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【あと一押し!】1ページ目の記事を1位に上げたい時に考えるリライト施策

すでに1ページ目、もしくは5位圏内の上位表示化ができている記事は、リライトも慎重に行う必要があるかと思います。

手を入れたら順位下がっちゃいました」とかはシャレにならないですもんね。

また「あと一歩・・・」というところまで来ている場合は、競合を参考にし尽くしており、リライトの案が中々出ないのではないでしょうか・・・。過去の経験からも、あとちょっと、というところでのリライト出しはいつも苦しいものでした。

そんな実体験をもとにして、苦しみながら絞り出したリライト施策の着眼点を紹介できればと思います。

SEOコンサル会社で4年間コンテンツSEO支援を専門に行ってきたので、そこそこ再現性はあるかと思います。リライト施策を行なっていく時に、ぜひ参考にしてみてください…!

今回ご紹介するポイントは、かなり大掛かりで工数もお金もかかるポイントがいくつかあります。一旦、現実的かどうかは置いておいて、プラスになるポイントを列挙しているのでご了承を。


さらに順位を高めるために考えたいリライト施策9つ

  • 1.大見出しから深堀解説した記事への遷移

  • 2.中身の情報を具体的かつ信憑性の高いものに

  • 3.具体的な数値・データを付与する

  • 4.図表を追加して視覚的にわかりやすく

  • 5.具体的な関連キーワードをさらに対策する

  • 6.例題、例文、図の例を追加する

  • 7.「使ってもらう」という観点で検討してみる

  • 8.競合がアクセスできていない情報源を探す

  • 9.レッドオーシャンのSERPsを参考にする

1.大見出しから深堀解説した記事への遷移


h2レベルの大見出しで解説している内容は、もっと深堀できることが多く、ビッグワードであればあるほどその傾向は高まります。
それこそもう一つそのキーワードで記事を作れる場合もあるでしょう。

今の見出しに情報を追加するのでも良いのですが、1記事分の情報を加えるわけにはいきませんよね?そんな時は、既存記事があれば「さらに詳しく知りたい方はこちら」と導線を設計します。もし既存記事がない場合は、ぜひ新規に深掘記事を作ることも検討してみてください。

抽象的であまり概要説明に留まることは多いので、ここが補足できると順位がさらに高くなる可能性があります。

Googleはページを評価するのはもちろんそうなのですが、なるべくユーザーの悩みが解決できそうなサイトかどうかも加味します。そこで重要なのが関連記事の豊富さです。「このページでは検索ニーズを満たせないけど、別のページなら満たせるかもしれない」と思わせてくれるページを上位に上げる傾向があるので、深堀記事の設置はとても重要です。

2.中身の情報を具体的かつ信憑性の高いものに


紹介している情報に関して、さらに踏み入った情報を提供できないか考えましょう。

例えばある職種の解説をする記事で、年収を紹介していたとします。
これが「実際の求人で確認した結果このくらいです」という場合。サンプル数は良くて3〜5程度でしょう。

次に、あるサイト内の求人の年収平均値を出しました。という場合。サンプル数は多分100を超えます。

これを比較すると、後者の方が圧倒的に良い情報と言えます。

ですが、さらに良い情報はないでしょうか?
もしも厚生労働省の賃金構造基本統計調査に入っている職種があれば、こちらのデータを引用した方が良いはずです。
国が実施している調査なので、多分これに勝てる情報はありません。(回答者の属性など、別の新しい切り口を発見すれば勝てるかもしれません)

こういう具合に、記事の中で掲載されている情報をより強くできないかを探り、中身を差し替えていくのも有効なリライト施策です。

この際に考えたいのは情報の質の高さです。ソースがしっかりしており、専門的なものほど情報の質は高くなります。
この情報の質を担保する方法として、「site:」検索などを使い公的機関の情報だけを抽出する、論文検索で学術的な情報にも触れてみる、といったアプローチが考えられます。

「これ以上ない」と思ってもリサーチすれば案外情報は掘り出せるものです。ここは時間さえかければ質を簡単に上げることができるポイントでもあります。時間の許す限りリサーチすることをおすすめします。

3.具体的な数値・データを付与する


基本的なことではありますが、具体的な数値を基に語れると良いコンテンツになります。
「〇〇の傾向があります。」
「〇〇が一般的です」
といったところに具体的なデータを持ってきて信憑性を高めるのも立派なリライト施策です。ここで注意していただきたいのは、具体的な数値やデータがないとだめというわけではありません。あくまで「あると良い」という認識です。データがなければ記載できないとなると、感覚や経験則を入れられなくなるので、過度にデータを意識するのもナンセンスです。あくまでマストではなくウォントであると考えてください。

ここも対応していくと切りがないところではあるのですが、前述した「中身の情報を具体的かつ質の高いものに」の項目でさらった情報の中で使えるものがあれば適宜入れていくと効率的です。
業界の人なら思いつく有名な数値データは結構あるものです。ここを専門性の高い方に聞き込みして拾っていくのも記事の質に直結します。

ただ使える情報というのはサイトによっても異なるのでそこの見極めも大切です。例えば他社データなどは、利用するのは基本的に難しいでしょう。ですがそこで諦めず、なるべく代替案を探るようにしてください。自社で埋もれている調査データを引っ張ってこれないかをまずは検討しましょう。なければ、アンケートなどで調査を実施できないかも検討します。

工数的に厳しければ、国など公的な統計データがないか確認します。「全く回答しない」と「何かしら回答する」には大きな隔たりがあります。多少レベル感が低くなったとしても、「回答することができないか?」模索するのは大切です。

4.図表を追加して視覚的にわかりやすくする


テキストで解説しているところを、図表でも解説できないかを検討します。

メリット・デメリットを記載しているのであれば、冒頭でメリットデメリットを一覧にして示したり、ルートや手順などを解説する場合は画像でも視覚的に解説してみたり、、、などなど。
具体的な例を上げるときりがないのですが、図表で解説できる部分は探せば必ずあります。

ここを見つけ出し、コンテンツとして追加できるとかなり有効なリライトになります。

元も子もない話ですが、基本的に読者は文章を読みたくありません。そのため文章をなるべく読ませない記事は良い記事といっても過言ではありません。視覚的に理解できる方が、読者の理解までのスピードは上がるので、付加価値になります。

5.具体的な関連キーワードをさらに対策する


関連キーワードの中でも、細かいキーワードをさらに対策できないかを考えます。よくあるのは、シチュエーション別に解説していくものです。

例えば「履歴書」というKWなら「事務」「営業」など職種ごとにも見出しを設けて解説するなどです。

このように関連キーワードを探していくと、かなりニッチだけど同じ記事の中に組み込めそうなキーワードが出てきます。

ここはいわゆるキーワードのグルーピングというやつに近い考え方をします。通常のグルーピングは「履歴書 志望動機」「志望動機 履歴書」といった明らかに重複しているKWを統合するのですが、今回はこれをさらに詳細に「記事に違和感なく組み込めるか?」という観点で行なっていきます。
例えば、「〇〇 メリット」「〇〇 デメリット」などは一緒に記事の中で対策できそうですよね?こういう記事の中に盛り込めそうなものをニッチなものの中から洗い出していきます。

ここは最初に解説したところとも被るのですが、ベストはその関連キーワードに回答する新規記事を作成し、遷移先として飛ばすことです。これはかなり工数がかかるので、どうしても上げたいキーワード(ビッグワードなど)の場合には見出しの追加だけではなく、新規記事の追加も検討してみてください。

6.例文、例題、図の例など具体例を追加する


視覚的なコンテンツと多少似た施策ですが、こちらは具体例を増やしていくというポイントにフォーカスしたものです。
例えば挨拶スピーチの例文。美容施術後のビフォーアフターを比較できる画像、志望動機の例文などです。


感覚として、業界やジャンルを問わず多くのユーザーは具体例を求めています。志望動機や自己PR、挨拶例文などの文章を作成しなければいけないクエリでは、必ず「例文」というキーワードと共に検索する方がいます。
また美容施術やリフォームなどでは「ビフォーアフター」という掛け合わせキーワードが増えます。
このように「具体的な例」は強力なコンテンツです。もし記事に具体例がない場合は、ぜひリライトで追加してみてください。

「百聞は一見に如かず」と言われるように、具体例を付けると、ユーザーの理解が加速します。キーワードによっては対応が難しい場合はあると思うのですが、可能な限り対応してみてください。

7.「使ってもらう」という観点で検討してみる

「記事」というイメージから離れ、「使ってもらう」という意識でアプローチしてみるのもおすすめです。
Web記事と言われるので、ついテキストベースで考えてしまいがちですが、Webページはもっと自由なものです。例えば「履歴書 学歴」で1位を獲得している下記ページでは自動計算ツールがページに実装されています。


また自己PRで上位を獲得している下記の記事では、自己PR作成ツールへの遷移リンクが設けられており、情報収集だけでなく、「使ってもらう」と言う観点で設計されているのがみてとれるかと思います。


このように、「使ってもらう」という観点から利便性の高いページへ仕上げるというアプローチもおすすめです。

8.競合がアクセスできていない情報源を探す

競合が参照できていない情報源を徹底的に洗い出すことも有効です。
たとえ検索上位を取っている記事であっても、リサーチが甘い場合があり、探せば記事に合致する統計データや情報が見つかるものです。

競合が参照していない情報を盛り込むと、それがオリジナリティと見なされる傾向があり、信憑性も高く、できるだけ価値の高い情報源を見つけ出すだけで、競合に勝てる可能性が高くなります。

公的情報、論文、英語情報、英語論文などです。ネットの有益な情報をできる限り集めましょう。


9.レッドオーシャンのSERPsを参考にする

視点を変え、よりレッドオーシャンであると考えられるKWの記事を参考にして見ると、競合よりも一歩先をい行くアイディアを得られることがありおすすめです。

例えば、「スノードーム おすすめ」という記事で対策をする場合を考えてみます。KW自体がニッチなため、競合性も低いクエリです。そのため競合記事もそこまでしっかりとは作り込めていない可能性が高いと言えます。

そこで「〇〇 おすすめ」で競合性の高いクエリを参考にします。例えば単価の高い「ウォーターサーバー」もしくは「クレジットカード」などがいいかもしれません。実際に見てみると、「選び方チャート」を用意したり、カオスマップを設置してみたりしているのがわかりました。「スノードーム おすすめ」の記事にも選び方の参考になるであろう「選び方チャート」や「カオスマップ」を導入できないか検討します。

今回は「おすすめ」で考えましたが、どんなKWであっても似た検索意図を持っているクエリというのは探せるはずです。

リライトは強力なコンテンツSEO施策です


1位を獲得するためのリライト施策をまとめました。
検索順位1位と2位では、流入率に2倍近くの差が生まれることがあります。
つまり、今流入を多数獲得している記事が検索1位を取れれば、流入数も2倍以上に跳ねます。

今回ご紹介した9つの観点を参考に、最後の一押しをするリライト施策を実施してみてください!


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