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人気の国家資格「宅建士」資格取得のメリットとは?不動産業以外でも活かせる?

国家資格の中でも圧倒的な人気を誇る「宅建士」。

今年度の資格試験まであと1ヶ月ほどとなった今、
本腰を入れて資格勉強をしている方も多いかと思います。

今回は宅建士の資格を取得するメリットや、試験について解説します。


1,宅建士とは?

まず、宅建士とはそもそもどんな資格なのでしょうか?

宅建、または宅建士とは「宅地建物取引士」の略称で、
不動産取引の専門家であることを証明する国家資格です。

受験資格は特に無く、年齢や性別、
国籍問わず誰でも受験することができます。

宅建試験に合格し、宅建士として登録を受けることによって
ようやく宅建士としての仕事をすることができます。

不動産取引における重要事項説明などは宅建士の独占業務で、
宅建資格を持っている人しかできない業務が複数あります。
また、不動産取引を行う場合、
従業員5名につき1名以上の宅建士の配置が義務付けられていることもあり、宅建士は不動産業界には必要不可欠な存在なのです。

そのような社会での需要の高さから、
毎年20万人前後の受験者数を誇り、多くの国家資格の中でも
群を抜いて人気のある資格だということが分かります。

宅建受験者数の推移(R2、R3年度は10月、12月度受験者数を合算しています)


2,宅建士の資格を取得するメリット

宅建士の資格を取得するメリットについて具体的に紹介していきます。

①宅建士にしかできない仕事がある

前の項目でも触れましたが、
宅建士には資格を持っている人にしかできない「独占業務」が存在します。

宅建士にしかできない3つの独占業務について具体的に見ていきましょう。

  • 重要事項の説明

不動産取引では契約を締結する前に契約上重要な事項を説明することが
義務付けられており、これは宅建士が行わなければなりません。

契約書には専門用語等も多く、不動産の知識を持たない人が読んでも
内容を把握することが難しいため、
必ず有資格者から説明をするように定められています。

重要事項の内容は登記、敷地面積、
飲用水・電気・ガス等のインフラの供給施設、
契約の解除方法、水害ハザードマップなどがあります。

  • 契約書への記名

契約書にも宅建士の記名が必要です。
宅建士の記名により契約書の内容が保障されています。
このように宅建士にしかできない業務があり、
宅建士がいないと契約をすることができないため、
有資格者は業務において非常に重要なポジションを担っています。
自身のやりがいにもつながるメリットです。

②就職・転職活動で有利になる

不動産取引を行う場合、
従業員5名につき1名以上の宅建士を雇わなければならないと
宅建業法で定められています。
そのため不動産業界では常に宅建士の募集があります。

また、有資格者と資格を持っていない人では
従事できる業務の範囲にも差があるため、
業界経験が同じ年数であったとしても、
企業としては有資格者を優先的に採用する場合がほとんどです。

さらに、不動産業の他にも宅建資格が活かせる仕事もあります。
宅建資格が活かせる業界を一部見ていきましょう。

  • 金融業界

金融業界では不動産を担保に融資を行うことが多く、
不動産に関する知識も求められる場面があるため
宅建の資格を所持していると有利になる場合があります。

  • 建設業界

建設業界でも宅建資格を持っている人を雇用する場合が多くみられます。
建築士が建設した物件を自社で販売する際に有資格者が必要なためです。

  • 保険業界

保険業界でも不動産の知識が求められる場面が多くあります。

ライフプランニングという形で家計に関する相談を受ける際、
住宅ローンに関する問い合わせや不動産投資についての相談など、
必ずと言っていいほど不動産の知識を求められ、関連性の深い業界なので、保険の営業マンでも不動産の知識があるとより活躍の幅が広がります。

このように、不動産業界だけでなく
宅建の知識を持つ人が求められる業界は多く存在し、
宅建士は様々な業界で重宝される存在です。

また、資格を持っていることによって
転職する際により良いポジションに就くことができるケースもあり、
キャリアアップに繋がりやすいというメリットもあります。

③年収アップ、キャリアアップに繋がりやすい

多くの不動産会社では基本給に加えて、
宅建士に資格手当を支給している場合が多いです。
そのため、同じ会社で同じ年数勤続していた場合でも、
資格を持っていた方が年収が高くなる場合が多いです。

また、資格取得を昇進や昇給の要件としているところもあるので、
資格を有していることでキャリアアップに繋がる可能性があります。


④マイホーム購入など、自身が不動産取引をするときに役立つ

マイホームを建てる・購入する時、または親の不動産を相続した時など、
仕事だけでなくプライベートでも
不動産の知識があると役立つシーンがあります。

特に不動産の売買は高額な取引になるので、
自分自身が知識を持っていることで、
妥当な金額での取引ができているか、建設会社に問題はないか、
などの判断を自分ですることができます。

宅建士の知識を持っていることでトラブルを回避し、
適切な取引をすることができるのです。

また、賃貸物件を借りる場合にも知識があることによって
よりよい物件を探すことができたり、
入居後、退去時のトラブルを避けられたりします。


3,まとめ

宅建士の資格を取得すると仕事上のメリットはもちろん、
プライベートでも役立ちます。

一度試験に合格すれば生涯有効な資格であり、
5年ごとの更新をすれば
宅建士としてずっと仕事をすることができるのも
大きなメリットの一つです。

年収アップや昇進も見込め、
宅建士としての仕事はなくなることもないので
持っていて損はない資格です。

ちなみに…
グピカホームでは入社後に資格取得補助制度を使って
宅建士の資格を取得して活躍しているスタッフもいます!
業務を学びつつ、資格取得に向けて勉強をすると
よりスムーズに知識が身に付きやすいという意見も!

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