人から投影されないようにする方法
現代人にとって、ストレスの大半は人間関係によるといってもいいらしい。
その人間関係のトラブルの一因として「投影」がある。
投影をするにしろされるにしろ、100%避けることは難しい。
けれど、避けたい。
投影されると、嫌われるのでめんどくさいのだ。
そのために最近やっていることがあるので書いてみる。
それは本当に単純で、思ったことを口に出すということだ。
先日参加したイベントでシェア会があった。
わたしはあるひとの話を聞いていて、涙が出てきてしまった。
それで、まずいと思った。
そのひとがプライドが高くて馬鹿にされることが何より嫌いだとそれまでの話でわかっていた。
わたしが涙を流すことでそのひとに「同情されたくない」と思われる可能性があると思ったのだ。
けれど、わたしは同情していたわけではない。
本当に素直に感動してしまったのだ。
そのひとがあまりにも素直で真摯に無防備に気持ちを言葉にするから、涙が出てきてしまったのだった。
だから、そのひとにそう伝えた。
こういうとき、いつも「言わなくていい」という気持ちと戦う。
こんなこと言わなくていいよ。
毎回そう思う、けれどそう思うのであれば余計に言うことにしている。
そして、そのひとの頭の中で始まってしまうかもしれない妄想にストップをかける。投影されないうちに、わたしは「生」のわたしとして、そのひとの頭に登場するのだ。
投影から抜け出せないと、本当のそのひととは出会えない。
自分が投影しないようにしているのも、同じことだ。
自分の中で妄想が始まりそうなら、一旦それをやめて相手に聞く。
こうされたから、わたしはこう解釈しそうだけど、あってる?と。
でも、聞けるなら、その時点でその人間関係は良好なんだけど。
さらに、そのひとが本当のことを答えてくれるなら、それはもう最高レベルの人間関係を築けているといっていい。
でも、実はこの前体験できた。
思い切りやっていいと言ったのに、「やりにくい」と言われたから、わたしは信頼されていないんだと思った。
そうそのひとに伝えたところ、それは信頼とか関係なく、ただ事実としてその場所が難しかっただけだ、と否定された。
わたしは安心して、そのひとは「言ってくれてありがとう」と返してくれた。
投影はされたくもないししたくもない。
けれど、ひとりで答えを出そうとしてしまったら避けられない。
「生」のそのひとに触ってみるしかない。
そのために、伝えてみる。
無駄かもしれないし、傷つけられるかも、あるいは傷つけてしまうかもしれない。変だと思われるかもしれないし、嫌われるかもしれない。
けれど、言わなかったら、本当のそのひとには永遠に出会いない。
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