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北海道妹背牛町を踏破<日本全市町村踏破>

前回の投稿内容に引き続き、空知管内の未踏市町村を踏破する。前回の沼田町から、道道628号を南下、踏破済の秩父別町(ちっぷべつちょう)を通過し、沼田町、秩父別町と同じ雨竜郡に属する、妹背牛町(もせうしちょう)に入る。

妹背牛というのは、アイヌ語で「イラクサが沢山生えている場所」、あるいは「草刈りをいつもする場所」を意味する「モセ・ウシ・イ」に由来するという。北海道には美馬牛(びばうし)とかトムラウシとか、「ウシ」が付く地名が多いが、それは「沢山存在する」という意味なのだそうだ。ちなみに美馬牛は「カラス貝の多い場所」を意味し、トムラウシは「花の多い場所」あるいは「水垢の多い場所」を意味するという。

秩父別町・妹背牛町の境界標。草の繁茂に由来する地名を持つ妹背牛だが、今では麦畑の存在が目に付いた。なお、町の産業としては、「ななつぼし」や「きらら397」などの米の生産が基幹ということだ。

道道を外れて、石狩川の支流、雨竜川の堤防上の道路へ。

堤防上へ来たのは、雨竜川が蛇行して流れていて、後に流路が変わり、元の流路に取り残された水が痕跡として残る「三日月湖」を眺める為。石狩川水系は、三日月湖が数多く見られる事で知られる。しかし、堤防上からは、それと思われる林は見られるものの、水面がほとんど見えなかった。上の写真では、辛うじて湖に架かる橋が見えてはいる。

堤防から降り、湖に近付いたら、水田の向こうに、湖面を見る事が出来た。輪郭を見ると、曲線を描いている事が分かるだろう。

川に近い方に、大きな三日月湖があり、そこから少しだけ離れたところに、もう一つ小さな三日月湖がある。一見すると川のようだが、川の痕跡なので当然だ。ただし流れがないので、淀んだ川のように見える。

三日月湖の湖畔にも麦畑があった。写真右端の麦畑と林の境界をよく見ると、カーブを描いているが、これが三日月湖の湖岸線に沿っている。

空知総合振興局、残り5市町。

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