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切り替えができない

浦沢直樹さんのMONSTERを全巻買って、寝る前にちょっと読むつもりが朝になってました。いや、朝になってるのをわかっててもやめられずに読んでました。

noteも下書きのまま放置して更新の日付は12日だけど、今は13日の14:00です。

昔からハマるとこうで、他に予定が入っていても放置してそれを続けたくなるんです。ゲームも「ここまでいったらやめよう」を何回も繰り返して朝になってしまいます。

悪く言えば切り替えができない性格ですね。これのおかげで何度遅刻をしたことか数え切れません。

少し前から1日の初めに時間割をつくって行動してみるようになったのですが、これもまた予定をオーバーしてもそれをやって、後に入れた用事をやらずに翌日に回してしまうんです。

これはもうあきらめるしかないなと。切り替えが苦手であるのと同時にひとつのことに満足するまで集中するのが好きなんだと。

それならその日メインでやることを決めておいて、他のことは「できればやる」にしておこうと思ったのです。思ったより早く1つ目が終わったり、行き詰まったりしたら次に行ってみる。それがぼくに合った予定の立て方なのだなと思います。

いわゆる社会人としてはこの切り替えの下手さは欠陥かもしれません。一気にいろんな仕事を任されたり、スケジュールがあって嫌でも切り替えないといけないことも多いので。

だけどものづくりをしたり、人前で歌ったりする身としては、この性格が役に立ってくれているなあと。


昨日ツイキャスで友達がマインクラフトのゲーム配信をしていたんです。

このゲームの世界はブロックで出来ていて、例えば鉄鉱石のブロックを壊すと鉄鉱石が手に入るんです。それをかまどを使って焼くと鉄ができる。その鉄と木の棒を組み合わせて鉄のツルハシをくる。すると石を削るスピードが上がる。というようなことを繰り返してその世界で自由に生きていくサバイバルゲームみたいなものですね。

これがものすごく地味な作業で大抵の人は家を完成させるだとか、ダイヤモンドを手に入れるだとかそこそこで満足しちゃうと思うんですけど、友達は「それYoutubeで伸びてた動画で見たことある…」ぐらいのところまでやっていてびっくりしてしまいました。

何が言いたいかというと、その友達はギターもすごく上手いんですね。ひとつのことにハマる力がすごいんです。これは融通がきかないとも見ることができるけど、技術の向上や続けるといった行動に関してはかなりの威力を発揮する、つまり僕の切り替えが下手というのも角度を変えて見れば「本気で楽しめる」「苦しくても乗り切れる」というところにつながっているんです。

大人になるとやることが増えます。「やらなきゃいけないこと」も増えます。心の部屋は散らかって「やりたい」はどんどん脱ぎ散らかした服とかの下に隠れていきます。

でも、漫画にハマって朝になるとか、次のセーブまで…を何度も繰り返してしまうとか、そういう気持ちはなくなってないんだと思える時、少しホッとするし、嬉しいんです。

たぶん、少なくともぼくにとっては大切な気持ちランキング上位のものなのでしょう。寝不足で後悔もするけれど、今生きているって感じもあるんです。

「やらなきゃいけないこと」は0には出来なくても自分で減らしたりどっちでもいいことに変えてしまうことだってできる。

「やろうとする」ではなくて「やりたいをわきあがらせる」ようなことを続けていきたいのです。


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