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ボルドリッジの活用方法

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 組織の大小にかかわらず、ボルドリッジを活用して改善できます。ボルドリッジを体験すると、どこから手を付けるべきかを決めるのに役立ちます。

 ボルドリッジフレームワークを活用して組織を評価するために、まず次のような方法が提案されています。

ボルドリッジ・フレームワークについて学習しているだけの場合。 。 。

  1. 最初に登場する組織プロフィールの質問を一通り眺めます。これらの質問に対する答えを経営幹部と話し合うことが、最初のボルドリッジの自己評価になります。

  2. ボルドリッジの11個の核となる価値観と概念を学びます。核となる価値観から見ると、あなたの組織がどのような状態にあるかを検討してください。改善すべき点が見つかりましたか?

  3. パフォーマンスエクセレンスの項目に対する17の審査基準の表題の質問に答えて、審査基準と組織のパフォーマンスの基本的な理解に到達します。

  4. ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク(小冊子)の「審査基準」にある青色の見出しを読んで、全体的なパフォーマンス管理システムの簡単な概要を理解してください。リーダーシップシステムを確立し、パフォーマンスを測定する際に、これらすべての側面を考慮していますか?

  5. ボルドリッジ・フレームワークとその補足資料を、組織のパフォーマンス向上に関する一般的な教材として使用します。この小冊子とオンライン上の資料(https://www.nist.gov/baldrige/publications)は、別の考え方をしたり、新しい参考資料を提供したりするのに役立ちます。

  6. クエスト会議、ボルドリッジ秋季会議、あるいは、地域のボルドリッジベースの会議に参加してください。これらのイベントでは、ボルドリッジ賞または地方賞の受賞者の模範となるアプローチ(方法)に触れることができます。これらの組織は、Baldrigeフレームワークを使用して、パフォーマンスを向上させ、革新し、世界クラスの結果を達成しています。ボルドリッジの自己評価に関するワークショップは、これらの会議と併せて開催されることがよくあります。

  7. ボルドリッジ賞の審査員になるか、ボルドリッジ審査員研修に参加してください。審査員は貴重なトレーニングを受け、申請組織を評価し、審査基準を組織に適用する方法を学びます。

  8. ボルドリッジ・エクゼクティブ・フェローになります。ボルドリッジ・フェロー(C-suiteおよび新進のエグゼクティブ)は、エグゼクティブ開発プログラム(https://www.nist.gov/baldrige/products-servicesを参照)に参加し、お互いから、およびボルドリッジ賞の受賞者から学びます。

  9. あなた自身とあなたのリーダーシップチームを評価します。リーダー同士でロールモデルのリーダーシップの属性と行動について話し合うことから色々気づきが得られる可能性があります。

ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024(冊子)より引用。翻訳&アレンジ:筆者)

 このノートでは、この1~5あたりを一緒に学んでいきたいと思います。

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 以上は、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク2023-2024版(冊子)の記述を参考にしています。
 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。



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