古志野光

音楽表現ユニット【グレゴールの憂鬱】 Lyric/Vocal/novel/短歌

古志野光

音楽表現ユニット【グレゴールの憂鬱】 Lyric/Vocal/novel/短歌

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『可愛い僕には旅をさせよ。』

人生を旅に例えて 旅なんて したことなくて 鈴虫が鳴く 好きだって言ってもらえる自分しか 愛せないまま髪を伸ばして 究極の自分探しは絵を描いて 誰のパクリか探す絶望 鶏の声で目覚める 青春が 終わったような朝日の中で ― 古志野光

    • 『花はいらない』

      僕たちに花はいらない 頼まれた トイレ掃除を終わらせながら 「おいしいね」に「美味しいね」ってこだまする 二人のための花はいらない どうせなら右手の甲に埋め込んだ マイクロチップで花を愛でたい 花のない花瓶のような二人でも 並んでいれば未来は香る ― 古志野光

      • 再生

        「ハッピーエンド」

        produce by グレゴールの憂鬱

        • 「涙が渇れる前に」

              「涙が渇れる前に」     「大丈夫」以外の言葉を探しても 見付からないまま またキスをする   笑っていられたなら それだけでいいのにな 朝日が昇る前に僕らは手を繋いだ     光らない携帯 眺めてばかりいる 光らないまま眠れたらいいのに   笑っていられたなら それだけでいいのにな 朝日が昇る前に僕らは手を繋いだ   枕に顔を埋めても 毛布を強く抱きしめても 胸の嵐は晴れないけれど ほら、カーテンの隙間に星   笑っていられたなら それだけでいいのにな 朝日が

        『可愛い僕には旅をさせよ。』

          「何処」

              「何処」     靴擦れとハイヒール 吊革に捕まって 約束ばかりだけが 降り積もっていく手帳   誰にもなれないまま 青空に黄昏て 遠くに見える雲に なにも感じないまま   何処かに行ってしまいたいような 何処にも行きたくないような そう言えば牛乳が賞味期限だったな   星に願いを込めて 飛んでいく彼女たち 大袈裟に笑うから 少し悲しくなるよ   優しいあの人には 話さないこともある すべてを受け入れて ほしいわけじゃないから   何処かに行ってしまいたいような

          「何処」

          『まだ何も知らない子らに。』

          まだ何も言ってないのに相談に 乗ってくれると言われ続けて 教室のすべてが青く回帰して 誰のためでもなくなっていく 見境のない太陽が射し込んだ 教室のドア 教室のドア 好きだったことも含めて好きだった ことも含めて嫌いになった 教科書に従うことも出来ぬまま 虚しく思うこともできずに ― 古志野光

          『まだ何も知らない子らに。』

          『平和にはカロリーがない』

          頭蓋骨 一本残る髪の毛の ような原爆ドームの狼煙 どれだけの悲しい今日があったとて 忘れてしまう終戦記念日 殺し合う兄弟達から流れ出る 涙は母の子宮に還して セックスをやりたいみたいに戦争を やりたい奴がきっといるんだ 平和にはカロリーがない 金のない 頃の公園デートのように ― 古志野光

          『平和にはカロリーがない』

          「ヤドカリ」

              「ヤドカリ」     海の見える家にしよう 狭くていい 古くてもいい 長く住む気はないけど 暖かい風の抜けるところに   町外れの喫茶店で アルバイトを出来たらいい 休みの日には朝から 自転車で隣町まで出掛けるの   靴はみんな捨てていくわ 出掛けるのが楽しくなるように 窓を開けて眺めるの あなたの知らない町並みを     坂の上の赤い屋根の 可愛らしい 家にしよう 幸せだったことだけ 詰め込んだひとり暮らしにしよう   友達は作らないわ 離れるのが寂しくなる 年下の

          「ヤドカリ」

          『馬の骨』

              『馬の骨』     このままどこまでも バスで旅に出よう 道端の花にしらけながら 約束を忘れながら   バッティングセンターの 虚しさに負けて 公園のベンチに寝転んでは お金を気にしている   冗談みたいな毎日を 誰にも成れずに生きていく 誰にも似てない夢を見て ファッション雑誌を読みあさる     嘘ばかりついてきて 傘のなかで眠る どしゃ降りの雨のなか 野良猫と夜のなか   白熱電球の 惨めさに溶けて 手頃なロープを首に巻けば 明日が恋しくなる   冗談みたいな毎

          『馬の骨』

          『嫌な、夜に。』

          オオカミに食べられながら少年は 少し笑っていたんじゃないか 「清純派」だった彼女の「清純」は 水着と共に僕らに溶けて 自由だと歌う僕らの自由ほど 朝日と共に不自由になる 今日だけはどうか勘弁してください 明日も勘弁しててください ― 古志野光

          『嫌な、夜に。』

          昔書いた連作短歌。

          なんだか懐かしくて纏めてみました。

          昔書いた連作短歌。

          歌詞。

          自由に製作してください。 ― 古志野光

          自由に製作してください。

          音楽を付けてくださる方は 自由に製作してください。 ― 古志野光

          自由に製作してください。

          自由に製作してください。

          作曲者を探しています。 音楽を付けてくださる方は どうぞ自由に製作してください。 ― 古志野光

          自由に製作してください。

          短歌五首。

          短歌五首。

          新作です。

          先日発表した新作二つ目です。 またライブできる日を楽しみにしてます。 ― グレゴールの憂鬱

          新作です。