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#23. 切り離すポストカード

ミシン目でパーツを切り離して遊べるポストカードも好きだ。

これは白無地のジグソーパズル

ジグソーパズルのポストカード(PuzzleFun)
印刷物名:ジグソーパズルのポストカード
サイズ:150 × 105 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:PuzzleFun/www.courtesy.nl/株式会社アームカンパニー

メッセージを書いたあとにパズルのピースをバラバラにして、同梱の封筒で送れるようになっている。
これを好きな女性からもらったら、きっとうれしいだろうと思う。
自分で使うとなると「美大を出ているんだからそれなりの絵も描かないと」などという余計なプレッシャーを感じてしまうから、ちょっとしんどい。

ここに書かれているURL「www.courtesy.nl」を見てみると、The Amazing Card Companyのウェブサイトに行くように」と促された。

『The Amazing Card Company』はオランダの会社で、その名の通りアメイジングな(驚くような)カードをいろいろと制作しているようだ。
白無地ではなく絵柄が入っているジグソーパズルのカードや、ステレオビューアーになるカードなども紹介されている。

『The Amazing Card Company』のウェブサイト

一方こちらは、ベニヤ板の表面に使われている木材(レッドラワン)で作られたカード。
子供の力でも簡単に割れてしまいそうなくらいに薄い。

ベニヤ板(レッドラワン)のポストカード。切り離して鳥が作れる。
印刷物名:木材のポストカード(鳥)
サイズ:105 × 148 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:formes-berlin.com

線が裏面まで抜けている部分を切り落とし、それを組み立てると鳥のオブジェが作れるようになっている。

カードに記されているformes-berlin.comを訪れてみると、こんどはドイツの会社だった。
レーザー技術を使い、ポストカード、グリーティングカード、バッグ、装飾品などを作っているようだ。

『FORMES BERLIN』のウェブサイト

最後は大麻(cannabis)のカード。
以前『#7. 変なポストカード』の記事でも紹介した、ドイツの『BIZARR』という会社が作っている。

印刷物名:大麻(cannabis)のポストカード
サイズ:105 × 146 mm
採取場所:東京(日本)
採取年:不明
詳細情報:© BIZARRWORLD 1663/PRINTED IN GERMANY

描かれている葉っぱは大麻で、このカード自体も大麻から作られている。
大麻というとちょっと物騒な感じがするが、『麻紙』は中国や日本で12世紀ごろまではよく使われていて、紙の起源ともいわれている。

裏面に「printed on 100% cannabis paper」とある

さらに、「FILTER CARD」「makes 14 filters」とも書かれている。
ミシン目で切り取ると8枚の紙片ができるが、その切り残しを使えば、たしかに14枚の紙片ができそうだ。

しかし「フィルター」とは何のフィルターであろうか?
大麻だけに、なにか怪しいものではないのかと少し心配である。

関連記事:#7. 変なポストカード

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