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2017.2.25 福島 ぼんと

業務連絡
今日のも長い。
ごめん。調子乗った。
これからは少し控える。
中高生の頃の話に
飛んじゃったのがいけない。
まさとのせい。
以下本編。

大田さん宅で目を覚ます。朝9時半。
昨夜の酒がふんだんに残っていて頭が重い。

今日は新宿のバスターミナルから
ニシゾノマサト君という中学高校の友達と
一緒に福島に行く予定だ。
神奈川に住むマサト
「剛りん(僕の中学の頃のあだ名)の旅どこかで見に行きたいなーしかも田舎とかだとさらに楽しそう」今は神奈川でサラリーマンをしてる彼、土曜で福島。この日に決めた!と福島のライブに参戦することを決めたらしい。それでどうせなら、と一緒に新宿から高速バスで行こうということになった。

支度をして大田さん宅を出る。昨夜は酔ってたから全然わからなかったが案外駅まで遠い。そしてJRに飛び乗る。少し途中電車が停車して遅れる。新宿駅は広い。確かバスタ新宿(って名前のバスターミナル)に繋がってる改札があったはず。人人人、だけど駅員さん全然いない。聞きたいのに。人も物も探している時には見つからない。いた!いた駅員さん。バスタ新宿はどこですか?と聞く。8番ホールのずっと奥ですね。ホームの奥なのかー見つからないわけだ。ダッシュで向かう。残り五分。やばい。バスに着く、しかしまだ二階。乗り場は四階。荷物が重くて走るのも遅い。でも走る。マサトに電話。マサトはとっくに着いているのだが、「2人揃わないと乗れない」と言われてるらしい。予約のメールも転送していて、それを運転手さんに見せても、だ。乗り場どこ?D12だよ。どこだそれ。探すけどAのなんちゃらばかり。遠回りをしてしまってたようだ、マサトが見えた。バスもいる、いるがいや待て。走り出してない?走り出してる。10時半発のバス。
僕は本当にタッチの差で乗れなかった。31分着。とばっちりでマサトも乗れなかった。笑
僕はまあ自業自得として、2人揃わないと乗れないとはどういう理屈だ。

とばっちりを受けた男と
遅刻を電車やバス会社のせいにする男

かくして次のバスを待つ。窓口では切符は買えなくてネット予約のみ、ネット予約では女性専用シートしか売り出されてない。そんなことある?とバスを待って直接聞いてみることに。しかし、女性シートしか空いてないですね。と断られる。空いてるのに、男性だからと乗れなかったわけです、くそう、どういう理屈だそれ。わかるけど。

途方にくれる2人。とりあえず今日のライブ共演の一柳君に17時くらいに来てくださいと言われてたので、それには間に合わなそうだと判断。遅れると連絡。オープン時間19時までに来てくれれば大丈夫ですよ、と。なるほど、そこまではかからないです急いで行きます、と伝える。仕方ないから、電車で行こう、乗り換えたくさんだけど。いや、三千円くらい多くかかるが新幹線もあるよ、とマサト。うん、新幹線だな。

新幹線でビュン。

マサト君と僕はさっきも言ったが中学高校の同級生だ。当時、僕がよく遊んでいた同じ部活の友達、たかりん、なおき、ゆうちゃん、という4人。古垣団、っていつのまにか自分たちで言うようになった。(僕はずるいとこがあって代表は誰かにさせてナンバーツーのポジションで牛耳ろうとする節がある。実質若松団でもいいのに、古垣ゆうじろう君を風除けに先頭に立たせている。笑)

古垣団の活動は、自分たちで漫画を1コマ交代で描きあったり、カードゲームを自分たちで作ったり、「ヘディング家族」というバスケットボールをヘディングして地面に落とさずリフティングでつなぐ遊びをしたり、カメラーズと名乗ってインスタントカメラでいろんなポーズや場面を撮る旅に出たり、コントを作ったり、歌を作ったり、RPGツクールでゲームを作ったり、誰も聞いてないラジオ番組を作ったり。テスト問題を作ったり。

※画像はGET OUT DS〜春色の旋風〜より

今の僕のすべての基礎はこの時にすべて出来たと言ってもいいような青春時代。こんな感じだけど僕らはクラスの端っこにいるようなタイプではなかった、むしろクラスではよく喋る方。ヤンキーではなかったけどヤンキーとも喋れる。中間層。僕なんて今思えば何故そうなったのかわからんがテニス部キャプテンで生徒会長してたんだから不思議。ともかく、普通の中高生がサッカーや野球、ゲーセンいったり、タバコや酒で大人ぶってつっぱったり、青い男女交際に興じているその同じ頃、我々は謎の創作活動に明け暮れていた。童貞達のあくなき想像心。

そのテニス部の古垣団に、ふらっと卓球部だったニシゾノマサトは現れた。だいたい僕が主導して喋ったり漫画を描いている中、この男はガンガン僕より前に出ようとする。なんだこの男は。面白いな。こうして古垣団は5人になって。マサトは創作活動において、なくてはならない存在になった。そのポジションを自ら勝ち取った(そんないいものじゃないけど)

それから九州各地の大学に皆それぞれ入り散り散りになった古垣団。去年くらいからまた集まるようになり、マサトと僕でツイキャスのラジオを週一で始めた。マサトは今や結婚して一児のパパで、普通のサラリーマン。だがしかしやっぱり、この男、面白いのである。2人の中で「中高生の頃の続き」が始まったわけだ。
ラジオ「ミッドナイトゲットアウト」http://twitcasting.tv/midnightgetout
ライブ履歴にて過去分が聴けます。
リスナー15人くらいしかいないのに公開生放送やったり、グッズ作ったり、馬鹿やれて楽しい。やりたいことやるって無敵だと改めて思う

まさとの説明が長くなった。そんなまさと君との旅・福島編。新幹線の道中も漫画を描く。結局32歳になってもやってること同じなんだよ。そうこうしてるうちに、福島駅に着く。


宿・やまと 到着。
男2人一緒部屋。

湯を浴びる。

…すみません。

そして本日ライブの スナック ぼんと へ。

今日共演の一柳君が紹介してくれた店で、一柳君も飲みに行ってはたまに歌っている店らしい。そこのママ・しのぶさんがひごさつまを気に入ってくれたらしくて、一緒にひごさつま歌いたい!と言ってくれてる、ってのを事前に聞いていた。なんだか楽しそう。そういう予感ってわかるよね、もう楽しい夜確定、みたいなさ。

ママにご挨拶。お寿司をご馳走してもらう。
そして乾杯。
リハをそこそこに済ませる。

そこに神奈川から来た男
木村君、という人物合流。
木村君は、まさとの会社の後輩で、僕らのラジオリスナー。笑
そしてごついカメラの使い手。今日は、東京でカメラのセミナーみたいなのに昼間参加してから、福島に新幹線で駆けつけてくれたそう。セミナーで勉強してきたから木村君のカメラモチベは爆発寸前!一眼レンズが火を噴く!

※真ん中らへんでカメラ構えてるのが木村君。

曲も聞かずにひたすらに撮影!
マサトも僕を見ずに木村君に俺を撮れ!と言わんばかりのアピール。

と、いうわけでここからは木村君撮影の写真をたっぷりどうぞ。
(旅先でパケ死が怖いため圧縮された画像使ってます、これでも綺麗だけど本物もっとすごい。)

ぼんと 満員御礼。常連さんや一柳君のファン、そして僕のために鹿児島から駆けつけてくれたお客さん、熊谷で一度僕をみてくれて、地元福島だからと駆けつけてくれたお客さん、神奈川からマサトと木村君。各地からありがたいね。
ほらやっぱマサト、カメラ目線。

各地からライブ一柳君からスタート!
一柳君は可愛い顔して表情があまり変わりませんが、シニカルな笑いを提供してくれる愉快な男です。シャンプーの曲とMCが特徴。そのイメージばっかになるんすよね、と言ってたけど、仕方ない!覚えやすいからな!笑

そして僕。喉が掠れてきた。それでも、こうかな?これでどうかな?と色々試しながら歌ってみた。掠れたり、戻ったり、体って不思議だまだ知らない使い方ありそう。研究ですね、歌は一生かけて完成する気がする。

セットリスト
スキマミュージック
ぐるぐる
ゆー
魔法必殺秘技忍法
How about seeking Another one
すきにくるいすきにまようまた

en
手紙を書く癖
すきすきマーチ
ときがたつってことは

最後、しのぶママと一緒に、ひごさつま歌った。ぼんとさつま、と会場では言ってたけど、後日Facebookには、しのぶさつま、と書いてあった。まあ、どっちでも僕はいいです。笑
この笑顔。楽しかったですねー。親子ほど年は離れてるけど、歌ってそれを越えますね、ヘイ!

ライブ後も飲んで喋る喋る
ぼんと の常連さん達からも沢山 応援するわ、と言ってもらって有り難かった。暖かいところだ。一柳君もニコニコしながらどんどん飲む。

何度も言うけど場所は人だ。
ここの場合はそうだ、しのぶママのもとに
みんなが集ってる。
しのぶママの人間性が明るさが
ここの場所の雰囲気そのものになって
そこに集う人もやっぱりそういう雰囲気を持ってる。

初めて会った気がしないねーといろんな人にこの日言われたんだけどね
その言葉そっくりそのままお返ししますよ。

初めて来たとは思えないなあ、ここ。

マサトもすっかり酔っ払い、一柳君や他のお客さんに漫画を読ませて、その解説をしてたり、この隙だらけな親分肌、どこまでもこの男僕と一緒だ。マサトは僕みたいだし、僕はマサトみたいだ。
歌を歌って、漫画を描いて、いつも中高生の頃の延長にいる僕ら。変わったのはお酒を飲むようになったことか。大人って楽しい。僕らは20代の頃はそれぞれの生活、僕はバンドマンとしての、まさとはサラリーマンとしての正義や価値観でいっぱいいっぱいだった。だから東京と神奈川で近かったのにあんまり会わなかった。
しかし去年くらいから頻繁にまた会うようになった。30代のになり、すこし余裕が生まれて、お互いのことが見えるようになったのかもしれない。今は本当に楽しいな。どんどん視界が広がってくみたいだ。1日1日、1秒1秒見るとしんどいこともあるけど、ちょっと引いてみたら最高だ。なんてことない。

地元のお酒・金水晶を歯医者の先生より頂いき、飲む。くぅ、きくね。美味しい。すっかり僕も酔っ払う。地元のお酒っていいよね大好きだ。

普段あんまりお酒飲まない僕のお客さんも
何杯も飲んでたのがなんか嬉しかった。
旅がそうさせるのか
この店がそうさせるのか
僕のや歌がそうさせるのか
あるいは全部そうなのか。
答えは出ずともそれでいい。

また来ます!ぼんと。

宿に戻って少し飲んでラジオをする。

だけどやっぱりもう眠くて倒れるように寝る。
別部屋に泊まるはずだった木村君も寂しいからと僕らの部屋に来て、男3人コの字で寝た。
夢の中で、また歌って、漫画を描いて、ラジオやって、コントをやって。
いつまでも僕たちは古垣団なのであった。

すきにくるいすきにまようまた
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