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自然の中で自分を取り戻す。

愛媛に20年ぶりにUターンしてから登山に嵌り、10年。

初めのころこそ、征服欲、達成感、自己満、格好だったけど次第に登山中の
心穏やかな心地よい時間に気づく。

普段人工物に囲まれた街暮らしの中で、自然は良いよね、の基準とはその価値が変わる。

誰もいない山塊(恐らく)でただ1人の時の圧倒的な木々や獣達の意志、気配。

少しずつ自分が山の中に馴染んでいく感覚と感動

歩くは良い。歩けるってほんと良い。土や草や岩の上、でこぼこした地上を感じながら歩くって最高に楽しい。何処までも行ける気になる、その行為以外何も要らなくなる。これ以上意味のある事ってあるか?とまで思えてくる。

そんな事を頭の中でぐるぐる回しながら、山頂前の急登に差し掛かる頃には、
悲鳴をあげる体とは別のように頭の中は波一つ立たない穏やかな湖水面の様

山頂が目的ではなくなったのはいつ頃だろうか。










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