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焦燥と鈍感

三連休の中日の土曜日は娘の受診だった。
この数ヶ月で体重が増え、半年前より6㎏も増えた。
2ヶ月前に大学病院を受診した時にも、生理が何年も止まっていることを心配し、体重が増えたら人工的に生理を起こす薬を使った方がいいのか医師に聞いたら、生理が体重が減る前に順調に来ていたなら、体重が増えて体内が整うまでに約半年かかるけど、また自然に生理が来る、との見解だった。
いつの時点から半年なのかはわからないけれど、娘は1月の国家試験の日に生理が来て、急な出血や痛みがあったらどうしよう、生理が自然に来るのを待つより、体に生理が来ることを思い出させるために薬を使って生理を起こした方がいいのではないか、と心配し、今かかっている医師に相談した。
婦人科の医師ではないし、男性でもあるので娘の焦る気持ち全てを理解できなかったようだ。
専門医ではないから仕方ない、と私は思ったが、医師の「長い間生理が来ないと子宮が収縮してしまう」という言葉にショックを受け、泣き出してしまった。
私は横で聞いていて、生理が少しでも早く来て欲しいと焦る気持ちを理解してもらえないから泣いているのかと思ったが、「子宮が収縮してしまう」という恐怖から泣いてしまったことに後から気づいた。
将来子供が産めないかもしれない不安もあり、帰りの車の中で娘はずっと泣いていた。

娘の気持ちに寄り添いたいと思いつつ、娘の気持ちの全てを理解できず、医師に「子宮が収縮」という言葉を使って娘の後に質問をしてしまった鈍感な自分が恥ずかしいと思った。

でも今は、とにかく体重を増やして体を元に戻すことが大切。
そして薬の力ではなく、自然に生理が近い将来来ますように、と祈るばかりです。

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