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犬に引かれて秘境駅参り

とある道を歩いていた。秋が過ぎ、刈り入れが終わった田んぼが広がっている。
吹きすさぶ寒風に枯草が揺れている。ベージュ色の世界だ。
遠くには、黒々とした山も見える。

道の向こうから、一匹の犬がやって来る。
黒い縁取りの白い顔。シベリアンハスキーだ。

そのシベリアンハスキーが、私に近付いて来て、おもむろに左腕をガブリと噛む。
痛くはない。傷つけるつもりで噛んではいない。

ハスキーが噛みながら、私を道の先へ引っ張って行こうとする。
ハスキーの黄色い目が私を見ている。
私をどこかへ連れて行きたいらしい。

そのまま連れられて道を進んで行くと、山の中に入った。
飯田線の為栗(してぐり)駅。
歩行者専用の吊橋を渡らなければたどり着けない秘境駅。
その近くの古民家に、ハスキーに連れられて入った。

そこには、北陸地方在住の、知人の女性がいた。
やがて、電話が鳴り、知人の女性は、隣の部屋へ行った。
電話を受けて、知人の女性は、猛烈に怒っていた。
見れば、怒り過ぎて、口から泡を吹いていた。

※この夢は12月7日朝に見た夢である。

ヘッダー画像は、今秋訪ねた飯田線の為栗駅。

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