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解るけど分からない曲

女性の書く恋愛ソングが解るけど分からない。

西野カナさんのトリセツは「理解できる」けど心のピントがうまく合わないのだ。

朝こんなツイートをした。

インディーズミュージシャンのファン層は8割9割が異性という印象だ。

僕のフィルターを通して見た世界では「どこに共感しているんだろう?」という疑問が消えなかった。

これに対してご意見をくださった方がいて、話していくうちに

「僕が女性自身が書く恋愛ソングに共感していない」のだということが分かってきた。

そこがぼんやりしていたせいで男性女性という主語の大きなくくりになってしまっていたし、個人的な見方を世界にも当てはめてしまっていた。

冷静に考えているつもりでもフラットになるのは難しいものである。


西野カナさんは恋愛の曲を中心に歌っていて、共感者も数え切れないほどいる。それは素敵なこと。

ただ僕がその1/xではなかったみたいだ。

逆にYUKIさんが好きなのは生き様や人生観に惹かれるからなのかもしれない。ハマったきっかけはjoyの歌詞だった。

だけど恋愛の曲になるとやっぱり共感はできなくなる。

それでもYUKIという存在があの声、あの容姿、あの生き方で歌ってさえいれば、共感できなくても幸せなのだ。

昨日も楽曲提供などさせてもらっている安西彩矢のCD発売ライブに行ってきたのだけど、「この人が幸せそうに歌ってるだけでお腹いっぱい!」と思った。

歌う側になると音楽以外のところで評価されることに違和感を感じるようになるけれど、見ている側は音楽を飛び越えた想いも強くなるんだろう。

そんな風に歌詞以外にもメロディーや音以外の思い入れが混じり合って成り立っているのだなと考え直すいいきっかけになった。


意見をくれた方はとても思いやりのある言い方をしてくれて僕も受け取りやすかったのだけど、ときに意見はキャッチボールではなくドッヂボールになることもある。

「摩擦が起こる」なんて言ったりもするけど上手いこと言ったもんだ。

摩擦は熱を生み出し、そのエネルギーは火傷したりさせる危険性もあるけれど、使い方さえ間違えなければ最高の原動力になる。

むやみに人とぶつかれということではなく、違いに触れたときに「なかったこと」にしようとしないことで自分や相手を知るきっかけやおもしろさになるのだ。


今回はいい熱の使い方ができて分かったことが1つある。



今の僕は女心が分からないのでモテない…

糸冬



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