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ツルハホールディングスFY2022(3Q)見どころ

先回の決算短信の確認

先回の2Q決算短信を再確認すると、
○ 売上は前年比で2%成長
× 営業利益以下は、前年比でマイナス20%

という状況が確認できます。
昨年に比べると、売上高成長率もやや鈍化のイメージで、かつ営業利益については減ってしまいました。
積極投資による利益マイナスなのか、経済環境的な問題なのでしょうか?
構造的な点に注目しながらチェックしていきたいですね。

今期業績予想の確認

ところで、今期の業績予想をチェックしてみたいと思います。
明日発表の3Q決算が、概ね3/4以上に近づいているかがポイントだと思います。

単純計算で、業績予想の3/4の数字は以下の通りです。
売  上 :717,000(百万円)
営 業利益: 38,400(百万円)
経常 利益: 38,525(百万円)
当期純利益:  21,210(百万円)

果たして、この数字を超えられるかどうかが見どころです。

先回決算資料の振り返り

事業概況を見ると、巣篭もり需要の反動減、季節品不振が計画未達の理由として記載されています。

さらに詳しくみていくと、季節品とは「かぜ薬」を中心とした商品であったとの説明です。コロナで衛生リテラシーが上がり、外出や会食を控えたり、うがい手洗い、マスク習慣が定着したことで、風邪に罹患する人が減ったということでしょうか?何となく、合点のいくストーリーですね。

ただし、よく見ると、新規出店70店とあるので、新規出店が売上増加の主な要因であったのかな、と推測することができます。

3Q決算の注目ポイント


この3Qでは、

・新規出店による更なる売上向上はあったのか?
・季節性(かぜの罹患)の影響はさらに続いているのか?
・新たな打ち手はあるのか?
・業績予想に対する進捗率をどの程度取り戻せるのか?
という点について、注目していきたいですね!

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