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令和話題に上がる事はまずないちょっと昔の微妙な知名度のテレビゲームとその音楽の話1「ブシドーブレード」

初めまして、テレビゲーム大好きなDTMerわんにゃんシンフォニーこと吉本と申します。

最近bandcampの方からこういうアルバムを配信しました。

多感な時期に聖剣伝説3(※1)というゲームの音楽に衝撃を受け過ぎて体からゲーム音楽が抜けなくなってしまい、こんな事になってしまったのです。

と言うかそもそも聖剣伝説の音楽が今のゲーム音楽の礎になっているんだけどまあそれは置いといて、(例のジェスチャー)

私は微妙なゲームとその音楽を広めたいのです。

ここで言う微妙とは、『知名度』『面白さ』『評価』『雰囲気』等を指します。

尚、ゲームやらない人にも伝わるように出来るだけ用語やスラングを使わず分かりやすく書くつもりです。


まあ趣旨の説明はこのくらいにしておいて本文行くよ。

※1 スーパーファミコンでかなり売れたゲーム。フュージョンやロックといった既存の売れ線音楽ジャンルやヨーロッパ系クラシック音楽の模倣ばかりが溢れていた当時のゲーム音楽界にアジア音楽やアフリカ音楽の要素を取り込み全世界に衝撃を与えた名作。

第一話、ブシドーブレード

6人のキャラクタと8種類の武器を自由に組み合わせて戦う、新しいタイプの格闘ゲーム。(Amazonの商品説明より)

これは有名ですね。

真剣を持った武装集団のメンバー達を操作して殺し合うゲームです。
足を深く斬られれば当然立てなくなり、腕を深く斬られれば当然武器を持てなくなり、巨漢がデカい武器を振り回せば当然誰も手を付けられない、そんなゲームです。

格闘ゲームとは、基本的に『キャラの上に表示された体力ゲージを少しづつ減らしていき、先にゲージが0になったら負け』というルールが主流なのですが、『格闘ゲーム』というジャンルながら上記のリアル過ぎるシステムから未だに「クソゲー」「バカゲー」(※2)と言った評価を受けています。

しかし、声を大にして言いたい。

でも、noteなので文字を大にして言いたい。

キャラかっこいいし無茶苦茶面白いよ!

※2 「クソゲー」はつまらないゲーム、「バカゲー」は楽しめるが狂ったゲームを指すゲーマー界のスラング。私はこの呼び方嫌い。


どんな剣でも振ったその時隙は生まれる。
当然相手はその隙を突く。
しかし相手の反撃を誘う為にフェイントで剣を構える事もある。
結果、互いに剣が触れ合うか触れ合わないかの距離で緊張感溢れる激しい心理戦が繰り広げられるのです。
しかも当たれば即死。
足を斬られ立てなくなり不利な相手でも、「トドメ刺そうとしたら地面の砂を掛けられ目潰しされた隙に串刺しにされる」といった恐れがある為迂闊に手出し出来ない。

他の対戦ゲームでは中々味わえないスリルが味わえる、決して他の格闘ゲームに劣ってなどいない立派な対戦ツールです。

しかもストーリーも中々渋いし、キャラもカッコいい。

登場人物、暗殺者集団『影』の面々


影が自身の故郷の一族を皆殺しにしたと知り影に反逆する琉球人。
武士道に憧れ来日し、影に入ったが、意にそぐわぬ殺しを命令され「自身の武士道はこれではない」と影に反旗を翻すアイルランド人。
影に不穏な空気が漂っている事を見抜いた巫女。
今起きているゴタゴタは師範代が源氏の妖刀の封印を解いたからではないかと疑う影の裏を知るベテラン。

「バカ」と笑い飛ばすのは違くないですか?


ゲームの説明はこの辺りにして、作中の音楽の話です。

「武士道」をモチーフに曲が作られている為、『徐なる事林の如く』でBGMは大人しめです。

ですが、オープニングで流れる曲をお聴き下さい。


なぜオープニングだけドラムンベース!?(ドラムンベースの意味知りません)

そして、続編のブシドーブレード弐

ブシドーブレード弐、初代とシステムが変わり難しくなり、個人的には初代程のめり込めなかったので8回くらいしかクリアしてませんが、それは置いといて作曲家がメタル畑の人になりBGMの作風が一変。

基本的に前作と同じく林の如く山の如くな静かなBGMで1人プレイでは無音なんですが、所々で「それは無いだろ」という程はっちゃけた曲が流れます。例えば、

邦楽とメタルの融合!

初代ブシドーブレードで賑やかなのは私の記憶にある限りではオープニングだけですが、ブシドーブレード弐ではエンディングのスタッフロールや対戦モードでこんな感じのが沢山流れます。

なんならブシドーブレード弐のサントラだけ買うのもオススメです。(中古で2万円くらいするけど)


長くなりましたが、以上です。

初代ブシドーブレードも、ブシドーブレード弐も、中古で100円くらいで売ってるからプレステ持ってる方はオススメです。血とか出ないし100円分の価値はあると思います。

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