見出し画像

僕なりのコンセプト

前回の記事では
できるだけ正直に!!嘘をつかない!!
ということを大切にしていますと書きました。
それとは別に僕には僕のコンセプトみたいなものがあります。

僕の生まれ育った地元には一年に一回、夏になれば
布団太鼓という神輿よりもひとまわりくらい大きいものを担いで
地元を練り歩くという祭りがあります。
岸和田のだんじり祭りみたいに大きな規模ではなく
小さな村祭りですが
16歳から24歳までで構成している
青年団という地元の若者の団体が村祭りを取り仕切ります。
7月に祭りがあり、何ヵ月も前からその準備が始まり
青年団の仲間で祭りをつくっていきます。
田舎なので怖いヤンキーの先輩が(ホントにたくさん)いて
ヤンキーではない(ビビリの)僕たちの世代(2歳上の兄から僕の4歳下くらいまでかな)は
どうやってヤンキーの先輩たちからサヴァイブしていくか
というのが僕たちの祭りにおける日常でした。
「じゃあ行かなければいいじゃん!!」と言われそうですが
参加はもちろん自由なので参加しない人もいるんですが
祭り、そして青年団に参加することは
地元で生まれ育った僕
しかも植木屋の息子にとっては
普通のことだったんです。

そんな僕たちの世代はヤンキー先輩のおかげで
どんどんと結束していき
めちゃくちゃ仲の良いメンバーになっていき
僕はあることに気づいたんです。
祭りの本番(というか祭り)はそんなに好きではないけど
みんなでワイワイとする用意は大好きだ!と
ホントにいろんな用意をするので
毎年、質(祭りのではなく用意の)を上げるために話し合い
それぞれの特技を出し合い
祭りを作り上げていく用意の楽しさと言ったらたまらなくて
その時の経験(共同作業とかモチベーションとか)がけっこう仕事でも役に立っていたりします。

あーこんな時間がずっと続けば良いのにと何度も思いました。

そんなに楽しいことがずっと続くわけもなく
青年団は24歳までで
その後はOBになり祭りに参加するのですが
楽しかった用意もなくなり
あの頃のあの感じはもう戻ってきません。

うーん、そうかもう祭りでは味わえないのかー
と寂しく思っていたのですが
グリーンスペースであの祭りの用意の
感じを出せないだろうかとふと思いました。
題して「ずっとはじまらない祭り」
なんか永遠の夏休みみたいだなぁ
言葉にするとダサいなぁと思いつつ
仕事と地元の祭りはぜんぜん違うともわかってはいますが
全力で何かに向けて用意するってなかなか楽しいもので
もちろん毎回、毎現場と完成はありますが
もう少し大きなというか
グリーンスペースの夢みたいなものに向けて用意を
終わらない祭りをしていけたら最高だなぁと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?