見出し画像

2024/3/16 SEO関連ニュースと感想

毎週土曜日に、その週にあったSEO関連のニュース、というか気づきをまとめていきます!できる限りニッチかつSEO効果を高めるのに役立ちそうなトピックを取り上げられればと思います。

毎週更新ですので、よろしければぜひぜひフォローをお願いします!



コアウェブバイタルのFIDからINPに移行

コアウェブバイタルの一つだったFIDがINPに正式に移行されました。
INPはInteraction to Next Paintの略で、視覚的な表示までの時間、を指します。FIDは最初の反応速度を見るのに対して、INPは全ての反応速度を加味します。
こうしてみると、FIDに比べてより細やかな指標と言えそうです。


コアウェブバイタルのランキングの影響についてドキュメント更新

コアウェブバイタルのランキングへの影響に関する言及が更新されました。NP正式にコアウェブバイタル指標になったことを受けて、今回のドキュメント更新が行われたっぽくもあります。
翻訳ですが、追加された項目は下記。

SEO の理由だけで完璧なスコアを取得しようとするのは、時間の有効活用とは言えません。

https://developers.google.com/search/docs/appearance/page-experience#ranking


結構明確に、ランキング向上目的で取り組む必要はないという内容に変わっています・・・
コアウェブバイタルが提唱された時期は、こぞって対策をしていた印象ですが、今はあまり聞かなくなりました。「コアウェブバイタル改善で順位をこれだけ上げました!」という報告もあまり聞かず、、、。そもそも順位を上げることが目的ではないと、当時も言われていたことなので、今回も改めて釘を刺しているような気がします。

寄生サイト、ディレクトリ全体にペナルティを受ける


海外の事例ですが、寄生サイトを入れているドメインが全体でペナルティを受けたとのことです。

前々から寄生サイトには警鐘が鳴らされていましたが、今回でよりそのリスクが高まりますね。
指名検索ですら、表示されなくなるので、積み上げてきた自社のブランドを失うことになります。ペナルティを受けるとWebサイトを持つ意味がほぼなくなってしまいますね。

ドメイン全体にペナルティとなると、本業に大きな支障が出そうです。
過去に別件でペナルティを受けたサイトの案件に関わっていたことがありますが、順位を上げるまでに2〜3年かかってしまいました。
一度ペナルティを受けると本当に後が大変です。寄生サイトを受け入れるのは本当にやめたほうが良いです。


Google 通知機能のテスト


Googleが通知機能のテストをしているようです。気になったサイトの更新情報をお届けする仕組みのようで、履歴からおすすめをレコメンドするGoogleディスカバーに仕組みは少し近いかも。

本格的に実装されれば、メディア系のサイトであれば、かなり恩恵を受けそうです。
またログイン機能のあるサイトであれば、定期的にサイト訪問すると思うので、ここも最新情報をもっとリーチできるようになりそうです。

どちらにせよ、メリットが大きそうな仕様変更で今後に期待です。


ラッコキーワードに新機能追加

関連キーワード抽出で大変お世話になっているラッコキーワードに新機能が搭載。

使ってみた感想ですが、認識できていないトピックを探すのに便利でした。メインで使うというよりも、他社事例の収集も含めて、どんなトピックが存在するのか?を探すのに便利です。

生成AI検索のインパクトについての試算

生成AIチャットによって、検索流入が20〜60%減少する可能性がある、という試算が出されているようです。先週のガートナー社の発表といい、検索流入に関する悲観的なニュースが多いですね。

SGEが本格的に実装されていけば、確かにそのくらいのインパクトはあるかもしれません。トップ表示というのは破格ですし、単純な調べ物をするKnowクエリであれば、わざわざサイトに遷移することもなくなりそうです。

試算60%減少はやり過ぎな気もしますが、プラスに働いていくことはないと思うので、今後の動向に注目です・・・。


Googleが手動対策についてのFAQを更新

海外で猛威を振るっている手動対策の嵐ですが、Googleか正式なFAQが掲載されているようです。

下記、Google翻訳ですが、該当ページのFAQです。
くらってしまったら、あまり役には立たなそうですが、チェックしておいても良いかもしれません・・・

Q: ほんの数ページを修正するだけで手動アクションが削除される可能性はありますか?
A: いいえ、サイト全体の問題に対処する必要があります。部分的な修正によってアクションが削除されることはありません。

Q: Google がスパム ページに対して選択した正規と矛盾しないように、rel=canonical タグを削除する必要がありますか?
A: 一般に、サイトの構造とコンテンツに応じて適切な正規タグを維持することをお勧めします。純粋なスパム行為の場合は、スパムコンテンツ自体を削除または修正することに重点を置きます。

Q: 問題を修正したにもかかわらず、サイトのランキングがまだ良くない場合はどうすればよいですか?
A: 手動操作後のサイトのランキングの復元には時間がかかる場合があります。高品質のコンテンツを作成し、ベスト プラクティスに従うことに引き続き注力してください。

Q: 私のドメインは失われていますか? サイトをビンに入れて最初からやり直す必要がありますか?
A: 純粋なスパムの手動アクションを受けたからといって、ドメインが回復不能な損害を受けるわけではありません。違反に対処し、スパムコンテンツを削除し、サイトを Google のガイドラインに準拠させることで、審査をリクエストし、ペナルティの解除に向けて取り組むことができます。

Q: 私のサイトはスパムとしてインデックスが削除されたのに、依然として他の「スパム」サイトがランキングされているのはなぜですか? A: Google は複雑なアルゴリズムと手動レビューを使用してスパム行為を特定し、罰則を設けていますが、一部のサイトが一時的に
検出を回避している可能性があります。これは、これらのサイトが将来的に処罰されないという意味ではありません。検索ランキングを長期的に安定させるために、サイトがガイドラインに準拠していることを確認することに重点を置きます。

Q: 私のサイトはトラフィックの多くを失いましたが、手動ペナルティを受けませんでした。どうすればよいですか?
A: トラフィックの減少は、SEO の技術的な問題や Google のアルゴリズムの変更など、さまざまな要因によって発生する可能性があります。サイトの包括的な監査を実行して、改善の余地がある領域を特定することが重要です。Search Console でサイトのパフォーマンスを定期的に監視することは、トラフィックの傾向を特定し、潜在的な問題に対処するために重要です。

https://support.google.com/webmasters/community-guide/263428910?hl=en


広告枠で認証表示のテスト中

SEOではなく、広告枠の話になりますが、確認完了した企業であることを示す記載を追加するテスト中のようです。
最近、詐欺サイトをリスティングに上げるのが問題視されていたので、その対策の一環でしょうか。詐欺サイトの広告をなるべく踏まないようにできると良いですね・・・

余談ですし、話からだいぶそれますが、SEOについても、似たような認証性ど来るんじゃないかという考察が・・・。
今までは基本的に全てのサイトを対象に検索結果に表示されていましたが、「認証性になるかもねー」なんて考察している人もいました。権威性というか信頼性を担保する流れは今後も加速していくでしょうし、気軽に発信した情報が検索結果に出る時代は終わりを迎えるかもしれませんね。

検索結果の画像に「いいね」ボタンをテスト中

検索結果に表示される画像へ「いいね」ボタンを実装するテストをしているようです。
最近はSNS意識のテストが本当に多いですねー。「いいね」をもらえるような画像作り、は重要になっていくかもしれません。
Know系クエリだと現状ではアイキャッチ画像が表示されることが多かったですが、図解系のコンテンツが評価されると個人的には嬉しいです。
Know系での画像検索は、視覚的な解説を求めていると思うので、ここが改善されると記事作りにも大きく影響が出てきそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?