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安倍首相の会見における「生産性革命」について

安倍首相の、解散時の会見全文を読んだ。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/09/25/pm-abe_a_23221745/

私は特別安倍首相や自公のシンパではない。解散の是非についてもどっちでもいい。

ただこの会見の内容は、なかなか良いと思った。この会見について目にする意見も、教育の部分とか、それがパクリだとか、消費税についての話が多いが、私が注目するところはそこではない。

筆頭に掲げられている「生産性革命」の部分だ。この箇所は、今まで目にした政治家の会見の中で、一番ピンと来た。

AIやIoTの進展に力を入れるという政策。これは非常に重要な事と思う。

私の目から見て、現状及びこの先数十年の間、国民個人個人の生活が楽になったり、社会福祉を増進させたり出来る、最大のものは、イノベーションであるからだ。恐らく、その他の要素に比べて、圧倒的な影響力を持つだろう。

自動化イノベーションが進展すれば、生活に必要な多くのモノやサービスが、無料または非常に安価になる。社会的弱者に対するケアも同じだ。

例えば、自動運転。これとカーシェアリングが進展することにより、スマホ一つで車が自動でやって来て、乗って寝ているうちに、目的地に着く。それは運転の危険性が指摘される高齢者や、障害によって運転が困難な人でも同じだ。

自動運転がいつそこまでのレベルに達するかは分からないが、徐々に実現して行く事は間違いない。こうしたことが、社会のあらゆる面に及ぶ。

短期的には、国際競争上極めて有利になり、経済的に潤う。そして長期的には、シンギュラリティの実現により人は労働から解放されて行く。働かなくても食っていける世の中が実現する。

プレシンギュラリティは2025年には始まり、2045年には達成されると予測されている。その時期や、達成度合いには、前後があるだろう。しかし、人類文明がその方向に向かって行くことには、疑いの余地はない。

ゆえに、これを政府方針として筆頭に掲げる事には、大いに賛同する。今回の会見内容が、急ごしらえでパクリだとか、適当に耳障りのいい事を書いたとか、官僚が無難そうな内容にしただけという声も聞くが、それならば尚の事、これは当たり前に、政府の既定路線として進行中である事が窺われることになる。

こんな内容を「適当に」盛り込めるのなら、既に本腰を入れて取り組んでいる以外にないだろう。そうでなければサラッとは出てこない。

選挙の結果がどうなるか分からないが、仮に安倍首相が辞任する結果になったとしても、次の首相には、引き続き「生産性革命」に強く力を入れて欲しい。これが、自分を含めた国民を幸福にする最短にして最大の経路であると、私は確信を持っているがゆえに。

ちなみにヘッダーに使ったこの画像は、以前「コワーキングスペース八王子8Beat」で作って貰った、私自身の3Dスキャンデータ。

コワーキングスペース八王子8Beat
http://8beat.tokyo/

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