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竹林整備7・・竹引きノコの修行僧

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出会った人は、最近になって、無性におもいだされる、伝説の人、ジョージミーガン氏。

田舎の英会話教室に通っていたころ、ちょっとした御愉しみ回で、ミーガン氏直々の、スライド映写会があり、南米から、北米の先っこまで、カートをひきながら、徒歩をされた方なのである。初めは、それがどれだけの偉業なのか、理解できなかった。

但し、冒険家、エクスプローラー的な方だなあとしか。

が、今となって、気づくことは、「ああ~、若い時であって、その後の人生に影響したんだ・・・」と少し思うところもある。

ミーガンさん、お元気であってください。


現実にもどる。

オババは、今日は眼科の日。姉ちゃんの車ででかける。もちろん、姉ちゃんの運転。

独りになったところで、オババの申し送りの仕事を片づけて。(前日の修行の残骸は、その後オババが始末したようだ。)「昨日の残骸が、まだ残っているから、片づけといて!!」と。

枝払いした枝を拾い集め、まだ長い竹を所定の位置に移動。

それを終えて、竹垣近くの枯れて、途中で割れて折れ曲がった、孟宗竹にいどんだ。

直径15~18センチ、ハタラクという名の刃渡り27センチノコで、ギコギコと。そこで、初めて竹を引くという意味を悟る。

要領わからず、模索。27センチの一番よく切れるところは、先のほうだとか。いままで、どちらかといえば、力の入りやすい手元あたりで、ギコギコとやっていたが、太ければ、太いほど、刃全体を使い、コキリコ節のリズムで、ギコギコと、引く。

邪念の塊の私は、左から、右から、裏から刃をいれて、伐り口がガタガタ。

綺麗に引けておれば、落ちるはずの竹も・・。

上からの竹の重みとか、竹の穂先から、中央にかけて、割れて折れて、椿の木や、他の竹とからみあって、なかなかおちない。

でも、刃は通っているからと。ここで、一休み。

風が吹いてきたので、自然の力にまかせることに。

休憩をおえて、みると、竹がずれている。更に確信をもって、ここは、コンコンと朽ちた孟宗竹を担いで、たたいてみる。だめだ。もっと、もちやすいもの。次は、バットぐらいの長さに伐った竹で、剣道ではないが、竹刀のごとく、思いっきり、か~ん、か~んと、たたいてみる。
徐々に、動いてきた。

もう少し。危ないので、ノコは、離れた場所において、足場を確保して。

次は、草取り用の柄の長い持ちての農具を出してきて、軽くカン、カンと、叩いてみた。

すると、どさっと、落ちてきたので、直ぐによけて、伐ったものを転がした。やはり予想通り、椿の木枝や、周りの竹に支えられて、立っていた。

2回目、今度は、その竹から、水が噴き出した。竹引きの翁は、かぐや姫をみつけたのに、水とは・・。

竹引きは、かぐやをみつけるのには、チェーンソーでは無理な話だ。

しかし、徐々に、竹引きのコツをつかんでいく。

3度目、もう、竹は、宙ぶらりんに浮いていた。重みもあまりない。

宙ぶらりんの状態のまま放置。


次は、宙ぶらりん竹をなくすために、椿の木の直系15センチほどの伐採に挑む。ノコは、15センチノコに替える。竹引きの要領で、以前よりもノコ使いに少しなれてきた。コキリコ節のリズムで、ギコギコ。

作業した場所は、竹垣の外だけど、うちの竹藪の敷地の椿だから大丈夫。

但し、残骸が、無惨にも、竹垣を超えて、ヤブ道に・・。

枝の重み、樹の重みでビクともせず。枝伐りとか、持ち運べる大きさに伐りはじめたが、タイムアウト。

ヤブ道トンネルの入り口で、一匹の野良ネコのシルエットをみる。

野良ネコちゃんに見られていた。

オババに状況を説明して、おしまいにして、帰る。

なにがあろうとも、直行直帰がお約束。


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