見出し画像

ドラ①荘司康誠 プロ3試合目の登板に迫る ハイライトと特徴的データ


楽天イーグルスのルーキー荘司康誠がプロ3試合目の登板
過去2試合を振り返ってみても試合中盤まで投げ、組み立ててくれました

1試合目 5回2/3 4安打3四球3失点 6奪三振
2試合目    5回    7安打2四球2失点   7奪三振

荘司の過去2試合登板

※第一印象に関しては過去の記事にまとめていたのでご覧いただければ

1.荘司康誠の力投 プロ3試合目で挑む成長への道

さて、この日は序盤から制球にややバラツキがありながら
2四球と我慢のピッチング。
プロ最長の6回を投げ1失点
試合を作り勝利投手の権利を得てマウンドを降りました。
しかし7回、2番手鈴木翔天がマルティネスに本塁打を打たれ
プロ初勝利とはなりませんでした

直球もアベレージで140キロ台後半
大きく曲がるカーブに、落差の大きいスプリット

各球種のコンビネーションでの攻め方や
曲がりの大きい変化球の制御。
この辺りが改善できれば
まだまだ伸び代がある期待できる投手だなと感じました。

2.登板のハイライト

5回に上川畑に三塁打を打たれ無死3塁
打席に江越を迎えた場面、15球粘られるも
最後は低めの直球で空振り三振

この低めの直球がコース、ラインともに最高のボールだったように感じます、
その後、6回の投球では
好打者松本剛から始まるクリーンナップを三者凡退に打ち取りました。
6回の投球は直球多めの配球
このストレートが安定してくると変化球も活き
迫力が増してきそうな印象の投手です

「最小失点で切り抜けることができてよかった」

荘司 降板後コメント

3. データから見る荘司康誠の課題 

塁状況別
走者なし 被打率.162
走者一塁 被打率.500(10打数5安打)

ランナーを背負ってしまうと
自分の間で投げられなくなるのか、
クイックに意識が強くなってしまっているのか。
オープン戦でも課題となっていた部分で
試合のテンポ、リズムの面で考えても改善が必要になってきます

左右別被打率
対右 被打率.262
対左 被打率.150

登板試合が少なく、対戦チームも一巡していないため
データに偏りが生まれるのは致し方ないかもしれませんが
なぜ大きな開きが出ているのか。
球種なのか、攻め方なのか
今後、注視していくべき2つのデータをご紹介しました。

4. 楽天イーグルス若手育成の課題 打者層の高齢化からの脱却を目指して

チームとしては、やはり中軸が打てないことには…という感じですね
先発投手の平均年齢が高いという懸念事項がありましたが
気づけば、打者の年齢層も上がってきています。
島内、浅村が安定していたここ2年間、
期待できる若手を育て上げることができなかったのが
今につながっているかもしれません。
そのツケを痛感する今季となっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?