【薬学】複素環の語源1

さて、語源から見る複素環として1つ紹介しましょう

【ピロール】


ピロールはもともとコールタールの成分として発見され、その後骨油(石鹸、蝋燭などの原料に用いられるクジラの骨からとった油)から分離されたものらしいです

ピロール(Pyrrole)はPyrrとoleに分けられます
Pyrrはギリシャ語のピュロスという単語に由来し、ピュロスの意味は「燃えるように赤い」らしいです
これはピロールを塩酸と反応させることで鮮やかな赤色を示すことがこの由来だそう
ちなみに色の種類に「ピロールレッド」があります
続いてoleですが、これはラテン語のオレウム(oleum)が由来です
意味は「油」です
もともとコールタールから発見されたことと非水溶性であることから油の意味を込めて、このoleという語尾になったと考えられます

こんな感じで次は何個かまとめたものを出していけたらと思います

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