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溝で浸透しやすい形状にする

雨どいがあるものの、水が停滞しやすい雨落ち付近で水が浸みこみやすくなるように作業した。

軒下にコンクリートが敷かれていて、コンクリートの脇に水が停滞しやすい。斜面変換線となるコンクリートと土の間に溝を掘って、しみ込みやすくする。

ビフォー。
コンクリートと土の境い目は、土が盛り上がるようになっていて、水が停滞しやすかった。

コンクリートにあたった水が、とどまりやすい地形となっている。水が地中へともぐっていきやすい状態にするのが作業の目標。


① コンクリート脇の斜面変換線となる部分に溝を掘る

② 溝が埋まらないように炭と枝を入れる。

枝はゆらゆらしない程度に密着させ、菌糸が育つように詰める。

コンクリートに沿って掘った溝に、枝を重ねて入れていく。
ぴょんぴょん出た枝は、揺れやすさの原因となる。
動き続けると安定して菌糸がのりにくいので、はみ出た枝は切って枝の間に差し込んでいく。
今回は手に入った燻炭を入れた。
燻炭は細かいので、すき間に入り込みやすく、作業しやすい。
燻炭が手に入らない場合は、竹炭を利用している。なければ軽い木炭など。
手に入れやすい有り合わせのものを使うといい。

③ 落ち葉を入れて泥よけとする。

葉が枝のすき間に入ることで、泥が入り込みにくく、日陰をつくるので湿った環境を保ちやすい。

枝の間に落ち葉を入れる。
落ち葉は秋にご近所からもらっておいたもの。
枝の間にギュッと詰めていく。
枝と葉が密着したところから、微生物が働いて菌糸が作られる。
葉が覆いかぶさって日陰となり、湿った環境が保たれる。

雨どいからの水が溜まりがちだったので、雨の日がたのしみ。

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