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#ライブ

大勢の中の一人だと思ってんじゃねえぞ!BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark

大勢の中の一人だと思ってんじゃねえぞ!BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark

BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora arkを観に行って、「ただのひとり」でいることが「誰かのうれしい」をつくっていくのだと思った話。

※一部セットリストのネタバレがありますので、気になる方は自己判断でお読みください。

前書きBUMP OF CHICKENをはじめて観たのは今日と同じ京セラドームだ。その日のライブを見て「何曲か好き」だったのが過去のアルバムを全てレン

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トマトとカボチャ

トマトとカボチャ

「カラオケバトルで負けたら嫌いな食べ物をお客さん全員から食べさせられる」というイベントを2回やったことがある。

シンガーソングライターの原口誠さんとの2マンライブだった。

誠さんはカボチャが嫌いで、僕はトマトが大嫌いだ。食べ物の中で一番。酸味と苦味が混ざったような味がどうしてもダメで受け付けない。

1回目は僕が勝ち、誠さんの苦しむ顔をニヤニヤしながら食べさせた。

しかし2回目は僕が負けた。

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好きなバンドを観れた時

「影響を受けたアーティストをあげて」と言われると3つ目以内には必ず出てくるバンド、ELLEGARDEN(エルレガーデン)のライブに来月はじめて行く。

近いものがあったからなのか、遠いからこその憧れなのか、それはきっとどちらも。音楽は言うまでもないのだけれど、ボーカルの細美武士さんの生き方にもぼくは何度も救われてきた。

細美さんのライブを生で観れたのはエルレが活動休止をしてからはじまったthe

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お客さんもありがとうをつくっている。

お客さんもありがとうをつくっている。

5月ぶりのライブでした。一緒に笑ってくれたみなさんありがとうございました!

今日は僕が10代の頃からお世話になっているOSAKA RUIDOというライブハウスの11周年月ということで、お祝いのライブをしにいきました。

といってももちろん前提は来てくれるみなさんに楽しんでもらうことであって、こういうライブハウスの周年とかスタッフの誕生日のときはどうやって「知らんがな」をなくせるのかなということを

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満月になりたい三日月

満月になりたい三日月

ライブハウスは孤独を埋められる場所だった。

誰かに好きと言われてもいまいち信じられなかった僕は人と過ごしていても寂しさを拭えず、唯一「すごい」と言ってもらえた音楽で繋ぎとめておかないとみんなどこかに行ってしまうんじゃないかと不安でたまらなかったのだ。

それは僕が僕を愛せずにできた穴から生まれていたのに、気づけなくて誰かに埋めて欲しいと願う日々。

路上で歌って歌って聴いてもらえなくて凹んで、た

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路上ライブが苦手だった

路上ライブが苦手だった

13年ぐらい路上ライブをやり続けておいて今更なのだが、実は苦手だったかもしれないことが判明した。

というのも先日久しぶりにふらっと難波まで歌いに行ったのだが、ギターを取り出すのも人目を気にし、人前で歌いながら「頼むから無視してくれ」と矛盾していることを思う始末。

難波=からまれる というイメージのせいか歩いてくるおっちゃんが全員殴ってくるんじゃないか、女性には笑われてるんじゃないか、若いにいち

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「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

今日もどこかのライブハウスでこのセリフをそっくりそのまま誰かが言っているだろう。

家族や友人、恋人、ぼんやりとならその存在を答えることができるけれど、今一番大切にしたい人は誰で、それはなぜかと聞かれて迷いなく答えられる人はどれぐらいいるだろうか。

頭の中や心の片隅にはっきりと思い浮かぶ誰かがいるというのはとても幸せなことだ。

何がしたい?何が

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思い出には生きない

思い出には生きない

「思い出はいつもきれいだけどそれだけじゃお腹がすくわ」

JUDY AND MARYのそばかす。このフレーズはとんでもない。

こういう何も言っていないようで、なのに全てを言ってしまうような一行を書ける人を尊敬する。

ジュディマリよりもYUKIソロ派だけれどもこの歌詞だけは知っている曲全部ひっくるめても素晴らしいと思う。

僕もライブ活動を続けて長くなるので「その時期のファン」がいる。

今も来

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生魚と自我

生魚と自我

綺麗な言葉を告げて去っていった元彼女が実はすでに他の男と同棲していた時にできた曲がある。

悲しみの向こう側の向こう側。どん底の底。

アルプス山脈のクレバスを突き抜けて地殻のマントルまでたどり着きそうな絶望ときたら、処理前の生魚のようにくせのある臭いを放っていたに違いない。

そういう想いや感情をポップにパッケージすることが僕にとっての作詞で、その瞬間をそこに表現することが僕にとっての歌なのであ

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音楽をやってることを言わないでいたい

音楽をやってることを言わないでいたい

書いていて恥ずかしくなること、言ったらどう思われるか不安なこと、泣いてしまうぐらい丸裸の感情、歌詞を書く時はそういうことを書くようにしている。

自分というのは思ったよりも自分に嘘つきで、本当は思ってもないようないいこと風なことを書いていて残念な気持ちになることがある。

「君をずっと守る」とか少女漫画のイケメン男子みたいにいい切れたらいいのだけれどあいにく僕がそんな純粋に想いを貫ける時代は終わっ

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僕らはみんなおかげさま

僕らはみんなおかげさま

自分の力だと思ってたものはぜんぶ誰かのおかげだった。

昨日はシンガーソングライター のウエダケイタくん主催のイベントがあり、そんなメッセージを込めてライブをしてきた。

いまライブ自体を減らしていて5月20日のライブ以外は辞退させていただくつもりだったのだけど、それを分かった上で出演してほしいという気持ちをはじめに受け取った。

穴埋めではなくそこに僕の形をした穴を作ってくれるというのは本当に嬉

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ライブでした!!!

今から打ち上げなので下書きしておきます:-)
楽しかったー!

と書いておいて打ち上げが盛り上がりまくってなんと帰ったら朝の9時(笑)

久しぶりにオールというやつをしてしまいました。

身体もしんどかったけど好きな人たちとなんでもないことで朝まで遊ぶってたまにはいいですね。

ということでこの日のnoteは結局サボりになってしまいましたが、現実世界がとても充実していた証拠ということでこのままにし

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25mを泳ぎ切れ。

どれだけ雑念をなくして目の前のことに集中できるかだと思う。

小学生の頃水泳の授業で25m泳げないと泳げるまで夏休みに登校させられる制度があった。

二人目の「考える人」になってしまうほど「休みとは一体なんなのか」と疑問に思いながらもしぶしぶ追試を受け、夏休み中盤に差し掛かった頃なんとか25mを泳ぎ切ったのだった。

僕が泳げなかったのは体に力が入りすぎていたのと息継ぎのタイミングが悪いのが原因で

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恋が愛に変わる時

恋が愛に変わる時

「あんたまだあんな男と付き合ってるの?早く別れた方がいいって!」そんな会話が今日もどこかの白木屋やラインで繰り広げられていることだろう。

恋は盲目というのは本当で冷静に見たらそれはないだろうということでも見過ごしてしまったりする。

普通の友達ならなんて酷い顔だと思うような寝顔でさえ何故か可愛く見えてくるのだからもはや一種の麻薬と言っても過言ではないだろう。

好きという気持ちは計り知れないパワ

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