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わかった気にならない

この前とあるイベントのために「学力テスト」の問題を作ることになったのだけれど、恥ずかしいことに中学生で習った様な方程式や地図記号が全然わからなくなっていた。

卒業してから使う機会のないものばかりとはいえここまで忘れていることが自分でも衝撃だった。正直大人になったからどころかテストが終わって1ヶ月もすれば御成敗式目がなんだったかも危うい。

人は必死で覚えたことも使わないと忘れる。もう少し厳密にいえば知識と経験が結びつくことで初めて自分の中に定着する。勉強と人生は密接につながっているのだ。


本はおもしろい。作者の人生観や考え方や知識がページの中にたっぷりと詰まっている。

自分の何倍も知恵のある人と1対1で居酒屋でじっくりと話してくれているようなものだ。しかもわからなかったらこっちのペースに合わせてくれる。

だから読んだ後は何かを手に入れたような気分になる。

スラムダンクを読んだ後にバスケがうまくなった気がするように。テニスの王子様を読んだ後にすごい球が打てる様になった気がするように。ドラゴンボールを読んだ後強くなった気がするように。

実際は何も手に入れてないのにわかったようになる気になるのは、知らないことよりかっこうわるいことなのかもしれない。

学んだことを実際に使ってみて、自分の言葉で話せたり、誰かに教えられるようになってはじめて「わかった」と言えるのだろう。


たくさん読んで、ノートに書き出したりしているけど、ちゃんと身についているものはまだまだ少ないなと思う。かっこうわるくならないように本当の意味で勉強をしていきたい。



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