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2023立冬日記

冬が来る前にと、管理会社に言って壊れたエアコンを取り替えてもらう手配をしてもらった。冷房から暖房の切り替えができなくなっていたことが発覚したのは去年の冬のさなか、繁忙期で対処できなかったのだった。間に合ってよかった。
狭くてものが多い部屋だから、エアコン搬入の動線と作業スペースを確保するために家具を一部移動しなくてはいけなくて、よりによって部屋でもっともややこしいアトリエの部分が邪魔になっていたので、わりとおおごとになった。寝不足だったが、今掃除しておけば年末に慌てなくてもいいはずだ、と考えることにしてがんばったら、引っ越しが完了していない部屋のような有様になった。

業者さんに作業してもらっている間、どのようにして過ごすかというのは迷いどころだったので、ノートパソコンは確保しておいた。けっこう時間がかかって取り付けに3時間を要したが、おかげで組版作業が捗った。
業者さんがいなくなると、とたんに眠くなってしまって復旧に取り掛かるのは夜になってしまった。究極に面倒くさかったが、このままで翌日を迎えるわけにはいかない。うーんうーんとごろごろしながらオモコロブロスの記事「普段頼んでいるドミノ・ピザを見せ合う日【炭火焼ビーフ屋さん】」を読んでむしょうにピザが食べたくなり、寝転がったまま流れるようにピザを注文。店舗受け取りをあえて小一時間後に設定して、ピザを目標に猛烈に働きまくった。店舗受け取りにしたら安いし、行きがけの駄賃でコーラを買ってくることもできる。夜道を歩くと気分転換にもなる。そのようにしてピザ休憩できたので、寝るまでの間も猛烈に働きまくった(オモコロブロスにはとても感謝しています)。アトリエを復旧させる過程で散らかっていたものを片付けて、不用品を捨てたので、仕上がりもすっきりした。ついでに狭いダイニング部分もちょこっと模様替えをしてみれば、仕舞いこんでいたテーブルが使えてちゃんとダイニングっぽくなった(今までなぜやらなかったのか不思議だ)。気分を良くして、本格的に年末の大掃除を兼ねることにし、切りの良いところで翌日に持ち越した。

永田さんリスペクト

眠る前の読書に最近は『チェコ語の隙間の隙間』(黒田龍之助)をちょこちょこ進めていたのだが、気分を変えて随分前から友人に借りっぱなしの『王昭君』(藤 水名子)を読むことにした。これがおもしろくて、結局夜更かししてしまった。

日曜は天気は悪かったが、すっきりと起き出して部屋の片付けと掃除を再開。めずらしく半日ずっと作業が捗った。
夜は1ヶ月遅れの誕生日をお祝いしてくれるというので恋人と食事へ行った。わりときちんとした店で旨いワインを飲むのは久しぶりだった。柿と生ハムとモッツァレラチーズのサラダ、牡蠣のポン酢和えまでをスパークリングワインでいただき、クリームコロッケと豚肉のパテで赤ワインを頼み、エビのアヒージョのときは白ワインにした。赤ワインがかなりふくよかで、豚肉のパテにとてもよく合って幸せだった。バゲッドがたくさんついてきたのでお腹がいっぱいになったが、恋人が喋り続けるのでその後もサングリアを赤白と二杯飲んだ。恋人は食べたり飲んだりするかわりに本当に喋りまくっていた。冷めないうちに食べなよ、という言葉も挟めなかったくらいである。話題は無限に出てくるようす。

甘い柿にしょっぱい生ハムの組み合わせが最高
むちゃくちゃ好みだった赤

プレゼントには腕時計をもらった。リクエストしたとき、実用重視の恋人は「盤面が見えない腕時計???しかも蓄光???なぜ???」とかなり疑問を呈してくれたが、実際に実物を見てみたら気に入ったようで嬉しかった。大事にしようと思う。

勝手に光っててかわいい

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京都での気ままな暮らしを綴っています。日記ですが、毎日書けないので二十四節気ごと、つまり約15日ごとにつけています。それで「二十四節記」と…

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