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後藤大Blog

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2019年4月の記事一覧

むしろ得して新元号

むしろ得して新元号

平成とか令和とかそんなに関心がない気もするが、やはり平成ラストはいい日になってほしいと思ったりもする。

しかしそんな願いも虚しく昨日とつぜん圏外になり、彼女に怒られた時の僕みたいにうんともすんとも言わなくなったスマホをどうにかしなければいけなかった。調べてみるとどうも僕が持っている型番で時期は違えど立て続けに起こっている現象のようだった。製造の際に基盤に問題があったみたいだ。

ちなみに男が喧嘩

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結婚式に呼ばれない

結婚式に呼ばれない

あ、まただ。と思う。

気がつけば友達が結婚していたことをFacebookに偶然上がってきた写真で知ったのは1回や2回じゃない。

公開された思い出にはしっかりと他の知り合いが笑っていてすこし寂しい気持ちになるものの、僕はよっぽど仲がいい人でないと欠席に○をつけてしまうので良かったとも思う。

「人の結婚式とか興味ないから」みたいな空気を演じてきたのは、ご祝儀がきびしくて普通に参加できないという恥

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バンドはいつまであるか分からないから

バンドはいつまであるか分からないから

不安や憂鬱で仕方なかったけどやってみると割と何でもなかったということは珍しくない。お風呂に入ると光の屈折で身体が手前に見えるみたいに想像と現実にはズレがある。

「米を炊く=億劫」のイメージが膨らみに膨らんでグズグズしているうちに食べること自体をやめてしまうけど、実際米を研ぎ水をメモリに合わせ炊飯器を作動させることなど3分で済む。

「面倒くさいは生活を殺す」と自分の曲でも歌っているのは理解してい

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美容院に行くと言われる言葉おそらく第一位

美容院に行くと言われる言葉おそらく第一位

「えー、音楽やってるんですか!すごいですね!」

ミュージシャンが初めての美容院に行くと言われる言葉おそらく第一位であろうこのセリフにどういう反応をしたらいいのかわからない。

今はずっと同じ人に切ってもらっているのでそんな悩みにさいなまれる事はなくなったが、僕としてはただギターを弾いて歌ったりパソコンでシンセサイザーの音をウンウンうなりながら探したりしているだけなので、お決まりのように「いや〜、

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他人のメールアドレス

他人のメールアドレス

他人のメールアドレスを見てパーソナルな部分を想像するのが好きだ。

今はラインが主な連絡手段になったのでスマホ世代はピンと来ないかもしれないが、片思いをするとアドレスひとつに悶える夜中もあったのである。

わかりやすいタイプだと「takashi-yumi-eien@」のように完全に付き合ってるやんけこれものだったりする。

だが「eien」などという甘い言葉を設定する甘々カップルほど速攻で破局し「

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感動なき学びはもはや勉強ではなく苦行だ。

感動なき学びはもはや勉強ではなく苦行だ。

昔から嫌な事は後回しにするタイプであった。

小学生のころ「漢字100字」という宿題はなかっただろうか。正方形のマスが100並べられた漢字練習帳をひたすら埋めていくあれだ。

自分の背丈よりずっと高かった鉄棒が、今見ると「こんなに低かったっけ」と感じるように、辛かった宿題も大人になってみればなんて事はない、なんて事はなく同じ漢字100字は今でも普通に辛い。

やがて字を覚えることではなくノートを早

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好きな食べ物は唐揚げです

好きな食べ物は唐揚げです

好きな食べ物は唐揚げとハンバーグとラーメン、トマトとコーヒーと紅茶と酒と固い野菜が嫌い。と話すと「子ども」だと茶化されるのに納得がいかない。

グーグル検索すると約105,000,000件もの悩み、考察がヒットする「大人って何だ?」という個人的かつ尊大なテーマの答えが「好きな食べ物が唐揚げかどうか」「コーヒーが飲めるかどうか」で判断できるのなら世の中はハッピーである。

一生子どものまま業務スーパ

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好きだからそう見えるだけで冷静に見たらそんなにですよ

好きだからそう見えるだけで冷静に見たらそんなにですよ

ゆるいバイト先だと新人の面接があるたびに、現スタッフたちは履歴書の写真に群がる。

はちみつの塗られた樹木におびき寄せられたカブトムシが「これちょっと甘みが足りないね」「まあ、わざわざ選びはしないけど好きな味ではある」とどこ目線か分からない評価を下していくようにかわいいだの格好よくないだのと盛り上がるのである。

かわいい子が来て少し背の高い僕の耳におでこを寄せられたりしないものかという幻想も虚し

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「誰かに喜んでもらえて嬉しかったことはない?」

「誰かに喜んでもらえて嬉しかったことはない?」

「お金のためにがんばれますね。」欅坂46 長濱ねるのツアーグッズを事前予約しながら彼は言った。

テレアポをやっていた頃は月収50万ごえしていたのに、今はほしいものを我慢しなきゃいけなくて辛いと話し、欲求をタオルとペンライトとランダム写真に厳選してカートに放り込んだ。

僕はお金がモチベーションの人が正直うらやましい。

「お金のために音楽やってるんじゃない!」と言いながらファンを1人も呼べないミ

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オ・イ・カ・ケ・ロのサイン〜わたしたちの未来予想図〜

オ・イ・カ・ケ・ロのサイン〜わたしたちの未来予想図〜

「もう知らない!」などと言って彼女が家を出ていく。男はそれを追いかけて腕を掴み「どこにも行くな。」と抱き寄せる。「ばか…!」と彼女を涙を流し一件落着。

そんな臭いセリフは吐かないにしても、そういうことはドラマの中だけではなく現実でもよくある話だ。と思うのは僕がプロのダメ男だからかもしれない。

歴代パートナーの多くは、付き合った頃に作った脚本になかった「もう知らない!」と扉をあけて飛び出すアドリ

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他人は天変地異みたいなもの

他人は天変地異みたいなもの

ツイートがプチバズした。

このツイートが

石野卓球さんご本人に届いたことで広まった。

幼かったころ母親と旅行に行き、温泉で無邪気に知らないおじさんに話しかけて可愛がってもらったことがある。今思い返すとカタギでない人だった。

子どもが目を離した隙に知らない人と遊んでいる。しかもどんな人か分からない。母は気が気じゃなかったのかもしれない。ひとりでに色んな人の元へ届いていくツイートを見ながらそん

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何を考えてるか分からないから

何を考えてるか分からないから

誰かと映画を見に行ったら泣きそうになっても我慢する。ライブを見に行っても楽しさが見えないように堪える。

家でアニメを見ればボロボロ泣くし、漫才の動画を見れば手を叩いてゲラゲラ笑うのに外ではストッパーをかけてしまう。

恥ずかしいのだ。感情をむき出しにするのを見られることが。

そんな性格なのにステージに立ったり文章を書いているのは、そういう場に立つと「いつもの僕」と「伝えたい僕」が分離するからだ

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尊敬と嫉妬が入り混じる朝

尊敬と嫉妬が入り混じる朝

目が覚めてツイッターを見たら後輩バンドの活躍が飛び込んできた。

居酒屋でバイトをしていた頃、他店からヘルプが来た。顔を合わせた瞬間に2人で爆笑してムービーを撮ってバンド仲間に送った。Saucy Dogのボーカルのシンだった。

「早く売れてバイト辞めたい」なんて話をしたかどうかはよく覚えてないけれど、言葉にはせずとも僕らの表情にはそういう思いが現れていたと思う。

それから数年、随分と遠くに行っ

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シチューをご飯にかけて食べるのが普通だった。

寿司を食っていたら病院にいた。

小学生のころ母親と回転寿司屋に行き、ひとりエビ祭りをしていたら身体中が痒くなり湿疹まで出て医者へ直行する羽目になったのだ。

幸い火を通していれば食べられるのだけどそれ以来、生のエビが食べれなくなってしまった。食べ物は摂取しすぎるとアレルギーになることがある。

アレルギーは体内に異物が侵入したときに異常に免疫が働いてしまう状態だ。エビは特に症状が出やすいらしい。

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