はじめに

NTFのマーケットプレイスOpenSeaで収集しているアーティストさんの作品が出品されていたので思い切って購入してみました。

購入価格は0.1ETHだったのですが思いのほか手数料が嵩み、支払い総額が高額になってしまったと言うおはなしです。

どのタイミングでいくらぐらいの料金が掛かったのかを共有したいと思います。これからNFTアートを購入しようと思っている方の参考になればと考えています。

購入までの全体の流れ

NFTアートの購入までのざっくりとした流れは下記です。

細かな手順などは詳しく紹介しているサイトがあるのでそちらを参考にしてください。

①Coincheck(取引所)でETHを購入する
②MetaMask(ウォレット)に購入したETHを送金する
③OpenSea(マーケットプレイス)でお目当てのNFTを購入する
　(※支払いはMetaMaskから)

記載したように①から③の手順を踏むことでNFTを購入することが可能です。総額が思ったより高額になってしまった理由として、①から③の段階でそれぞれ別々に手数料が掛かることがあります。

実際に私が0.1ETHの作品を購入した際にどれくらいの料金が必要だったのかを書いていきます。

取引所での購入時の手数料

例えばCoincheckでETHを購入する場合に必要な手数料は次のものになります。

・ETH購入のためにCoincheckへの現金入金の手数料 = 1,018円
    (※クイック入金で３万円以上50万円未満の場合)
・ETH購入時のスプレッド = 2,100円
    (※変動するが今回7.0%で計算。0.1ETHを30,000円で購入した場合)

スプレッドは購入と売却の際の価格差のことで厳密には手数料ではないかも知れませんが今回は手数料として考えました。

FXなどと比較した場合の特徴としては入出金にも手数料が掛かること、スプレッドが広いことが挙げられます。

ウォレットへの送金の手数料

取引所で購入した通貨をウォレットに送金するのにも手数料が掛かります。

・ETHのCoincheck→MetaMaskへの送金手数料 = 1,500円

なお送金手数料は通貨種別によって異なります。

上記はETHで計算しており、実際の手数料は0.005ETHですが1ETH = 300,000円で換算しています。

マーケットプレイスでの購入時の手数料

最後にマーケットプレイスでのNFT購入時の手数料です。

マーケットプレイスでの購入時にはいわゆるガス代と言う、取り引きなどの契約が実行されるたびに発生する手数料が掛かります。

こちらは時々によって変わり、私がOpenSeaで0.1ETHの作品を購入した2021年9月のタイミングでは0.01359ETHでした。と言うことで、1ETH = 300,000円で換算すると下記になります。

・マーケットプレイス購入時のガス代 = 4,077円

ガス代が高過ぎるという問題はさまざまな場所でよく聞きますのでNFTの売買が一般的になるにつれて引き下げれていく方向にはなると思います。何にせよ現在は高すぎですね、、

NFT購入時の手数料まとめ

それでは、最後に購入で掛かった手数料をまとめたいと思います。

再掲ですが、購入時には下記の手順が必要です。

①Coincheck(取引所)でETHを購入する
②MetaMask(ウォレット)に購入したETHを送金する
③OpenSea(マーケットプレイス)でお目当てのNFTを購入する
　(※支払いはMetaMaskから)

手数料はそれぞれのタイミングで掛かり、0.1ETHの作品を購入するために必要な値段はそれぞれ、

① = 3,118円
② = 1,500円
③ = 4,077円
で、合計8,695円でした。

1ETH = 300,000円で換算しているため、 3万円の作品を購入するために約30%も手数料が掛かったことになります。

ちなみに、この作品をOpenSeaで売りに出そうとすると次の手数料が再び必要になります。

・ガス代(時価)
・アーティストへの料金(売値の5%)
・OpenSeaへの料金(売値の2%)

下手をすると同じ値段で買いと売りを繰り返すだけで50%くらい手数料が必要な計算になってしまいますね、、

このようにOpenSeaでNFTを購入する場合には作品の額面価格に加えて多くの手数料が必要なことにご注意ください。

今後、もっと作品を購入し易くなるように諸々の手数料が安くなると良いですね。

最後に

最後まで読んで下さりありがとうございます。これで今回の記事はおしまいです。スキやコメントを頂けると今後の励みになります！