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北海道歌志内市を踏破<日本全市町村踏破>

前回の投稿で訪ねた上砂川町から北上し、隣の歌志内市に入る。

実は、前々回投稿で訪ねた妹背牛町から、上砂川町に向かう際、砂川市を経由して先に歌志内市に入ったのだが、旅程の関係で通過して、本格的に探訪したのは上砂川町が先だったため、投稿もその順序に従った。

歌志内市で訪ねたのは、「うたしないチロルの湯」という日帰り温泉。同名の道の駅に併設されている。

泉質は弱アルカリ性のナトリウム-炭酸水素塩泉で、いわゆる重曹系の湯である。

歌志内市は、チロルという名をあちこちで用いている。アルプス山脈の麓のチロル地方に似ているということなのだろう。確かに、山に挟まれた谷あいに集落が展開する様はチロルのように見えなくもない。

豪雪地帯である為、屋根に荷重のかかる瓦屋根が見られず、積雪を軽減する急な角度の屋根が多く、またその色が比較的カラフルなのも、ヨーロッパぽくはある。

どちらも冬には−20℃を下回る事もあり、ウィンタースポーツが盛んということで、気候も似たようなものかもしれない。

とは言え、周囲の山々はアルプス山脈のような高峰ではないし、谷の標高も低い。その他にも異なる点は山程あるが、そのあたりは指摘せずにおく。

ただ、チロル地方がスイスにあると、日本人の多くが誤解していることには、言及しておこう。チロル地方は確かにアルプス山脈の麓だが、所属している国家はオーストリアとイタリアである。

まあ、日本人向けイメージとしてチロルを強調しているだけなのだろうから、その意味では間違いでもない。

ちなみに道の駅には「漬物処チロル」という垂れ幕が掲げてあった(上の写真の中央右端)。チロルと漬物というミスマッチ具合に、かえってセンスを感じる(笑)

なお、歌志内市は、現在人口約3500人の、日本一人口の少ない市である。かつては石炭産業で栄え、ピーク時の1948年には46000人もの人口を抱えていた。歌志内市では、既に人口減により消滅した集落もあるようだ。

これで、今回の未踏市町村踏破は終わり。この後、帰りの飛行機に乗る帯広空港まで、200km弱の道のりを駆け抜けた。

空知総合振興局管内残り3町。
北海道全179市町村のうち、171市町村踏破、残り8市町村、達成率95.6%。
日本全国1741市町村のうち、1681市町村踏破、残り60市町村、達成率96.6%。

踏破状況詳細はこちら。
http://www.jyashin.net/evilshrine/alljapan/00_prefecture.html

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