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レンコンとちくわの穴

説明しすぎない方が面白いのかもしれない。でも伝わらないのは少し寂しい気もする。

2ヶ月ぶりに新曲を作った。日が空いたのはサボっていたわけではなく提供曲のお仕事をやらせてもらっていて、自分の歌を作る余裕がなかったからだ。

という説明がこういう場ならいくらでもできる。

書かない方が「2ヶ月何してたんだろう?」という部分が想像できて考える隙間ができるよなあと思うけれど

「サボってたと思われたくないぞ」という気持ちが説明をどんどん増やしていく。


レンコンの穴に肉を詰めようなんて考えた人がいる。ちくわの穴にチーズを入れようとした人がいる。ありそうでなかった発想だ。

そもそもレンコンもちくわも穴が空いているものだという固定概念があったら肉詰めもチーちくも生まれなかったかもしれない。

こうやってnoteやツイッターで好きなだけ書きなぐれるからか、久しぶりに書いた曲も「説明」が穴だらけのように感じて少し不安になった。

だけどきっとその穴ぼこがあるからいいのだ。

理解してほしいという気持ちもないわけではないけど、今はこの余白で遊んでもらうことを僕も楽しむほうが面白いなと考えている。

肉を詰めてくれる人、チーズを入れてみてくれる人、そういう人に出会うのもまたよいものではないだろうか。

よかったら新曲聴いてみてください。

ツギハギ アドバルーン

飛行船の形したアドバルーンが小さくなっていく
何を伝えたかったんだろう よく見えなかったな

地平線を目指して掲げたスローガンが
嘴にやられ だらしなく木に引っかかっている

誰が見てもゴミみたいさ

まだ まだ 一緒に過ごしてたいと願うから
ツギハギしてごまかしていた
ただ ただ ただの つまらない意地ひとつも
捨てられないくせに 何が守れたんだろう

時間が経てば風船はしぼんでいくこと
膨らんだ鼓動がいつも忘れさせる

まだ まだ 一緒に過ごしてたいと願うけど
ツギハギじゃもう直せないんだ
ただ ただ ただの くだらないこだわりを
どうしてそんなに 守りたがったんだろう


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