ゲスなラジオを聞いて、自分の中の人間らしさが目を覚ました
僕は聖人君子だ。
学校に遅刻せず、部活動に励み、他の友達が「先週の『ギルガメッシュないと』みた。むふふふ」という誘惑にも心が揺らぐことはありませんでした。
しかし、とある日曜日の夜、偶然ラジオを聞いたとき、
ダムのようにせき止められていた人間らしさが決壊してしまいました。
そのラジオは、ゲスナーと呼ばれるリスナーがいて、
女のパンティーが食べたいとか、エリートなヤツはくたばれとか、
芸能人はクソだとか、あらゆる誹謗中傷で構成されている。
「水清ければ魚棲まず」という言