※このレビューは観た人前提で書いていくのでネタバレがイヤな人は観た後に読んでね！！

待ってましたよ！新海監督！この日をどんなに楽しみにしていた事だか！公開日である今日（7/19）の朝一に行ってきました。平日にも関わらず客席は7割程度埋まっていました。千葉の田舎の映画館でこんなに観客が来ることってまずないんでやっぱりみんなの期待度はかなり高い事が伺えます。

事前情報も少なかったので予告編を観ながら想像を膨らませていた。情報らしい情報と言えば関係者で唯一試写を観たRADWIMPSの野田洋次郎は感想だ。

「最初は、もっとわかりやすくマスに向けた物語を描かれるのかと思っていたんですよ。でも違った。読み終えたあと、きっとこの物語は賛否を巻き起こすんだろうなというのが見えたし、新海さんは自分のやりたいものに対してものすごく正直な人なんだなと感じられて、ぐっときた。新海さんのことがますます好きになりました。」

賛否を巻き起こす、、、この野田洋次郎の言葉と答え合わせをしながらレビューを書き綴って行きたいと思う。

賛否ポイントその1
【この世界線は、、、！！！】
もう観た人ならわかりますよね！作中に君の名は。主人公である瀧くんが出てきた時はふぁぁああ⤴︎ってなったと思います。この天気の子と君の名は。の世界線は一緒だったのです！ちゃんと三葉も出てきます。これは僕的には嬉しい演出でした。作品として分けるべきなのでは？と思う人もいそうな気がしなくもない。でもこれって新海監督のとにかく楽しんで貰いたいっていうサービス精神と仕掛けだと思うんですよね。君の名は。の時もそうだったんですけど、2回、3回、劇場に足を運んでね！小さな発見をたくさん用意しといたから！っていう監督からのメッセージ。ちなみにエンドロールを見ていたら四葉とテッシーとさやちんの名が。完全に見逃していたのでもう一度観ないと、、、ってなるワケですよ！！僕はその作戦にハマり君の名は。を3回映画館で観ました。あの映画マジで最高。大ヒットには複数回みたくなる仕掛けをするべきだという話ですね。はい。君の名は。国民に愛された映画だったと思うのでそのキャラクターが出てくる事に関していてば圧倒的に喜ぶ観客の方が多いと思うので良いという事にしましょう。なんかもっとよく目を凝らして観ていたら小野寺先輩ともチラッと出ているような気がする。。。やはりもう一度見に行かねば、、、

賛否ポイントその2【ラスト】
いきなりもうラストの話しちゃいます。

「そして三年間雨は降り続け、東京は水に沈んだ」

マジかよ！と思いました。

そもそも東京に雨が降り始めたのは陽菜の母親が亡くなった事が原因なんですよね。おそらく陽菜は龍神がついている女の子って設定なんですよね。守護として龍神がついている人は昔から雨乞いをやる巫女になっていてりしていたらしいです。新海誠監督の得意技である「天気に感情を語らせる」を今回の映画では主題に持って来ているんですよね。陽菜は一見すると明るく元気な女の子だけど、心では泣いているんですよね。何故お母さんが死んでしまったのか、お父さんはどこにいるのか？僕の予想では天気の子の小説（7/18発売）にその陽菜の家族について書かれているんじゃないかと予想している。君の名は。も小説に裏設定めっちゃ書いてあったから小説読むのはマストなんですよね。今夜読みます。東京に雨が降り続けるのは陽菜の心の悲しみもあるのですが、本来「雨」っていうのは恵みでもあり、すべてを洗い流してくれる浄化する作用があるんですよね。実は雨って悪い事ではないのです。帆高も家出をして東京に来てから何度となく「東京ってこえーや」と言っていました。電光掲示板には1600丁の拳銃が見つかったというニュースが流れたり、ゴミ箱にはその拳銃が捨てられていたりもしました。そんな東京の汚い部分を洗い流すのには3年雨が降り続いてももしかしたらまだ足りないのかもしれません。母の死と父の不在も陽菜が洗い流そうとしている東京の汚い部分と関係があるではないかと勝手に予測しています。

そして本来、龍神付きとして雨を降らせる立場の陽菜は強く願いながら鳥居をくぐりお稲荷さんの守護を受ける事になる。実際に龍神とお稲荷さんの２つの神が同時に守護する事ってあるのかはちょっとわからないんだけど、天気の子では起こったんですよね。いやこそ龍神とお稲荷さんのハイブリッドですからタイトルは「天気の子」以外にありえないですよね。
実際劇中でも陽菜の目が少し釣り上がってちょっとキツネっぽい目になるんですよね。これはわかりやすくお稲荷さんの影響なのかなと思いました。あとちなみに陽菜の弟である凪は千と千尋の神隠しに出てきた「ハク」に似てませんでしたか？ハクはまさしく龍神でしたよね。なんか天野家の家系図がめちゃくちゃ気になる。ちなみに君の名は。では家系図がめっちゃポイントになっえましたよね。同じ世界線とだと考えるとやっぱり外せない要素だと思います。

にしても君の名は。世界線って隕石が落ちたり、雨が三年間降り続いてて首都が水没したり。めちゃくちゃ天災の脅威に晒されているよな。

とりあえず1回目の感想はこんな感じです。
小説読んでパンフレット熟読してからあと3回くらい観たい。