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ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークについて

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークについて

 ボルドリッジ・フレームワークは、次の3つの質問に答えるのに役立ちます。
・あなたの組織は必要な成果を上げていますか。
・あなたは、どのようにそれを知っていますか。
・あなたの組織は何をどのように改善または変更する必要がありますか。

ボルドリッジは私の組織のために何ができますか?

 あなたの組織が新しいか、成長しているか、または長年存在しているかにかかわらず、組織は日々および長期的な課題に直面しています。また、これまでのところうまく機能している強みもあります。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークとそのパフォーマンスエクセレンスに向けた審査基準は、現在のリーダーシップとマネジメントの問題に関する実証済み(proven)の実践を一連の質問に組み込み、課題に立ち向かい、強みを活用し、組織のミッション、継続的な成功、およびパフォーマンスエクセレンスを達成するために、組織のすべてのコンポーネントを全体でひとつにしようとしています。(組織のこの見方を、システム的視点と呼ばれます。)
 組織の中で行われている様々な活動を、それらが個々バラバラでなく、有機的に結びついて、ミッションやビジョンの達成につながる活動となるようにするということです。
 いくつかの質問に答えるのが難しい場合があります。また、一部の質問は他の質問ほど組織に関連していないと判断する場合もあります。それでも、すべての質問は、パフォーマンスと持続可能性を改善するための強みと機会の領域を特定するのに役立ちます。

ボルドリッジはどのように機能しますか?

 ボルドリッジは、組織が目標を達成し、結果を改善し、競争力を高めることを可能にする非規範的なフレームワークです。
 核となる価値観と概念は、パフォーマンスの高い組織に見られる一連の信念と振舞いであり、ボルドリッジ・フレームワークの基盤です。

核となる価値観と概念
•システム的視点
•将来を見据えたリーダーシップ
•顧客に焦点を当てた卓越性
•人々を大切にする
•俊敏性と回復力
•組織学習
•成功とイノベーションに焦点を当てる
•事実に基づくマネジメント
•社会貢献
•倫理と透明性
•価値と結果の提供

 ボルドリッジ審査基準は、組織の主要な領域を表す7つのカテゴリーに編成されています。

(1)リーダーシップ
(2)戦略
(3)顧客
(4)測定、分析、およびナレッジマネジメント
(5)働き手
(6)オペレーション
(7)結果

 今日の組織が直面している重大な問題は、これらのカテゴリー全体に織り込まれています。

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 以上は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024版(冊子)から引用しています。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。




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