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ちょっと昔のこと

前回は方向性とか戦術とかを
書いていきますと書いたのですが
そう書いてから考え続けているのですが
その事について書く前に
僕はどうなりたかったのか、というところから書くことにします。

二十代の僕と兄はエクステリアの工事をメインにしていて
庭づくりの依頼が入れば喜んでするという感じでした。
自分達としては庭づくりをしたい
そのための勉強もしていたし情熱もあった
でもエクステリアの仕事に追われ
やっときた庭づくりの依頼に100%の力を出せているかというと
残念ながらそうではなかったように感じていました。
いつかは毎日の仕事を
造園的というか植木屋的仕事だけをしている僕になりたかった
どうすればそうなれるのか
散々兄と悩んだ結果
不器用な僕たちはそれまでの植木屋的でない仕事を
全部辞めるということにしたんです。

そのときに兄と決めたことは
日々の仕事に嘘をつかないということです。

僕たちじゃなくても誰でもできる仕事はしない
僕たちが植木屋的だと思わない仕事はしない
SNSなどでかっこをつけた嘘の投稿はしない
できるだけ正直に日々の仕事に取り組もうと考えていましたし
今も変わらず取り組んでいます。

すべてを辞めた頃はほんとうに仕事がなかった
でも今思えばその頃にどうすれば良いのかを
たくさん話し合えたことはすごくよかったと思います。

振り返って考えると
戦術的なものは?というと
「できるだけ正直に嘘をつかない日々を送るようにする」
ということだなぁと
言葉にすると簡単だけど
日々を送ることはとても大変で
なんとかフラフラと迷い迷いではありますが
今まで自分たちなりにしっかりとやってきたと思います。

もう一つの
方向性については次回に書いてみようかと思います。

追伸というか
エクステリアの工事を辞めて庭づくりをと書いていますが
決してエクステリアの仕事が庭づくりよりも下だとかそんな風に思っていません。
ただ僕たちは純粋に庭をつくりたかったんです。
なぜかはわかりません
その衝動のまま
当時の仕事のすべてを辞めただけで
あの頃も今も僕たちは純粋に
庭を作りたいだけなんです。

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