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背伸び と 等身大

正しく背伸びをするには等身大の自分を知らなければならない。

自分の実力以上のものにチャレンジすること、たとえば普段ライブにお客さんを2人呼べる人が、100人目標のワンマンライブを決めるようなことを「背伸びする」と言ったりする。

僕もなんどもそういう挑戦をやってきた。


実力以上のものに立ち向かうときに人は成長する。どうすればそこにたどり着けるか考え行動するからだ。

しかしあまりにも遠すぎる目標を設定してしまうと無茶が生じる。

結果的に僕は100人以上の人に来てもらうことができた。本当に嬉しかったし楽しかったけど、体力も時間もお金も精神力も使い果たしてボロボロになった。そして終わるとまたふり出しのお客さんの呼べない僕に戻った。

挑戦の仕方が「背伸び」ではなく「一世一代の大ジャンプ」だったから。

思い出としてはいい。人生でそういう経験をしておくのは悪いことじゃない。それを踏まえて無茶をするのではなく確実に積み上げていくのがいいぞと今は言いたい。

健全に成長するには正しく背伸びすることが大切だ。


自分の身長、手の長さ、どれぐらい高く足が伸びるか、何分間その体勢でいられるか、それを知らないと目の前の壁に手がとどくか判断できない。

全然足りないのにむやみに大ジャンプを続けていたら運良く届くこともあるかもしれないけれど成長はできない。次の壁を越えるときまた同じことを繰り返すことになる。

そういう時は大抵「ちゃんと考えていないこと」を考えられていないからだ。余裕がなくなれば正しい道を見失うし、判断材料を見誤っていれば間違いだらけの設計図しか描けない。

自分のスペックを理解し、それに対して少し努力すれば手が届きそうな壁を登る。それを地道に繰り返し攻略していくことでいつの間にか今見たら山のような壁にもチャレンジできるようになる。

正しく背伸びをするために、まず等身大の自分でいることが必要なのだろう。

これは上に上にの話で、深く深くだったり、広く広くでもいいと思う。掘り下げて見つかるお宝があるかもしれないし、周りを見渡してみれば壁を越えるためのジャンプ台を見つけられるかもしれない。

つまり今の自分の限界を知ったうえで、確実に可能性を広げていくことが大切だと思うのだ。たとえ誰かと比べて小さくても、惨めに思えても。

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矛盾も含めて全部自分なんだ。

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後藤大
「弱虫のままて理想に嘘をつかない」
音楽と文章を中心にものづくりをしています。

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