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オナラやゲップも音楽になる。

「サンプラー」という考え方が面白い。

最近サブスクリプション(定額課金システム)ではイントロでスキップされる音No.1がギターらしいと聞いて「そうだよなあ」と思った。

ゆず、コブクロが全盛期の路上ライブやギターロックが主流のライブハウスで過ごしてきたから寂しい気持ちはあるのだけど驚きはしなかった。そして先日ライブハウスに行って歪んだギター以外のサウンドに目を向けてみたいなと僕自身も感じていた。


昨日、新曲の案を考えるために、ビルボードのチャートを見たり最近の傾向を探ってみたりした。やはりエレキギターがメインで入っている曲は少ない。

全体的にリズムやリフがループで楽曲を引っ張ってそこに歌がのっているような印象。セクションが変わってもメロディーに抑揚が少ない曲も増えてきているように感じたけど、そこはわかりやすいのが好きなのでチャレンジしつつ自分なりのバランスで曲を作り始めた。


作曲ソフトに「サンプラー」という機能がある。(元々は機材)例えば「あー!」と声を録音して、その音声ファイルをデータとして取り込み、好きなタイミングや音程で使えるようにする便利なものだ。

「ほっほっほっ星野源の〜オールオールオールナイトニッポン!」の「ほっほっほっ」「オールオールオール」の部分と言えばわかりやすいだろうか。

この「サンプラー」という概念は生き方にも使えるのではないかと思った。

今回「ギターの音はもう流行りじゃない」を自分の音楽性に「サンプリング」した。サビにはこっそりiPhoneの通知音なんかも入っている。

同じように価値観や好き嫌い、もののとらえ方、というのもひとつの「サンプル」と考えて使うことで面白くできるのではないだろうか。

余裕がないと「違い」はどうしても摩擦になりがちだ。だけど「違い」ではなく「サンプル」と言い換えるだけで「数あるもののひとつ」という感じがしてこないだろうか。


好きかどうかは別にしてそれがあるという事実は変わらない。使うかどうかは自分次第。ヘイトとして吐き出すのも面白くするかも自分次第。

忘れないでおきたいのはオナラやゲップみたいな音でも音楽になりうるし、真面目な曲の中にどうやって喘ぎ声を入れようかなんてくだらないことをニヤニヤとやっている人もいるってこと。

どうせならそうやって遊んでいきたいなと思うのだ。

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この曲はサンプラーは使ってないけど自分なりにあそんだなあ:-)

後藤大
「弱虫のままで理想に嘘をつかない」
音楽と文章を中心にものづくりをしています。

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