生活するためには、この会話は、最初に覚える。場面、場面で、覚えていった記憶なのであった。ルポは書けない。なぜかというと、あまりに近しい人になってしまい、客観視ができないし、写真で記録するにも、プライバシー保護ということもあり、また、自分自身もその重要な場において、なんらネパール人と交じり、仕事、家事の手伝いなど、同じように動いていたので。カメラマンがいたなら別であるが、取材目的の滞在ではなかったので、そのあたりは、致し方がない。

その他、色々、考えさせられたことも多々あるが、今日はこのあたりで、やめておこう。

まとめ、昨日より、今日。徐々に集中力が回復しつつある。やはり、小3のときの、担任教師の薦めで、読書習慣をつけさせるために行われた、「親子20分間」読書の方法論は、さすがだと。読みづらくなったら、基本にもどれ、初心にもどれ、それで、親子20分間読書のときを、思い出した。

方法、親が、最初本を10分音読し、子がその後10分音読する、その後、その日の感想を書いて、提出。それの繰り返しだった。繰り返す度に、親としては、家事、仕事などがあるため、大変だったようだが、なんと、子が夢中になりだして、本に感動し、涙声になり、10分過ぎても、まだ読み続ける。で、最終的に、涙みせるの恥ずかしいから、自分独りで、読書するようになっていったのだ。なんと・・。

担任の先生も、ひと工夫。学校の図書館でなく、県立図書館まで、特別に本をクラス全員にいきわたるように、それ以上の本を借りてきてくださり、うちのクラスの観音扉つきの特別小さな図書館ができた。その本棚の中で、好きな本を借りては、楽しんでいた。

先生の苦労も大変なものだったと思う。良書、種類に偏りなく、または、周期的に、本を総入れ替え、また、新しい本を借りてきてくださり、誠に楽しみであり、次第に読書習慣がついていった。

更に、一冊読む終わる度に、先生オリジナルの書式用紙に感想文をまとめて、提出。それを、赤ペンが必ず入っていた。学年を上がるとき、一人一人の読んだ冊数もカウントされ、多いものは、先生から、賞状が贈られた。本当にうれしかった記憶である。おまけに、感想文を昔の糸とじ製本で、丁寧に製本して、一人一人に渡してくれた。本当に、あの先生には、頭がさがる思いである。

その喜び、先生への感謝の思い、願いを思い出し、今日も本をめくるのであった。しばらく、続けてみようと思う。

それと、伊那谷に助けられた思いだ。自分自身もよく、出かけた。寒冷の地であり、氷餅など有名。信大農学部も伊那。

King Gnuの常田大希氏も伊那北高出身。白日の詩、「・・心・・凍る」、「真っ白な雪」、ストレートな表現・・。「首の皮一枚つながる・・」

本多氏も、伊那谷育ち。「イカモノ的なものを、イカモノとしてでなく、本物として食べる。・・」エスキモーを見る目、活写も、なにか人間くさく、それでいて、鋭い視点もあり・・。

この二人、三人かも、なにか、同じ匂いがした。

#日記

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