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精神力の問題

2014/7/30 記
 部活は真剣にやってたせいか、ことスポーツに限ってはムキになる。
 若い時と違って
「絶対負けない」と言う思いは通用しなくなり、
「若い奴には勝てないよ」と思うことがこれからはケガしないために必要だ。
 でもどこか心の奥底に
「負けるものか」
というこれまた悪い虫が消えないので、一生懸命筋トレしたり走ったりする自分がいる。
 本担のオヤジがこんな話をしていた。
 副担は柔道。本担は剣道。
 どちらも刑務所を代表する腕前らしい。
 そんな本担が
「最近、若い奴に勝てなくなった。悔しいから朝、ジョギングを始めて、かれこれ2年になる。
 すると体力が戻ったとか、力が増したとかいうのではなく、精神面で強くなり、ここ1番の時のもうひと踏ん張りが効くようになって、また勝ち星が増えていくようになった」
 というのだ。
相手と対した時、俺は雨の日も風の走っているんだから負けるか!
というものだが、決して毎日何キロ走ってからとかいうものではない。
 やりたくない日も、体調の悪い日もあるが、何とか理由をつけて休もうとする自分に負けないで今日も続けているということが自信に繋がっているという話だ。
 そしてこんなことも。
 強くなりたいと願っている時は努力した。しかし強くなったと実感するようになってからは、若い奴に負けるまで、思えば努力していなかったと。
 うん、わかる気がした。
 同感だ。俺の経験だと、試合でお前らなんかに絶対負けるわけがないと思える自信は、それだけの苦しい練習をしてきたんだという練習量に比例するのさ。
 逆に不安を打ち消すのもまた練習だ。年寄りの冷や水と言われようとも、まだまだ負けないぞと思ってやっていくには、スポーツも仕事も、見えないところでどれだけ頑張れるかだ。しかし俺の場合はちょっとな。
 人と戦うのは好きでも、自分との戦いは大嫌いなんだ。



 PS  釧路駅ってさびれた感じ。
何しろ人がいないよ。

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