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増毛町で留萌振興局管内全市町村踏破!<日本全市町村踏破(制覇)>

10月7日、札幌西部で、石狩、空知管内の全市町村を踏破し、翌10月8日は、石狩市に出て、国道231号を北上して行った。
石狩市北部の、トンネルと断崖が続く険しい道を経て、かつて陸の孤島を言われた雄冬岬を越えると、留萌振興局管内の増毛町。

増毛町に入ってすぐの、雄冬集落に、雄冬岬展望台がある。ここに登ると、雄冬の険しい地形がよく分かる。また、訪ねたときは丁度紅葉真っ盛りで、断崖や海とのコントラストが、大変見応えがあった(曇天の為、写真上の色映えは今一つではあるが)。

このような、海、断崖、紅葉を一度に眺められる場所は、国内でも数少ないだろう。もっと知名度があっても良い場所だと思うが、私はこれまで一度も聞いたことがなかった。もっとも、札幌から二時間程度で着く場所だから、道内では紅葉の名所として知られているのかもしれない。

雄冬岬展望台から北上し、増毛市街へ。廃止されて一年も経っていてない増毛駅に隣接して、市街散策時の無料駐車場が設けられている。

留萌本線の留萌-増毛間は、2016年12月5日に廃止された。稚内までの鉄道延伸や、波の荒い留萌港の修築に時間が掛かる為、いち早く樺太への輸送基地として整備され、繁栄した増毛駅も、ついには廃駅となった。

しかし、廃止間もない増毛駅は、今にも列車がやって来そうな、リアリティがある。観光客も数多い。増毛町では、何と廃駅を増築して、開業当時の姿にする予定だとか。それくらい観光の目玉となっているということである。

その大きな理由は、1981年公開、高倉健主演の映画「駅 STATION」の舞台となった為だ。駅前の「風待食堂」も、映画に登場した当時のままに残されている。元々は多田商店という雑貨・食料品店だったが、現在は観光案内所になっている。

内部には、映画で食堂として使われたロケセットも再現されている。

駅前通りを西へ歩いて行くと、増毛の市街地。増毛は江戸時代に開けた古い町で、歴史的建造物も多い。上の写真は、重要文化財の旧商家丸一本間家。

最北の酒蔵・國稀酒造も、増毛を代表する歴史的建造物の一つ。内部には売店もあり、やはり観光客が多い。増毛駅から國稀酒造の間あたりを歩くのが、増毛観光の定番コースらしく、この間には飲食店も多い。

ただ、このあたりの飲食店は、テイクアウトのものを除き、昼時を過ぎると、一旦閉まって、夕方まで開かないようで、昼食にありつけず。
仕方ないので、国道231号を少し戻り、市街に入る前に見かけた店に入った。

海沿いにある「海鮮レストラン」と大きく書かれた店。「漁師の店 清宝」と書かれており、漁船も置かれていて、期待が高まる。

メニューが多くて迷ったが、店名を冠した「清宝丼」を頼んだ。これが、物凄いボリューム。会計時に完食を褒められるほどに(笑)。そういうものとは知らずに頼んでしまったのだが、量だけでなく、質も素晴らしかった。これだけ美味でボリュームある海鮮丼に、エビの踊り喰い、生ウニまで付いて、三千円そこそこという価格も魅力だ。

これで留萌振興局管内の全市町村を踏破した。
北海道全179市町村のうち、176市町村踏破、残り3市町村、達成率98.3%。

サポート頂けると、全市町村踏破の旅行資金になります!また、旅先のどこかの神社で、サポート頂いた方に幸多からんことをお祈り致します!