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剣持刀也は光だった

私は剣持刀也が好きだ

このnoteでは勝手に剣持刀也との出会いを綴ろうと思う。


高校三年生の十一月末
私は担任に「卒業は難しい」と言われる程課題を溜め込んでいた。
元々一年ダブってて、何もかもやる気が失せて
ずっと家に引きこもってゲームとインターネットをする毎日だった。

そんな私でもさすがに危機感を覚え、嫌々ながらも毎日課題に取り組んでいた。
毎日十数時間
朝起きてご飯を食べたら課題、昼ご飯は食べずに晩ご飯の時間まで課題、寝るまで課題
そんな生活をずっとしていた。

流石に自分を追い詰めすぎだと思い、休憩時間はなるべく笑えるようなYouTubeの動画を見るようにした。
好きなお笑い芸人や実況者、VTuber
色々見て行く中で剣持刀也の切り抜きを見ることが多くなった。

元々、VTuberはキズナアイちゃんやシロちゃん達が出てきた頃からよく見ていて、にじさんじも例外ではなかった。
3Dで活動する人が多い中2Dで活動しているのが珍しく、広く浅く追っていた
もちろんその頃にも剣持の事は見ていたが「顎とマシュマロのよく喋る人」位の認識だった。

何故今になって突然彼にハマったのかは分からない、何の切り抜きを見てハマったのかも覚えていない。
けれども、その時私が生きていく上で必要な人だったのかもしれない。
あの時、薄暗い部屋の中から私のことを引っ張ってくれたのは紛れもなく剣持刀也だった。

それからは早かった
十二月に開催されるイベント「虚空集会」
絶対にリアタイしたい、それまでに課題を全て終わらせる
その一心で毎日課題と向き合った。

普通の人から見れば課題をやることなんて当たり前だと思う
けれども、私は普通じゃない
出来損ないで、バカだ
だからこそ「イベントをリアタイする」という目標はとても大きかった。
私がもがく先で剣持が待っててくれたような気がした。

十二月九日、十五時
全ての課題が終わった。

「絶対に終わらない」と担任から見放された課題が、全て終わったのだ。

絶対に独りじゃ終わらなかった
けれど、剣持刀也というただの男子高校生が居てくれたから

私はちゃんと人間に戻れたんだ。

あの時、彼は私にとって蜘蛛の糸のような
そばに居てくれる友達のような、背中を押してくれる、一緒に走ってくれる

剣持刀也は私の全てだった。

こんな駄文を書き連ねたところで誰の何の為にもならないことは分かっている
誰にも読まれないのも十分分かっている。
けれど少しでもあなたが居ることで誰かが救われている、という事を知って欲しかった。

「勝手に救われてて草」って思うかもしれないけれど、それでいい
活動してくれてありがとう。