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南相木村で中部地方全市町村踏破!<日本全市町村踏破(制覇)>

前回まで、昨年末に渡った鹿児島県三島村の薩摩硫黄島について書いたが、実は、11月に長野県の未踏市町村を踏破しており、それついて書きそびれていたので、今回取り上げることにする。

2017年11月19日。中部地方最後の未踏市町村として残っていた、長野県南佐久郡南相木村に向かった。上の写真は、県道2号沿い、南相木村の入口にある村の案内地図である。

南相木村は、長野県の西の端にあり、群馬県と境を接している。埼玉県とは、ギリギリ接していない。
村の西端の県境は、昔、あの日航機が墜落した、御巣鷹山のあたりだが、群馬県との間に、一般に開放されている通行可能な道はない。

南相木村は、信濃川上流部の支流、南相木川が東西に貫いている。その渓流が村の見所となっていて、「七滝めぐり」という滝めぐりが観光ルートとして設定されている。

その中でも、村の中心部にあり、よく知られているのが「おみかの滝」だ。

県道二号線の脇に、展望台があり、「おみかの滝」を眺める事が出来る。ただ、ここからでは、今一つよく分からない。
もっと近付いて見てみよう……ということで、展望台の少し先の遊歩道を降りて行く事にした。

入口に案内がある。滝は上中下の分かれており、それぞれに滝壺があるとのこと。
また、「おみか」というのは、姑に嫉妬されて滝に突き落とされた嫁の名前だという(正確には、嫁のきれいな着物が欲しかったとのこと)。悲しんだ「おみか」は、ドジョウとなって現われた為、姑は「おみか」を滝に祀った。それで「おみかの滝」だということだ。

しかしここで筆者は、古代の水神が「おかみ」と呼ばれた事を思い出す。それは女神と見なされることもあった。そもそも水神や水の精霊は、弁才天やウンディーネなど、世界的に女神と見なされる事が多い。この「おみか」は、本当は「おかみ」であったのが訛ったのか、そうでなくとも、元々当地の水の女神であったのではないか。

遊歩道の入口には、諏訪神社が建っている。信濃一宮・諏訪大社の祭神は龍神とされていて、水との結び付きは極めて強い。

そして、遊歩道を降りて行く。遊歩道というには、傾斜が急で、険しいのだが。

ここまで降りて来た甲斐があって、滝が間近に見える。

遊歩道を進んで行くと、下流に架かる橋が見え、行く手にトンネルが現われる。

トンネルに入ると、自動で照明が灯される。

途中、分岐があって、そちらには祠と、滝を正面に見るための穴が開いている。

穴からは、滝が正面に見えて、絶好のロケーションだ。

トンネルを出口には橋が架かっていて、それを渡ると、道が山へと続いている。まるで行き止まりのように見えて、不思議な橋である。

「おみかの滝」のすぐ近く、県道2号を挟んだ位置には、南相木小学校が建っている。かつては隣に中学校もあったが、今では廃校となり、小海町の小海中学校に統合されている。小海中学校は、小海町、北相木村、南相木村の合同で運営されているようだ。

冒頭に書いたように、これで長野県全77市町村、中部地方(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県)全316市町村を達成した。
日本全国1741市町村のうち、1712踏破、未踏破29、達成率98.3%。

本州本土は残り4市町村、離島含め残り7市町村。これらを踏破すれば、北海道、本州、四国、九州の本土も全踏破であり、残りは全て南西諸島である。

サポート頂けると、全市町村踏破の旅行資金になります!また、旅先のどこかの神社で、サポート頂いた方に幸多からんことをお祈り致します!