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京都の美山村へ

つい数日前に京都府の美山村を訪れ、インバウンド観光開発とマーケティングのアドバイスを行ってきました。京都市から約90分の距離に位置する美山は、地元住民によって丹念に手入れされた茅葺きの家々が今も残っているエリアで、都会の喧騒から離れて一日をゆっくりと過ごしたい旅行者にとって記憶に残る風景を提供しています。

建物の維持(特に屋根)は非常に高額であり、地元経済はほぼ完全に観光に依存しています。ただし、おそらくこれだけでは村を維持する十分な収益を生み出すのは難しいかと思われます。数軒の小さなカフェと博物館がありますが、これだけでは政府の支援がなければ村を維持するのは難しいのではと感じました。

村の向かいにある駐車場は、全国どこでも見かける観光名所のような雰囲気を醸し出しており、実際に毎日午後3時頃、東アジア市場からの観光バスがたくさん到着し、少額もしくは何も購入することなくぶらぶらと歩き回り、写真の思い出だけキャプチャーし、去っていきます。

この場所に一晩滞在すれば、地元の人々との交流ができるのではと思いますが、実際には夜になるとかなり寂しい雰囲気になると、そこに滞在した知り合いから聞きました。

美山周辺は非常に美しく、地元の人々はより建設的な観光モデルを取り入れたいとい願っています。このようなコンテンツ開発に対するアドバイスをすることはいつも難しいと感じるのですが、そもそも一度訪問しただけでは簡単に把握しきれない根本的な問題が潜んでいることが多々あります。これにはしっかり熟考する必要はありますが、観光バスツアーからより考え深い旅行者をターゲットにし、長期的に関心を持つセグメントに対して目的地を適切にマーケティングすることがまずは一番の優先事項だと感じました。

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