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剣持刀也はそこにいた


前回のnoteで終わりにするべきだったのかもしれない…

今回は「実際に会いに行ったら涙止まらなくて草」みたいな話を永遠と書こうと思う。


さて、虚空集会というイベントがあってから私はすっかり剣持のオタクになってしまい
配信は何があってもリアタイ、どんなに忙しくてもコラボイベントは行くようにしていた。

しかし、ライブだけはどうしても毎回行くことが叶わなかった。
にじフェスは毎年チケットが当たらず
Aim Higher、虚空大戦もご用意されなかった
唯一当たったFANTASIAは当日に体調を崩し、現地へ行くことが出来なかった。
チケットを持っていながらも現地へ行けず、席に穴をあけることへの悔しさと申し訳なさで吐きながらネチケで見た。

とにかく、金輪際現地で彼を見ることは出来ないと思っていた。
申し込む度に「まあ、今回もご用意されないよな」と悟っていた

昨年、十月十八日
ROF-MAO 1st Full Album 「Overflow」が発売され、
そこには翌年四月に開催されるワンマンライブの抽選シリアルコードが同梱されていた。
場所はあの大阪城ホール
当たったらこの彩の国からの遠征になる。

「当たらないだろうけど、シリアルコード勿体ないから応募だけしよう」と、諦めモードで応募

十一月十日
メールボックスに一件、メールが届く

【e+より】当選のご案内
A席、当選

当たった
大阪に行けば、会いに行けば
剣持刀也に会える

そこからは怒涛の数ヶ月だった
夜行バスとホテルの予約や持ち物の準備、やれることは全てやった。
四月に入り、仕事が忙しくなり体調を崩しかけたが何とか持ち直した。
全ては剣持を一目見るために。


そうして迎えた四月二十一日
大阪はあいにくの雨、それでも構わなかった
剣持が見れる
それだけで心は晴れ渡った。

座席はスタンド、Gブロック
想像以上にステージが近かった。
手を伸ばせば届きそうだとも思った

開演まで準備をして待っていた
ふと、周りを見渡すと四色の光が会場全体に輝いていた。
ここには沢山の仲間が居て、皆それぞれ推しを待ってるんだと目で見て感じた。
とても、綺麗だった。

十八時、ついにその時は訪れる
会場内の照明が消え、メインモニターにオープニング映像が流れる
生バンド演奏のNsNwアレンジが響き渡り、
キービジュアルを使ったメンバー紹介が一人ずつ流れる
会場のボルテージが徐々に上がっていく

そして、映像が終わると共に四人が現れた。
ステージの二階からふわりと落ちるように一階へと飛んだ

存在している
次元の差はあれど、確かにそこにいる。

曲の始まりと共に仮面を外し、動き出す四人
響き渡る四人の歌声、バンドの演奏、歓声
数年追い求めたものが目の前にある。

ペンライトを振ることも忘れ、私はステージを見つめる
剣持刀也はそこにいる
インターネットを通して見ていた彼は、ステージ上にいた。
いつの間にか涙が出ていた

涙が止まらなかった
興奮やら、感動やらで全てがぐちゃぐちゃになった
今この場にいることがとても嬉しくて仕方がなかった。

コールや歓声を飛ばすのに羞恥心などはなかった
彼がステージ上でパフォーマンスをすることを全力で応援し、応えたかったから。

サイドモニターに剣持の顔が抜かれた時、
剣持はとても笑顔だった
一回じゃない、剣持はずった笑顔だった。
楽しそうに歌う剣持がとても眩しかった
生きててよかったと心から思った。


二時間のライブ、とても長いような短いような
けれども、永遠って感じがした。

終わりが近づくにつれて寂しさが増した
終わって欲しくなかった、まだここに居たかった。

けれど、あの四人は前を向いていた
真っ直ぐこちらに向き合ってくれていた。

「これからもっと楽しくなる」

「皆さん、力を貸してくれ」

最後の最後に加賀美ハヤトから出てきた言葉

きっと、ROF-MAOを今後どうして行くか色々会議や話し合いがあったと思う
そこで前へ進む決断を取ってくれた、日本中にROF-MAOを広めるとまで言ってくれた
この先があることを約束してくれた。

ここが始まりの一歩だと言うことを気付かせてくれた
とても、満たされた気持ちになった。
こんなにも真っ直ぐ前を見てる四人が眩しくて
そこに剣持刀也がいるのがとても嬉しく、誇らしくもあった。

ライブが終わっても涙と興奮は止まらなかった。
始めは剣持を一目見れたら満足、と思っていたのが
こんなにも心を突き動かされるとは思っていなかった。

あんなにかっこいいオトナを見せられたら、ダサいこどものままじゃいられなくなった
少しでも良いと思えることをしたいと思った。

素晴らしいライブをしてくれてありがとう
全力で走り続けてくれてありがとう
届かなくてもここに感謝を綴ります。