「正月ぐらい仕事休めばいいのに。」

そう言った瞬間に「仕送りするから仕事減らしていいで。」と言いたかった自分に気がついた。

鍋と寿司を食ってガキ使をぼんやりと見て笑う。毎年のように変わらない年越しなのに何かが変わっている気がした。

姫路の駅前はきれいになって、店も増えて、まるで都会のような装いをしているのに、新宿駅みたいにややこしく入り組んだバス停は相変わらず21時には運行が終わってしまう。最近実家には歩いて帰る。

高校生の頃バイトしていた近所のお好み屋にギャル曽根が食べにきた。4家族分ぐらいを1人で食べて、デザートのオーギョーチも３個ぐらい食べていた。近くを通るとファミレスになっていて、思い出だけが長い伝票のように宙ぶらりんになった。

小学生の頃から変わらない舗装されていない凸凹の歩道。柵に囲まれた使い道を放棄された空き地。錆びたシャッターが降りっぱなしの工場だった建物。

変わっていないはずなのに変わっている。変わっているはずなのに変わらない。そういうものの上に2019年への道は続いていて、一生懸命進んでいてもだらだら歩いていても時間は過ぎていく。

何にも変わっていないのにおかんは歳をとっていく。

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「変わらず音楽を続けていけるように、変わり続ける。」
昨日先輩がツイッターに書いていた。

その先輩とはよく対バンさせてもらったり、一緒に路上ライブをさせてもらったりしていたけど、いつの間にか大きなところでワンマンをするようになって、今は自身のライブもしながら楽曲提供で数々のランキングで１位をとるようになった。

僕の働いているライブハウスはカラオケが使えるのだけど、作詞 作曲の欄にその人の名前が出るたびに誇らしい気持ちと、悔しい気持ちが入り混じる。

連絡をしたら変わらず返してくれるのだけど、あの頃みたいに肩を並べて音楽仲間だと言えない僕がいる。

その先輩だけじゃなく、人気アニメの映画主題歌になった同期のバンドのことや、2018年のレディオクレイジーに出演した後輩のバンドのことを話す時に全部思い出になってしまう自分を不甲斐なく思う。

胸をはって音楽仲間だと言い続けるために、僕も進んでいかなきゃならない。
変わっていかなくちゃならない。

同じことはできなくていい。同じような目標じゃなくていい。
僕は今これを本気でやって、こういうことができてる。
自信を持って話しにいけるようになりたいと思う。

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"自分の作るコンテンツで月に20万円以上稼げるようになる。"

僕にとって新年の抱負は「昨日何食べたっけ？」というぐらい簡単に忘れてしまうものでもう考えることさえしなくなっていた。だけどnoteの「#note書き初め」というハッシュタグを見て書きながら考えてみたら出てきた嘘偽りない「目標」がこれだった。

お金の話は汚いという人がいるけど僕はそう思わない。
守りたいものがあるなら避けては通れないものだから。

自分が楽しく生活していくこと。
好きな人にちゃんと行動で示せるようになること。
僕は今これをしてると胸をはって言えるようになること。

そして

「仕送りするから仕事減らしていいで。」
とおかんに言うこと。

この「目的」は全部、お金という「目標」があればできるようになる。

今僕が変わらないために変えていかなきゃいけないこと。
それは自分のコンテンツでちゃんと稼ぐこと。

2019年は気持ちだけじゃなくて、形で残せる男になるぞ。

という意気込みを残してnote書き初めを〆させていただきます。

今年もよろしくお願いします。
お互いにいい1年にしましょう！

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僕の幸せの責任を取る人は僕しかいないんだ

後藤大シンガーソングライター/作曲家
『それでもがんばりたい』と思いながら生きています。
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提供曲視聴 https://bit.ly/2EmR6sk
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