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〜heldioガイド〜【N】名前プロジェクト

heldioとは?
・慶應義塾大学文学部の堀田隆一先生が「英語史をお茶の間に」をモットーにVoicyで毎朝6時に配信されているラジオ

・このガイドは、heldioを楽しむための道案内となることを願い、お茶の間の住人が作成しているものです。
・アルファベットのAから順にheldioにまつわるキーパーソンやキーワードを紹介します。
\今日からあなたもheldioリスナーに/


名前プロジェクト

今回はタイムリーな話題をお届けしたい。2024年5月4日と5日に東北大学で開催される日本英文学会にて、堀田先生のほか、heldioでお馴染み小河舜先生(上智大学)、矢冨弘先生(熊本学園大学)、五所万実先生(目白大学)の4名が「名前と英語史」というタイトルでご発表される(シンポジウム企画)。
学会のシンポジウムがheldioとどう関係しているのかというと、2023年8月に4名で研究プロジェクトを立ち上げられて以来、heldio上でリスナーが参加できる形で関連する話題をご提供くださってきたのである。
heldioの特長の一つとして、ゲスト研究者をお招きしての対談回が多く、さまざまな研究内容に触れることができることを挙げてきたが、名前プロジェクトはまた一味違った体験をさせてくれた。
以下では時系列順に名前プロジェクトの配信回を振り返りながら、リスナー=お茶の間巻き込み型企画の概要をお伝えする。heldioはただ聴くだけでない、インタラクティブな場であるということを実感していただければ幸いである。

プロジェクト立ち上げ!

#799. 「名前プロジェクト」立ち上げ記念収録 with 小河舜さん,矢冨弘さん,五所万実さん

4名で初打合せをされた直後に公開用として収録されたもの。初回とあって、そもそも「名前」の範囲とは何か?人名と地名ではどちらが固有名詞らしいと感じるか?どんな対象に名前を付けるのか?といったことから議論されているのが見どころ。「名前」は身近なため自明なもののように感じられるが、ひとたび考えてみると論点・切り口が多く、奥深いものであることがよくわかる。

✦名前についてブレインストーミング!
「事前のテーマ発表→リスナーがコメント欄にアイディアを書き込み→生放送でフィードバック」という流れのリスナー参加型勉強会が2度実施された。

(第1弾)
#821. ニックネームを語ろう --- 9月3日(日) 19:00---20:00 の生放送のためにリスナーの皆さんへの呼びかけ

#826. ニックネームを語ろう【名前プロジェクト企画 #1】(生放送)

テーマは「ニックネーム」。本名とは別になぜニックネームを付けるのかニックネームの付け方にはどんなパターンがあるのか、ニックネームはどのような場で使われるのかなどさまざまな観点から考察されている。821回には112 件ものコメントが集まっているのでじっくり読みたい。

(第2弾)
#920. 名付ける際はここがポイント【名前プロジェクト企画 #2】(12月11日(月)生放送)のためのコメント募集

#926. 名付ける際はここがポイント【名前プロジェクト企画 #2】(12月11日(月)生放送のアーカイヴ)

テーマは「名付けの際に重視すること」。名付けというと、子どもへの命名を思い浮かべる人が多いかもしれない。しかしメールの件名やオンラインサービスのアカウント名等、私たちは普段の生活で頻繁に名付けを行っている。いつどのようなものに名前を付けるのかを考えるのは面白い。

heldio上での総括!

#1034. 「名前と英語史」 4人で生放送 【名前プロジェクト企画 #3】

プロジェクト研究内容を中心に、名前に関して縦横無尽にトークが繰り広げられている。普通名詞と固有名詞の境界(の曖昧さ)名前の識別力、X(エックス)という略字が社会的に持つ意味の変遷名付けにはコミュニティの大きさが影響を与えるなどどれもより詳しいお話しを聴きたくなるものばかり。
学会での発表が終わっても、不定期で名前プロジェクトを放送していただけると嬉しいのだが…

いざ現地入り、生放送の予定あり!

さて以上のような過程を経て、堀田先生は5月3日にいよいよ東北に向けて出発されたのである。
当日のheldio配信内容は、もちろん名前プロジェクト関連である。

いざ出陣!のご挨拶
#1068. 今週末,名前プロジェクトのメンバーが集結 --- 陸奥四人旅(みちのくよたりたび) その1

名前プロジェクトらしくタイトルにはこだわったとのことで、お酒に酔う、途中下車していろいろな場所に立ち寄る、与太話といったところから「よたりたび」と名付けられたとのこと。
そして嬉しいことに「その1」が示しているとおり、今後(予約無しの)生放送や収録を予定されているそうなので、今週末は名前プロジェクトメンバーから目が話せない!

実際に3日に生放送が実施され、翌4日の通常回でアーカイブとして配信されることとなった。
#1069. 千本ノック(生放送) with 小河舜さん --- 陸奥四人旅 その2

研究発表に直接関係のある内容も、それ以外のこぼれ話も大いに期待している。

よい学会の旅を!


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