タイムフリーが終わる前に♪9の音粋(#キュウオン)「クイーンのいないクイーン特集」2022,10,17つまみ聞き

聴取率欲しいモン!クイーンはJポップだ分析をするDJとハッチポッチステーション再来を望むDJ2人の音楽トーク番組。bayfm9の音粋(#キュウオン)月曜日。2022,10,17「クイーンのいないクイーン特集」タイムフリーが終わる前に是非お聞き下さい!ここではちょっとつまみ聞き。DJはスージー鈴木(スー)ミラッキ大村(ミ)

スー)第133回でございます。こんばんはスージー鈴木です、そして。
ミ)(※元気ハツラツのテンションで)9の音粋ではメールでメッセージをくれた中から抽選で毎日5名様に、タワーレコードギフトカード3000円分をプレゼントしております!ミラッキ大村です。
スー)いい情報ありがとうございます。
ミ)はい、今日からです。
スー)クイーンのいないクイーン特集。「○○のいない○○特集」定番でございます。ラジオ業界初ではないかと思いますがフフ、盛り上がっております。
ミ)クイーンをかけない、という特集ですね。
スー)はい、かけないですよ。今やもう大人気でございます、映画「ボヘミアンラプソディー」がヒットしました。今日は私、焦ってるんです。
ミ)なんでですか。
スー)曲が長い!ハハックイーンの影響…。なので早口で行きますね。21世紀の日本における“クイーンみ”。
ミ)皆さん、もう説明始まってますからね。
スー)ハハハッ。リアルタイム20世紀はあんまり“クイーンみ”邦楽無かったんですよ。理由は簡単で、手の込んだ多重録音が日本ではできなかったんです。
ミ)あーそういう事かあ。
スー)なので最近できるようになったという事で、“ボヘミアンラプソディーみ”と言いましょうか“サムバディトゥラブみ””キラークイーンみ“と言いましょうか、あの辺の感じを使った邦楽が出て来ました!
ミ)出て来ました。
スー)今日一番メールもらいました。ブルートパーズさんバラードきりんさん清水のmasakiさんあみーごゼットさん。あるミュージシャンのある曲と指定でもらいましたね。ビッケブランカって知ってます?私ヤホーで調べたんですけど。ハハ2016『Slave of Love』という曲がありまして、これは日本クイーン界のトップというのはアレですけど。ハハハッもうホントにクイーンです。
♪ビッケブランカ『Slave of Love』
スー)ンフッ、この最後もクイーンっぽいですけどね。こんな感じでスッゴイ楽器の数が多くて、コード進行が多彩でカラフルで、長い曲。この曲は3分くらいですけど。『ボヘミアンラプソディー』『キラークイーン』『サムバディトゥラブ』とかが、21世紀以降の日本における“クイーンみ”みたいなモノを作ってるんです。まだまだあるんですよ。こんな人がやってんのか、っていう“クイーンみ”を説明したいと思います。エレファントカシマシ。
ミ)え!あら。やってますか。
スー)フフ。今からね2曲やりますが、両方ともオマージュっていうのか、パロディというより本当に尊敬してやってるって感じがします。1曲目エレカシの方がどちらかと言うとパロディみが強いかもしれない、“クイーンみ”のある曲をやっています。2015年アルバム「レインボー」の『テクマクマヤコン』。分厚いコーラス。あの宮本さんが分厚いコーラスで行くっていう、フフちょっと変わった感じ。あんまり派手派手しいギターっていう感じじゃないんですけど、聞いてるとね、宮本浩次さんの声がフレディ・マーキュリーに聞こえて来るっていうね。MVがクイーンそっくりだと聞いております。
続いてB’z2007年『永遠の翼』っていう曲がありますね。映画の主題歌のようです。ご存知の方も多いと思いますがクイーンに邦題『永遠の翼』っていう『Spread Your Wings』と言うエエ曲があるんです。歌詞もね『Spread Your Wings』から引用していて、イントロもちょっと似てる。あ、これはクイーンの『Spread Your Wings』が好きで、ちゃんと引用してるんだなっていう感じがします。(エレカシ・B’z)両方とも、好感が持てる21世紀の“クイーンみ“だと思います。
ミ)ベテランのバンドだけど21世紀の曲なんですね。
スー)ですです。とにかく20世紀にはああいう多重録音ができなかった時に、デジタルの時代になって「ほれ!やってやれ!」という事で「俺らもクイーンができるぞ!」という喜びみたいなのが聞こえて来て、日本人にも“クイーンみ“っていうのが浸透して行くっていう事ですね。人気バンドのエレカシとB’zが“クイーンみ“のある曲をやっております。2曲続けて“クイーンみ“。
♪エレファントカシマシ『TEKUMAKUMAYAKON』♪B’z『永遠の翼』
スー)おー!クイーニー!Twitter恋するカキちゃんさん《難しい。クイーン感とは》確かに。(この方の)アイコンが大瀧詠一っぽいので、クイーンの世界からは遠い方かもしれません。まあ、難しいですけど、リリカルな派手で華麗なピアノ。何十にも重ねたディストーションギター、高音で歌いあげるバラードのフレディ・マーキュリーっぽいボーカル。ふわっとはしてますよね。ただ、日本人大好きという感じです。後ね、21世紀以降に“クイーンみ”が増えたのは、リアルタイマーとして言うと、20世紀特に‘70後半大人気だったんです。ちょっと少女趣味って言いましょうか、可愛いって感じベイシティローラーズ、クイーン、キッスとかがそういうノリがあったんです。だから等身大の魅力が語られにくかったっていうのもあります。だから“クイーンみ”の源流の邦楽として、日本でいうアイドルバンドのこの辺かな、と思ったんですよ。レイジー(LAZY※ロックバンド’73-81 ’98-)。レイジーって言うのはこれ、ディープパープルの曲名なんで、ディープパープルチルドレンなんです。そのディープパープル、リッチー・ブラックモア好きのレイジーがクイーンぽい曲をやっていると。なんと作詞松任谷由実、万歳!(☆50周年記念アルバム「ユーミン万歳」リリースでメディアがユーミン万歳づくし)作編曲都倉俊一。どこが“クイーンみ”やねん、って感じなんですけど。’78ですから、リアルタイムでクイーンぽい事やってるんですね。よく聞くと、ビートルズみって感じもしますし、ELOみ(エレクトリック・ライト・オーケストラ※イングランド出身プログレロックバンド’70-)みたいな感じもするんです。タイトルがこれだから、これもオマージュだと見て間違いないと思いました。‘78,3アルバム「This is the LAZY」に入っています。
♪レイジー『クイーンにふさわしい』
スー)エンディングがいいですね。
☆今週から始まる新企画「10時台1曲目を当てよう」クイズ 正解者の中から1名に豪華ステッカープレゼント。解答はメールでもTwitterでも可。
☆ヒント⇒スージーさんキーボード&ボーカル、メロディはチューリップ『青春の影』歌は♪ビートルズをつ~きつ~めて、クイーンにな~っちゃ~った^^;
ミ)大ヒントですねえ。
スー)アハハッいやどうかなあ。ま、あのバンドのクイーンぽい曲、短い曲ですね。当てて下さい。

【ミラッキ・ゾーン お皿にいろんなモノがいっぱい】
スー)このゾーンはサカナクション山口一郎と同い年!ミラッキ大村さんの選曲です。
ミ)よろしくお願いします。
☆ROLLY(ボーカル・ギター担当)《イントロはクイーン『誘惑のロックン・ロール』の途中まで、歌い出しははっぴいえんど『田舎道』このルーツをわかってもらえるように歌詞もそのまま引用。その後のメロディはラズベリーズ『Play On』。僕は音楽のフランケンシュタインというか、子供の頃から聞いて来たロック、歌謡曲、フォーク、民謡や童謡、ありとあらゆる音楽を吸収して自分流に料理したものをこれまでやって来ました》
スー)この曲いい曲ですねえ。同じ大阪に生まれて聞いてる音楽同じですが、才能の違いだけです^^;。
♪すかんち『恋するマリールー』

☆スージーさん「アルフィーは日本のクイーンじゃないですか。どっちにも怒られそうだ、撤回します」ご自分達でもアルフィーって何だ。楽しい!テンションどうなってんだ。Twitterはくたか2世さん《邦楽の総合商社であり解体業者でもあるアルフィー》
♪THE ALFEE『CAN’T STOP LOVE』

☆ギター本田毅は中学生の頃、フォークギターにテレフォンピックアップ(※電話録音用)を付けてラジカセに繋ぎエレキギターの音にした^^;ブライアン・メイの音を探してコイン弾き等、試行錯誤・発見したエピソード。
スー)私もストラトキャスターをラジカセのマイクジャックに突っ込んだらね、ちょっとブライアン・メイっぽい音になるって発見しましたよ。
ミ)それで興奮したんだ、やっぱ’60年代生まれの少年だよ!
スー)アハハハハッ!
♪PERSONZ『MAYBE CRAZEE-I LOVE YOU-』
☆2年半近く前にこの曲をかけた時より、今は月9リスナーが倍以上に増えてる。途中でブライアン・メイ的なギターが聞こえる。
♪PUFFY『春の朝』
スー)いましたね、メイが。
ミ)まさかPUFFYのアルバム曲にブライアン・メイが隠れているとは。
スー)日本にメイは何人いるんでしょう。ロッテにもメイはいましたけどハハ。(※デリック・ブラント・メイ NY出身外野手‘01-03千葉ロッテマリーンズ所属)
ミ)さて10時台どうなるでしょう。
スー)楽しみだなあ、クイズ当選者いるのかなあ。お楽しみに。

【22:00台前半 ブライアン・メイみ】
スー)メール特急コリドーさん《先週から聞き始めた新規リスナーです》
ミ)ありがうとう!
スー)若い方ですね、ありがとうございます《どんな未知の世界に連れて行ってくれるのか、とても楽しみです》メールが来ておりますよ《初めまして「Queen遺伝子探究堂」です》さっき私リツイートしましたけど、いろんな音楽家にクイーンの影響がどうあるか、めっちゃ詳しい分析しているサイトがあるんです。
ミ)そう、私も読みました。
スー)私も見ました。「初めまして」なので、是非これからもよろしくお願いします。「Queen遺伝子探究堂」で検索して下さい、千葉県民。
ミ)(☆興奮気味に)この方千葉県民で!bayfmリスナーです、と。素晴らしいな千葉!
スー)さて先ほどクイズやりました、ビートルズを突き詰めてクイーンになっちゃった、というのをチューリップ『青春の影』のメロディで歌いました。解答にみんな『青春の影』って書いてますけどハハ。いやいやいやいやいや!そんな簡単な話じゃないですよハハッ。チューリップで“クイーンみ”のある曲って事なんですけど、正解の方がいなかったら、この企画やめにしようと思った。いたーーー!
ミ)ハハハッ!良かったー。
スー)たった一人。TwitterでBONさん。おめでとうございます。ステッカー差し上げます。チューリップの『さよならのプレゼント』という曲でございます。2曲聞きますけど、こっからはブライアン・メイみを探って行きます。ビートルズを突き詰めたらブライアン経由してクイーンになっちゃった、ていうのを2曲続けますね。1曲目は‘75ですからまだ『ボヘミアンラプソディー』を聞く前ですね、チューリップのギタリスト安部俊幸さんの曲です。調べると本人も『キラークイーン』を目指した、参考にしたと言ってるんです。チューリップがビートルズを追求したらクイーンになっちゃった例という事で、ギターがかなり重なっております。続けましてコードネームファルコンさんから、松尾清憲『愛しのロージー』ビートルズフリークの松尾さんなんですけど、白井良明(りょうめい)さん編曲なんで、白井良明の影響でクイーンっぽい派手派手しいギター、皆さんご存知でしょう。松尾さんはビートルズっぽいイメージで取られてますけど、これ“クイーンみ”だと思って聞くと「あ、ブライアンだ」と思います。
ミ)ほうほうほう。
スー)ちょっと高度な例なんですけど、ビートルズっぽいんですけど、よーく聞いたら「あ、ブライアンみじゃん」と。
ミ)いいですね、皆さん9時台後半でブライアン耳になってますから。
スー)そうですね、“ブライアンみ”をブライアン耳で聞いて欲しいと思います。両方とも2分台、こっちは短い“クイーンみ”
☆ビートルズを目指したらクイーンになっちゃったメドレー
♪チューリップ『さよならのプレゼント』♪松尾清憲『愛しのロージー』
スー)次は「日本のクイーンは大村雅朗だ」メドレーでございます。
ミ)おっ。メドレー続きますねフフ。
スー)大村雅朗氏が、たまーに派ッ手派手なギター使うんですよ。そん時に“クイーンみ”が垣間見える。ハハックイーンじゃないんですよ。ただ聞きようによってはブライアン出て来た感じがするなっていう。これかなり深いです。俳句みたいな世界です。ハハハッ。
ミ)ハハハッ
スー)1曲目は松田聖子’83 『ガラスの林檎』あのイントロは聞きようによってはブライアン・メイです。これね、白井良明氏絡んでいるんで、日本のブライアン・メイが揃いましたね。大村雅朗と白井良明。白井良・メイ!あーそういうことかあ。
ミ)アハハハハッ。
スー)『ガラスの林檎』のイントロ、これマキタスポーツがね、聖子ちゃんがいると途中からブライアン・メイが乱入する感じだ、って言ってました。という聞き方で皆さんご存知の曲も“クイーンみ”が現れて来る、という事ですね。
ミ)なるほどー。
スー)ここまでは、検索するとさっきの「Queen遺伝子探究堂」にも出て来るんですよ。次の曲をクイーンと解釈するのはねえ、検索したんですけど、私だけだと思います。
ミ)あーいいですね、こういうのが入ってきてこそですよフフ。
スー)ハハだから、だからこれは皆さんから批判を浴びてもしょうがない。ただクイーンの好きな人は、クイーンfeat.だと思って聞くとこの曲もクイーンに聞こえて来る。来ましたよ‘79永井龍雲『道標ない旅』♪おお~ぞらに~とび~立つ、どこにも“クイーンみ”無いと思うでしょう。ツインリードかトリプルか、大村雅朗にかかるとね「あれ?メイがいるぞ」って聞こえなくもないフフフッ。非常にそこはかとなく深い世界なんです。共通項は大村正朗さん。ブライアン・メイがいる、と思って聞いて下さい。
♪松田聖子『ガラスの林檎』♪永井龍雲『道標(しるべ)ない旅』
スー)あのぉステレオグラムって言うんですかね、遠―くの点を目の焦点を意識的にずらして合わせると立体に見えて来る、うーーんとクイーンかと思うとクイーンに聞こえて来る。ミ・スー)ハッハッハッハッハッ。
ミ)『道標(しるべ)ない旅』イントロのあの程度だったらいっぱいある、ハハ。
スー)(☆超早口で^^;)すいませんすいませんすいません。平にご容赦!ここまではクイーンの遺伝子って言うんですか、遺伝子が邦楽に与えた影響の話なんです。ブライアン・メイに与えた邦楽の影響があるんではないか、という噂・仮説をご紹介したいと思います。
ミ)ハッこれはー、怪しいですよ。ハッハッハッ。
スー)ちょっと一瞬クイーンが登場します。クイーン『Brighton Rock』エンディングのギターソロ、一瞬聞いて下さい。
ミ)はい。
♪クイーン『Brighton Rock』
スー)ちょっとなんか和風に聞こえてきません?
ミ)確かに。
スー)ね?ちょっと、じょんがらっぽくありません?
ミ)いやいや。
スー)これライブで凄く盛り上がる、ブライアン・メイの有名な曲なんです。これが津軽じょんがらっぽい、って話があって。いつかグループサウンズがじょんがら多いっていう話をしたんですけど、「ブライアン・メイ寺内タケシのファン説」が根強くあるんです。これネットで多いです。誇張じゃなくって、寺内タケシはギタリストに好かれててね、ジェフ・ベック、カルロス・サンタナ。リッチー・ブラックモアなんて一説に『ハイウェイスター』のギターソロは寺内タケシの影響だというんです。
ミ)ええー。
スー)寺内タケシ本人に挨拶したって言うんですね。という話があるから、ブライアン・メイが寺内タケシを聞いてても全然おかしくはないと。
ミ)確かに。
スー)これは仮説ですよ。今日まで確証が得られなかったんで、もし情報があったら教えて下さい。ブライアン・メイが寺内タケシのファンだった説。一回、原点なるモノを確かめてみたいと思います。
ミ)はい。
スー)今からかけるのは、三橋美智也の三味線と寺内タケシのギターで’67『津軽じょんがら節』のシングル盤があります。一発アドリブ録音したっていう。多分ねえ、ブライアン・メイこれ聞いてますね。
ミ)へへッこれ、聞いてますか。
スー)(☆再び^^;)ステレオグラム、ブライトン・ロックの原曲と思って聞いて下さい。
♪三橋美智也・寺内タケシとバニーズ『津軽じょんがら節』
スー)ブライトン・ロック!
ミ)いやー確かにですね。これは納得いきました。
スー)まあわからないんですけれども、寺内タケシは割と洋楽のギタリストにリスペクトされてるって事があります。今Twitterでうえのっちさん《ベンチャーズも入ってるような気がする》と書いてるんですが、大瀧詠一が《ベンチャーズのノーキ・エドワーズのギターソロには日本の民謡の影響がある》って書いてるんですよね。だからね、案外影響されてるんですよね。フフ。ちょっと、ブライアン・メイさんもし聞いてたら、さっき日本に何十人もいるような感じだったので、寺内タケシを聞いてたかどうか、情報下さい。どうですか?ブライアン・メイ。
ミ)いやあ、このゾーン、多少の無理はあるものの…。
スー)フフッ、ちょっとステレオグラム。ハハッ。
ミ)でもでも、イイと思うんです。…三橋美智也&寺内タケシかっこイイですね。
スー)かっこイイんですよ。しかも一発録りなんですって。三橋美智也と寺内タケシが一発録りでやらしてくれ、と言ったと。私の知り合いで、日本一歌謡曲のレコード持ってる内の1人チャッピー加藤っていう、将棋が強い放送作家の方ね、あの方がね「ブライアン・メイは寺内タケシのファンククラブ入ってた」って言ってましたから。ハハッ。そんな具体的な情報ハハハッ。でもあの方が言うんだったらね、あながち嘘ではないかなと。ブライアン・メイみをステレオグラムで(お送りしました)。日本人はそもそもギターソロ重ねるのが好きなんです。ブライアン・メイの影響もありながらギターを重ねる分厚い音っていうのが好き。  いつかオフコースにボストンを感じるとか言いました。ボストン、イーグルス、クイーン、場所は全然違いますが‘70代後半の邦楽に影響を及ぼしていた。ただ(冒頭の)ビッケブランカみたいな曲は’70代には録音できなかったんだけれども、’70代のギターを重ねるぐらいでチャレンジした曲っていうのが、‘80代中盤位までこんな曲があったという事ですね。クイーンの音楽自体が、ビートルズもそうなんですけど、様々な和洋中、様々な要素がごった煮の、一種のパロディバンドというか、満漢全席バンドという事なんですね。

【ラスト・ゾーン クイーンはJポップだ】
スー)メールまろんかふぇさん《クイーンと言えば、手拍子と合唱だと思ったので…》なるほどね《ふと浮かんだのがofficial髭男dismの『Stand By You』です》。髭男というのはクイーニーですね。“クイーンみ”があります。新曲『Subtitle』聞きましたけど、クイーン感じましたねえ。島根のクイーン。日本のクイーンたくさん。フフ。
ミ)髭男もお皿にいっぱい盛ってるバンドだなという感じがしますね。
スー)うん最近短いですけど、彼らの曲は長い曲が多くて、音数が多くって、様々なコード進行の展開があって満漢全席ですね。いろんな要素が入ってる音楽が好きという、クイーンはそのど真ん中に行った。思い出話しますと、分かりやす過ぎて‘70代後半までは割とアイドルバンドみたいな感じだったんですね。
ミ)そういうメール来てましたね。ベイビーマイラブさん60歳の方です《デビュー当時クイーンはアイドルと捉えられていたように思います。日本でヒットしてその結果世界中で認められたという気がします。ブライアンのギターの音が好きです》。
スー)僕も「恋するラジオ」の本(※スージー鈴木著’20,8発売ブックマン社)に書いたんです。映画「ボヘミアンラプソディー」を見てみんなが手放しでこう喝采してるのを見てね。いい事なんですけど、心のどっかで「あン時あんなバカにしてたのにー」って思いますよ。
ミ)スージーさん、それよく言いますよねえ。
スー)えっとねえ、カッコ良かった可愛かったんですよ。特にブライアン・メイ、ドラムのロジャー・テイラー。だからアイドルだったんですよね。
ミ)そーなんだー。
スー)だから日本人が一番初め食いついたっていう魅力の何パーセントかは、アイドルっぽい、可愛かったっていう事。
ミ)ベイシティローラーズと並ぶような、っていうのは意外でした。
スー)そうそうそう。当時のミュージックライフ(誌)とか見ると、表紙にパーンと出てますから。それが、今はちゃんと“クイーンみ”というのを皆がリスペクトしてマネをする。「可愛い」っていう事、もしかしたら若い方は「可愛くていいじゃないか」と思うかもしれないですけど。当時やっぱりね、‘70代後半の日本はプログレがありハードロックがあり、レッドツェッペリンだ!と。さっき人気のランキングをTweetしましたがクイーンが1位になるんですよ。(※ミュージックライフの人気投票ランキング表クイーン1位1975-’78,1980-‘82)でもリッチーブラックモアズ・レインボーとかね、KISSとかチープトリックとか、もうちょっとハードな音が多かったんです。
ミ)そうか“可愛いもの”に対して“軟弱”っていうレッテルを貼りたがった時代なんだ。
スー)そう軟弱!
ミ)そういう意味では僕はホントに‘80生まれで良かったとよく思います。軟弱大好き。
スー)そうそうそう、だから‘70代に「可愛い」という見方で損をしたのは、クイーンと近鉄の太田幸二(※ピッチャー’70-84青森三沢高校で甲子園アイドル、近鉄入団)。
ミ)ウハハハハハハッ!
スー)定岡(※定岡正二:鹿児島実業で甲子園出場、巨人入団)。
ミ)ハハハハッ!
スー)なんの話や。ブライアンみでなく、ブライアン・メイ聞きましょう。ブライアン・メイ邦楽と言えば、本田美奈子でございます。『CRAZY NIGHTS』で盛り上がったんですけどね。これは”ブライアンみ”でなくてこれブライアン・メイじゃないか、っていうギターがあったんです。今回はそのカップリングの『GOLDEN DAYS』っていう曲、バラードなんですけどね。今日は日本語バージョン、向こうイギリス?でも発売されたんです。やや東洋みが溢れるですけど、‘87に本田美奈子がまぁ立派に歌ってますよ。作詞作曲編曲ブライアン・メイ。ブライアン・メイ&日本語詞、秋元康。秋元&メイ。
♪本田美奈子『GOLDEN DAYS』
スー)えーある意味、今日の中で一番“クイーンみ”の低い曲です。
ミ)ハハハッ。無かったですねえ。
スー)ハッハッハッ。ちょっと東洋みって言うんですかね、向こうでデビューにするに当たり、オリエンタルな感じ、ジャケットも竹なんか生えていたりして東洋みで売ろうとしたんじゃないですかね。
ミ)だいぶ海外から見た日本のイメージですね。
スー)そうそうそう。しかしこの『GOLDEN DAYS』、たくさんの方からリクエストを貰ってます。ふぁんみさんアヒルパパさんtamatamaさんから貰ってます。
(☆急に切羽詰まった声で^^;)クイーン聞きたい!我慢できない!ダメ?
ミ)ハハッいっつもこの「○○のいない特集」やるとスージーさん終盤でそうなりますよね。
スー)あのね、クイーンの曲を聞きたいんですけど、私が選ぶとやっぱりアンパイヤから怒られるかなと。
ミ)そうですよ、そういう特集ですから。
スー)でもね、たくさんリクエストが来てるんですよ。クイーンの曲を聞きたいって。
ミ)なんですって、なんですって。
スー)ある方の『ボヘミアンラプソディー』へのリクエストがこんだけ来てるんですよ(☆紙をバサバサ叩く音^^;)よいちさんmoonyさん浜松のムシケンさんレイカさんツーカー隊桃吉さん。これもヤホーで調べたんですけど、グッチ裕三&グッチーズってご存知ですか?フフフフッ。
ミ)はい。これはもう、若い世代の方が反応するかもしれない。
スー)今、非常に貴重でめっちゃ高くなっている、「エドサリバンショー」(※アメリカ・CBSバラエティ番組’1948-‘71トークとゲストの様々な芸能披露)ならぬ「ハッチポッチステーション~ベスト・オブ・江戸川サリバンショー」っていうCDがあります。
ミ)はい。
スー)その中でハッチポッチステーション私も生で見ましたけど、『犬のおまわりさん』と『ボヘミアンラプソディー』のマッシュアップやってるんですよ。
ミ)そうですねえ、これが凄いんですよ。
スー)フフフッ、もうねえ劇的です。ある意味『ボヘミアンラプソディー』越えてます。
ミ)ハハハハッ。そうですね。
スー)思わず『ボヘミアンラプソディー』聞いたら“グッチみ”って言おうかと思っちゃう。 (当時)見た方は十分ご存知だと思いますが、『犬のおまわりさん』と『ボヘミアンラプソディー』がマッシュアップされます。だけじゃなくって、『ボヘミアンラプソディー』の歌詞の響きに『犬のおまわりさん』の歌詞が影響を与えます。たった2分16秒なんですけど、迷子になってお母さんの名前を語るトコロってのが、サイコーです。もうこんな完璧なマッシュアップはないです。ここで終わってもいい、という感じの。心して聞いて下さい。お母さんの名前は何かな?
♪グッチ裕三&グッチーズ『犬のおまわりさん~ボヘミアンラプソディー』
スー)グレイテスト‼
ミ)素晴らしいですよ、Eテレ、これが教育ですよ。
スー)いやあ、ホントそうホントそう。歌詞ね、原曲で♪マンマミヤマンマミヤで、その前に、そうだママの名前はみよこ、な・ま・えはみ・よ・こ♪マンマミヨマンマミヨ。サイコーパチパチパチ(拍手)。
ミ)楽し過ぎますよ~。
スー)いやあ、ホント素晴らしいですよね。Eテレでこういう教養的な音楽番組ありますけど、ちょっと、ハッチポッチステーション図抜けてましたね。
ミ)あ、そう。言いたかないですけど、ここ10年Eテレ気取り過ぎな気がします。
スー)あと、やっぱりグッチーズが上手い!フフフッ。じゃあ、お待たせしました。クイーンかけます。
ミ)はい、えっ⁈えっ?あーびっくりしたー。
スー)だって、聴取率欲しいモン^^;(☆この週は聴取率調査週)。なんてハハッめちゃくちゃやな。すいませんごめんなさい。クイーン聞きましょう。本当なら日本語が歌われる『手をとりあって』(‘77)辺りを邦楽だって言い張ってかけるんでしょう。でもやっぱり人口が多いB’zファンに向けて、さっきオマージュされました『永遠の翼』クイーン版を聞いてみたいと思います。『Spread Your Wings』という曲、音楽性がJポップなんですよ。だから邦楽と言えない事もない。歌詞の「翼広げて」いかにもJポップじゃないですか。
ミ)翼広げがち。フフフッ。
スー)「翼広げてもっと遠くへ、やっちゃいな君は自由なんだから」非常にJポップの歌詞なんですよ。あとね、サウンドが今まで聞いたようなごっついのじゃなくて、割とカラリとしてるんですよ。’77「News Of The World」アメリカ市場を目指したアルバムなんで、ちょっとカラっとアメリカンな感じなんで、その辺ある意味Jポップっぽいかなと。あとは何つってもフレディ・マーキュリーのボーカル!もうねホントにこの’77,’78のぐらいが最高です!「News Of The World」「JAZZ」辺りのフレディ・マーキュリー声が出まくり。この『Spread Your Wings』はボーカリスト、フレディ・マーキュリーのベスト・トラックだと思いますねえ。それをまずかけてみたいと思います。あと1分くらい時間あります。今日今まで長かったじゃないですか。5分とか6分とか。クイーンは短い曲がいいんですよ。
ミ)あるんですね。
スー)はい、なのでJポップっぽいと言うといろんな意味で語弊があるかもしれませんけど、とても聞きやすい。フレディ・マーキュリーのボーカルが痺れるほど響き渡る
『Spread Your Wings』の後に、クイーンはシンプルな伴奏で短い曲もあるんだよ、長大な大作じゃなくって、そっちの方がいいかもよ、っていう。両方とも私の好きな曲1位2位。クイーン本物かけちゃいます。
♪Queen『Spread Your Wings』『Dear Friends』
スー)『Spread Your Wings』はジョン・ディーコン(Queenベーシスト)の作詞作曲でやっと、ジョンの話ができましたね。最後は『Dear Friends』アルバム「Sheer Heart Attack」に入ってます。1分9秒でございます。走り切りました。ありがとうございます。
===終了===

★日本人大好きQueen。多い楽器数・多彩でカラフルなコード進行・長い曲。更に派手派手で華麗、リリカルなピアノ・何十にも重ねたディストーションギター・バラードは高音で歌い上げるボーカル、分厚いコーラス。’70-‘80中盤、邦楽への影響が大きい。エレカシ、B’zもリスペクトを込めてオマージュ曲を作っている。20世紀日本では多重録音ができなかったので21世紀になって「俺らもクイーンができるぞ!」という喜びが聞こえるような曲。ブライアン・メイが津軽じょんがら節に栄光受けた説⁈クイーンはJポップだ。老若男女が心地良く聞けた曲が多かった…と思う。

☆来週(10/24)久々のテレビ特集《テレビ朝日特集》NET時代からテレビ朝日まで。
☆月9オリジナルステッカープレゼント⇒シェア大賞:明日から頑張り屋さん なぞかけ大賞:バラードきりんさん

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