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2017.3.24 高知リベンジ サルヴァドール

川内から車を走らせて
もう何時間になるんだろう。
すっかり夜は明けてもう日も高い。

やっと大分の佐伯港に着く。が、ここは目的地ではなくて経由地にすぎない。
目的地は高知だ。
2月16日から21日の間、僕はインフルに倒れいくつかの土地のライブを飛ばしてしまった。今日からそのリベンジマッチ。3月20日の川内西方でのライブを終え、3日間束の間の休息。そして今回は実家の車で旅に出かけた。くるまでの旅は久しぶりでウキウキしていた。

が、遠い。

旅の日程は基本近い町から次の街へ、次の街へ、と少しづつ移動するからそんなに長距離の移動はなかったのだが(あったとしても飛行機移動とか)今回はインフルのリベンジマッチで急遽決めてもらったため、この無理な移動となったのだ。

やっとのこと、大分の佐伯港に到着した。
ここからフェリーで四国へと渡る。

しかしこの佐伯港なんというか、貫禄があるというか風情があるというか。

何故か古本がやけに売ってて、割と好きな三国志を見つけたから、おおフェリーの中で読もかなとか思って見てみると

まず括り方が雑!ひも。そしてそして
3巻2冊ある代わりに2巻ない!その2巻のうちの1冊作者違うし。そして5巻から11巻に飛ぶって。間のストーリーは想像でなんとかしてください感。
もうツッコミどころ満載でこれを一括りで売ろうという心意気。そこに感動しました。勿論買いませんでしたが。

フェリーに乗り込み九州を後にする。
こうしてフェリーに乗ると
青森〜苫小牧のフェリーを思い出す。
携帯の電波なくなるなくなる詐欺。

今回もだーいぶ圏外ならなかった。
(一応なったはなったよ!)

ここ佐伯港からフェリーで3時間。
四国の西、宿毛港に到着する。

そこからまた車を走らせて2時間半。

休憩したりして走ってたのもあって
出発して12時間近く。やっとやっと
四国の目的地、BARサルヴァドールに到着。

もう着いた時にはぐったり。
サルヴァドールは去年の555ツアーでもお世話になった場所。そこの店主あつしさんがこの3月で店を辞める、とフェイスブックの投稿で見た。飲食関係以外の仕事にこれからは就くらしい。なので、このタイミングで来れてよかったなと思う。 いつもにこのあつしさん↓

高知のイベンターの英ちゃんとも再会。
インフルで来れなかった2月のライブも英ちゃんに企画してもらったのに、申し訳なかったでした、と謝罪。そして共演の皆さんと話をする。

共演のやのなつこさんは、ひごさつま普通に聞いてました!と言ってくれて、本物がいるーすごーい、と言ってくれました。ので、すきすきマーチやること、確定です!笑

そうしてライブが始まる。

ごめん、やのさんのライブ写真撮り忘れた。
素朴で素敵な歌たちでした。
カバー曲だったか、コンドームという歌詞が出てくるやつがあってしれっと歌ってたのでなんかすごいなぁと思った。

ギター超絶テクボーイ小松くん
オーストラリアで路上ライブで生計を立てて多こともあるらしい、すごい。この春からはアメリカに渡ると言っていた。ワールド!すごいなあ。話を聞いてて、全然海外に興味がなかった僕だったが、とても興味が湧いた。それくらいからの海外話面白かった。勿論彼の技術あっての経験だろうけど。

Linkのお二人。よく路上ライブをしているそうで、ライブ慣れ感多し!なんだか2人のバランス感、かかあ天下みたいなとこ?が面白かった。

遅れてきた社会人シンガー藤村さん。力の抜けた感じというか、アンニュイな笑い方とか、でも人間味が溢れてた。エレキギターで弾き語りするタイプ。

セットリスト
僕は今日も旅に出る
すきすきまーち
街に響くラブソング
えんそく
魔法必殺秘技忍法
ハウアバウト
すきくる

enふるさと

終演後、主催の英ちゃんや共演の皆さん、そしてあつしさんと飲む。まあこういうライブ後の打ち上げって、真面目な音楽の話ってしてなくて、大概はくだらない話ししてる、山口周南のライブの時はおっぱいの話だったが、今回も似たようなもんだ。笑

帰り際、共演の小松くんが嬉しいことを言ってくれた。

ごうさんがインフルにかかってなかったら今夜という日はなかった。そしたらごうさんと出会えてなかったかもしれない。アメリカに行く前に会えてよかったです。と。

まあそういう言葉に甘えすぎちゃってもダメなんだけど、本当にそうかもしれないと思った。
2月に高知に来る予定だった時は、サルヴァドールではない店でライブする予定だった。それが、僕のインフルで僕不在でのライブに急遽変わり、そのリベンジ公演として、この日、この場所サルヴァドールで演奏できた。
まあ実際ライブに出れず迷惑もかけたし、2月のライブ会場には申し訳はない。
が、結果こうやって、あつしさんが辞める直前にサルヴァドールに来れたんだ。なにか運命めいたものを感じる。

去年555ツアーを回る前までは、高知に知り合いなんていなかった。弾き語りの友達、河野圭佑くんが、あつしさんを紹介してくれて、あつしさんが英ちゃんを紹介してくれた。英ちゃんがいろんなアーティストや店や人を紹介してくれる。

あつしさんが僕の「ふるさと」を好きだと言ってくれてたのを思い出し、僕はアンコールでふるさとを歌った。

あつしさん、また会いましょう。
今度はお酒を作ってもらうのではなく
お酒を酌み交わす人として。

すきくる346/556

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